YURAサマが提示する「あなたの楽しみを満たす空間」。それが「Nakano Space Q 」/「ミュージシャンが本気で行っている、もう一つの本職シリーズ~Vol.4(前編)~」

2020年07月07日 | ライフスタイル

本職はミュージシャン。でも、想いが強すぎるあまり、音楽の創作やライブ活動と並行し、本気で始めてしまったもう一つの本職を持つ人たちがいる。
いわゆる片手間ではない。音楽だけで食べていけないから、生活のためにと始めたわけでもない。ミュージシャン/バンドとしてしっかり生活の糧を得ながら。そのうえで、想いが強すぎるあまり、その職業にも本気で打ち込んでしまった。そんな人たちをここでは紹介したい。

YURAサマが立ち上げた、楽しい妄想を具現化した2つの世界。それが多目的スペース「Nakano Space Q」と隠れ家カフェ「Three Point Cafe -Roppongi-」


Psycho le CémuとTHE BEETHOVEN、Brotherではドラマーとして。Daccoではシンガー&ダンサーとして。/YURAサマ(ソロ)としてはマルチパフォーマーとして活動。いくつもの表現スタイルを用いながら活動を続けているYURAサマ。脳内へ次々と沸き上がる構想を具現化してゆくうえで一つの器では足りないことから、彼は、いくつもの表現の形態を用いながら音楽活動を続けている。
 だが、YURAサマの構想は音楽表現だけに止まらず、「音楽を楽しむ」うえでまつわる事柄にも広がりだした。その想いを具現化させたのが、中野にある多目的スペースの「Nakano Space Q」であり、六本木(六本木ヒルズ近く)に作ったブルックリンスタイルの隠れ家カフェ「Three Point Cafe -Roppongi-」になる。
ここでは、みんなが幸せになる空間をリーズナブルに提供している「Nakano Space Q」の魅力について紹介しよう。

「Nakano Space Q」は、その人の才能を活かし、育むための場。


まずは、YURAサマが「Nakano Space Q」を設立した経緯を、本人の言葉を通して紹介したい。

「「Nakano Space Q」を設立したのは、もう3年前になります。それ以前から、Daccoの活動の一環とした始め、インストラクターの免許まで取得したエアロビの技術を活かそうと、レッスン教室を行ってきました。その頃は、教室を開くたびにスタジオを借りていました。だけど、自分のスタジオがあったほうがもっと融通を聴かせられる。それにスタジオがあれば、バンドにまつわる様々なイベントでも使えるじゃないですか。
僕には、「何時か形にしたい夢」があります。それが、僕自身が生徒たちに技術を教え、それを、ご家族なども交え、みんなの前で発表をする「音楽発表会」を行うこと。そのためには、自分がレッスン業をやるための場が必要になるんですよね。そこから、「そういう場を自分で作ってしまおう」と思ったのが、「Nakano Space Q」を設立するきっかけになりました」※防音スペースを作ろう動画はこちら

日々、様々な活動を行っているYURAサマだけに、自身の行動の利便性を補ううえでも、自分が自由に使える多目的スペースを持つことは、とても理に適ったことだった。加えて、身近な仲間たちの活動をサポートする場所という目的も、YURAサマは「Nakano Space Q」の存在する意味に重ねていた。

「音楽業界が不景気だと言われだして、もう10年以上経つと思うんですけど。僕くらいの年齢(40歳)で、今でも音楽で食べている人たちって、技術が優れているのはもちろん。人としてもしっかりしている方たちばかりなんです。そんな人たちでも、やっぱし「活動を続けていくのは大変」と嘆くわけですよ。だけど、そういう人たちが「自分の持っている技術や知識を用いて、もっと音楽にまつわるビジネス」が出来たら、その人たちが長く活動出来る可能性だって広がるわけじゃないですか。それを行ううえで一番適していたのが、「防音の効いたフリースペース」でした。
 そういう空間があれば、イベントはもちろん、音楽教室だっていろいろ開催できる。実際に、そういう場所を探しているミュージシャンたちもいた。そういう話を仲間たちとしていく中、都心で、しかも家賃もリーズナブルな物件を発見。それをきっかけに、「Nakano Space Q」を立ち上げたわけなんです」

仲間たちと集まり、巨大なプロジェクターにLIVE映像を映し、爆音で楽しむ疑似ライブ空間としても楽しもう。


現在、「Nakano Space Q」では、YURAサマが定期的に行っている「エアロビ教室」はもちろん。様々な利用者たちが、自分たちが「楽しむ」ための表現の場から、本番の準備を行うための場としてなど、いろんな目的を持って利用している。たとえば…。

・「トークイベント」や「アコースティックなライブ」、「インストアイベント」の開催場として。
・「レッスン教室」や「講演会」の会場として。
・バンドやシンガーの「練習スタジオ」として。
・「アイドルの公演」や「撮影会」「握手会などを兼ねたインストアイベントの会場」「書籍のサインを入れた販売会場」として。
・舞台公演を控えた劇団が「舞台稽古のための場」として。
・コスプレイヤーを筆頭にロリータ系の服など、趣味の洋服を着ながらの、友達どうしやプライベートも含めた「撮影会」の場として。
・「結婚式の二次会の会場」や「友人の誕生会」など、プライベートなパーティ空間として。
・「MVの撮影場所」として。

いわゆる「発表会」の場や「目的のための練習の場」、「趣味を楽しむ場」「仲間と共有する場」としてなど、「Nakano Space Q」は様々な方々がいろんな利用の仕方をしている。でもこの場所では、それだけではない、こんな楽しみ方も行われている。

「Nakano Space Q」はネット環境も充実していることから、最近、コロナ自粛の影響から増えだした「無観客ライブ生配信」を、この場所から行う人たちが増えてきた。
面白いのが、「無観客ライブ生配信」する側の人たちが利用するのみならず、「無観客ライブ生配信」を観たい人たちで集まり、この空間で「ライブ鑑賞」する人たちも増えていることだ。

もともと「Nakano Space Q」はライブを行える会場でもあるように、爆音で音楽を楽しむことができれば、巨大なプロジェクターも設置してることから、それを観ながら「ライブの疑似体験」を行うことも可能になっている。
ライブハウスも、ようやく観客たちを入れ始めたとはいえ、まだまだ集客環境の厳しい状況にあり、今も「無観客ライブ生配信」は積極的に行われている。ならば、それを仲間たちとライブハウスと同じ環境を備えた疑似空間で楽しもうと、レンタル料金もリーズナブルで広さもある「Nakano Space Q」でライブ鑑賞会を行う人たちが一気に増えだした。

じつは、以前から同じように、大好きなバンドやミュージシャンを応援する仲間たちが集まり、発売したばかりのLIVE DVDをみんなで巨大なプロジェクターに映し出し、スピーカーから慣れ出る爆音に合わせ楽しんでいる人たちもいた。しかも、「Nakano Space Q」は飲食の持ち込みが自由。つまり、「飲食自由のライブ空間」を作り出し、そこで自由に飲食しながら楽しんでいる人たちもいる。

YURAサマによると、「うちは飲食持ち込みOKということから、以前にもプロジェクターへ桜の木を映し出し、実際にお花も持ち込み、みんなが床にシートを敷きながら、ここで宴会をしていたこともあった」そう。つまり、工夫次第で「ハロウィンパーティ」や「クリスマスパーティ」など、シーズンに合わせたパーティ会場としても使えるということだ。

「Nakano Space Q」に隠された、こんな素敵な気配りの数々。


「Nakano Space Q」には、利用者のための細かい心配りもいろいろ施されている。ここは、YURAサマの言葉を借りようか。

「「Nakano Space Q」は様々なイベントスペースとしても利用していただいていることから、お客さまたちの混雑で生まれる我慢を強いられないように、トイレも3つ用意してあります。
大半のレッスン場の場合、着替えもそこで行わなければいけないことも多いです。でも、ここはライブ空間であり、同時にプライベートを重視する空間。なので、お客さまと演者がバッティングしないように配置したドレッシングルームを完備しています。それこそ撮影会で利用する方々は、撮影の場所とメイクや着替えを行う場所を分けてあるので、気兼ねなく自分の世界に入り込めると思います。
そのうえでのこだわりを上げるなら、ステージ上の明かりと楽屋の明かりを同じにしています。そうすることで、最初からステージと同じ映え方でのメイクを整えることが出来ます。そこは、メイクさんにとても喜ばれています。
「インストアイベント」時に、アイドルやバンドマンの方々が、ファンの方と「チェキ会」などの撮影を行ないますが、そのときに場内にパーテーションを用意し、「プライベートな空間作り」も演出しています。そうすることで、後ろで待っている人たちの視線を気にせず、「その人たちだけの空間」として楽しんでいただけると思います。
他にも、撮影会用に、いろんな撮影に適した照明機材も充実しています。ヴィジュアル系バンドの方が重視している飛ばした撮影も得意としていますし、撮影会用に必要な壁紙も置いてはありますが、リクエストしていただければ、対応可能な場合は壁紙も用意しますので、そこはご相談ください」

「Nakano Space Q」はネット配信環境も充実していることから、最近は、この場所で「無観客ライブ生配信」はもちろん、「YouTube用の動画配信」を流す人たちや収録を行う人たちも増えている。そのための設備は完備してあるように、「身一つ」でこの場所に足を運べば、それらをすべて補えるのも嬉しいことだ。

あなたのアイデアで自由に楽しみを彩って。

ここまでいろいろ書いてきたが、「Nakano Space Q」で最も注目したいのが、レンタル料金のリーズナブルさにある。経営者であるYURAサマ自身が、「利用してくださるみなさまの痒いところに手の届く場」にしたいのはもちろん。「イベント会場として利用してくださる方々の利益に少しでも多く還元していただこう」と、僕らは極力金額を抑え、どんな方でも気軽に使っていただけることを一番に心がけています。実際に、みなさまが笑顔で帰られる姿を見ていると、この場を作って良かったなと素直に思いますからね。中野という都心部で、相応の広さがあり、この価格で使用できるスタジオは、他にはなかなか無いと思います」と語っているよう、とても手の届きやすい環境のように、この空間を「あなたのアイデアで自由に彩り」ながら楽しんでいただきたい。

 「Nakano Space Q」では、1日回しや3回しのイベントが行われることもあり、何度もイベントへ足を運ぶ人たちや、仲間たちどうしで事前に集まる場所を求めている人たちが増えている。その人たちの「もう一つの憩いの場」を作ろうと、YURAサマは「「Nakano Space Q」の近くに、みんなが集まれるカフェがあったらいいな」という妄想も描いている。
じつは、その妄想を具現化するための実験の場としてYURAサマは、六本木ヒルズの近くに、隠れ家カフェ「Three Point Cafe -Roppongi-」を1年前にオープンさせた。その理由は…近日公開の、後編をご覧になっていただきたい。

TEXT:長澤智典

「Nakano Space Q」


Nakano Space Q Web
http://nakano-spaceq.com/
Nakano Space Q twitter
https://twitter.com/q_nakano

インフォメーション

Three Point Cafe -Roppongi- twitter
https://twitter.com/CafeRoppongi

YURAサマ twitter
https://twitter.com/YURAsamaTakeshi
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この記事を書いた人

"音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/"

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