演武「シラット」金メダリストの女子高生、初めての和風ロリータを着る!着物代わりにもお勧めな幻想的な美しさ

2020年11月11日 | アパレル

中国ロリータを紹介

中国ではロリータファッションが大流行中。日本では原宿のストリートファッションとして誕生しましたが、中国ではアニメの影響で広まった背景があります。
実際、“中国版コミケ” 「上海Comicup」における出展数の3分の1をロリータブランドが占めるなど、一般層だけでなくオタク層にとっても身近なファッションアイテムとなっています。

中国では独自の発展を遂げたロリータ服のブランドが多く生まれ、ロリータモデルの活躍の場が広がっています。ロリータ服が大好きな女性はどんどん増えており、“中国版twitter”weiboでは作品写真を多く見ることができます。

そこで、日本以上に多様化された中国ロリータ服をモデルさんのフォトレポートを通して紹介して行きます。

和風ロリータ

中国では2015年ごろからロリータ市場が拡大し、ブランドが現在も増え続けています。競争の激化で、より個性的なデザインでなければ愛好家の目に止まらないため、フリルやレース、リボンにとらわれない多種多様なデザインが生まれました。

中国ブランドにおいても和風ロリータは人気です。大正浪漫風のものから、公式モデルが刀を握ったカッコいい系まで幅広くあります。着物は一人で着付けは大変なので、ちょっとした時に着物代わりの選択肢としてお勧めしたいです。

演武「シラット」金メダリストの女子高生コスプレイヤー・KAPIちゃん

プロフィール


KAPI
日本とインドネシアのハーフである高校2年生のKAPIちゃんの強みは、幼い頃から学んできたインドネシア伝統演武「シラット 」。 “シラットJr.世界大会”「PENCAK SILAT PAKUBUMI」演武部門において、2017年・2018年金メダリストの実力者です。舞踊と格闘技どちらの側面も持ち、流派も数百ある「シラット 」で鍛えた身体能力を生かしたポージングは必見です。

2019年からは中国ロリータを着た作品写真もSNSで多く投稿し、新感覚セレクトショップ「Snowdrop to Saint Maria」の試着モデルも務めました。今後の活躍が期待される要注目のモデルさんです。

関連記事:ロリータ服を気軽に楽しめる新感覚セレクトショップ「Snowdrop to Saint Maria」が新宿丸井アネックスにOPEN!人気コスプレイヤー2人がたくさん試着したよ

Twitter:@KAPI_827MP
Instagram:kapi_cos

着用ブランド

ブランド名:CEL
中国内で和風ロリータの人気ブランド。大正浪漫風のお嬢様と着物を軽くした旅装のお姫様の大きく分けて2種類があります。


服名:「神々の祝盃」ヤンパースカート
日本の着物とレースやフリルを織り混ぜ、寿司や波など日本の意匠をさりげなく施していて、蔵造りの町が残る鎌倉や川越、浅草、または旅行先に着て行ける落ち着きがあります。ミニスカートは膝まで隠れていて、動きやすいのにふんわりして可愛い。日本では現在、ロリータネットショップ「Epetice」でお取り寄せできます。

コーデポイント

気高さとどこか儚さを併せ持つ服だったので、9月下旬に満開に咲き誇る彼岸花で撮影してきました。自然光だけでモデル、ロリータ服、彼岸花を切り取った写真は、日本の四季の美しさをありありと感じさせます。

本当にカッコよいんですけど、鮮やかな模様の中にもたくさんの可愛いイラストが隠れているので、近くで見た時にも楽しめました

※今回は「麗Yer’s」主催のコスプレイベントに参加しました。2016年から日本各地にある通常は撮影申請が難しい貴重な場所でのコスプレイベントを定期開催しています。

麗Yer’s:公式サイト






撮影:乃木章 @Osefly
衣装提供:Epetice

この記事を書いた人

「原宿POP」のライター・カメラマン。中国語が得意。2019年に中国ロリータ服に出会い、その多様性と華やかさに惹かれる。市場の成長が著しい中国ロリータブランドやモデルがカンフル剤となり、日本でもロリータファンが増えればと、中国ロリータの取材に注力している。Twitter:@Osefly

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