前向きに明日へ進むため、鳴り響け「ブザービーター」!爆裂顔ラン最強グループ「BUZZ-ER.」の軌跡、そして未来に想いを馳せて。【CHIBAインタビュー】

2020年12月15日 | インタビュー


「爆裂顔ラン最強グループ」として名高いBUZZ-ER.が、メジャー第二弾シングル「ブザービーター」を発売しました。来年2月からは「BUZZ-ER. live tour 2021」もスタート。4月2日にはZepp Tokyoを舞台に「BUZZ-ER. 4th ONEMAN LIVE @Zepp Tokyo」も決定。今回、グループの中からCHIBAが代表でインタヴューに答えてくれました。

僕らの姿を温かく見守ってゆく視線を覚えたときは、「やっぱ、ここが僕らのホームだよな」という気持ちをすごく感じていました。


──BUZZ-ER.にとって、2020年はいろんな意味で激動の年になりましたね。

CHIBA 今年はメジャーデビューの年。4月8日に僕らは2ndシングル「サクラエビデンス」を発売。ここから一気に攻めていこうという春先の時期に、コロナ禍により表だった活動を自粛。そこからはオンラインを通しての活動がメインになりました。
当時は、誰もが経験のないことが起こったことから、BUZZ-ER.としての活動はもちろん、社会的にどうなっていくのか心配や不安を抱えていたのを覚えています。

──他の方々もそうですが、BUZZ-ER.も、活動の軸をオンラインに切り換えました。

CHIBA それが、当時の最善の方法と僕らは捉えていました。配信を通してファンの人たちとお話をするなど、コンタクトを取れていた嬉しさはありました。それでも、僕らは直接触れ合える生のライブという場を大事にずっと活動を続けてきたからこそ、直接触れ合えないことに正直淋しさは感じ続けていました。

──BUZZ-ER.は、配信ライブもやっていましたよね。

CHIBA 何度も経験を重ねてきました。人数の制限がありますが、今でこそ、お客さんも入れたうえでの配信ライブもやっていますけど。初めて配信ライブをやったときは、完全に無観客という状態でした。
あのとき、僕らの目の前に広がっていたのは、設置された数代のカメラ。ライブって、お客さんたちとのキャッチボールとして成り立つものじゃないですか。僕らが投げたボールをどう返してくれるかによって、僕らのボールの返し方も変われば、その場で思いついたアイデアを反映しながらボールを返してゆくこともある。何より、お互いに熱を高めあっていけるところに楽しさや醍醐味があるわけですけど。無観客ライブは、画面の先で観てる人たちがいるのをわかっていても、どうしても一方通行になっているんじゃないか?という疑念も生まれました。一番最初に行なったライブのときは、どう自分のテンションを持っていけば良いのかに苦戦し、また客席の反応がない中、いかに自分の中で高めた熱を冷まさないか考えたことを覚えています。

──それから徐々にお客さんを入れた中でのライブ環境も手にし始めたBUZZ-ER.ですが、当初は、だいぶ限られた人数の中でやっていたんですよね。

CHIBA そうです。当初は、人数もかなり絞られた環境でしたしね。みなさん椅子に座って、声を出さずに観ることはもちろん、観る際にもマスクの上にフェイスシールドを付けてという状態。最近は、以前よりも環境は緩和されましたけど、今でも声出しは不可能のように、まだまだ大変な環境に置かれているのも事実です。ならばと、僕ら自身が今は、新しいライブの楽しみ方をみなさんに提案するようにしています。それによって、お客さんたちのリアクションにも変化が生まれてきました。

──どんな楽しみ方を提案したのか、とても気になります。

CHIBA それこそ手を叩いたり、手振りをみんなで一緒にするなど、声を出す以外の身体を使ったリアクションにフォーカスすることで、お客さんたちとのキャッチボールが増え、何時ものBUZZ-ER.のライブらしさも8割くらいまでは取り戻せているんじゃないかなと思います。今後も新たに楽しめる作品作りを意識していきたいと思っています。

──声を出せない状況がある限り、完全に戻すのは難しいでしょうけど。それでも、お客さんたちと一緒に気持ちを分かち合える環境を手にできたことは大きいですよね。

CHIBA 今は、現在の環境に即したうえで、いろんなアイデアを取り入れながらライブのステージングをチーム一丸となって作りあげています。

──お客たちはみなさんマスク姿ですよね。それでも、楽しんでる姿は…。

CHIBA すっごくわかりますよ。楽しんでる人の表情って、意外と目だけでもわかるんですよね。逆にバラードなど聴かせる歌のときは、真剣な表情でじーっと見つめながら聞いてくれる。むしろ、以前のように騒げない環境になったことから、今まで以上にボクらのパフォーマンスへ注ぐ視線が強くなっています。そのぶん、今度は僕らへ求められるクオリティが厳しくなっていると言いますか、より細かい動きまでみなさん追いかけてくれるから、僕たち自身のレベルもさらに上げていかなきゃと、そこはシビアに受け止めています。

──コロナ禍後、初めてお客さんを前にしたライブを行なったとき、どんな気持ちだったか覚えています?

CHIBA もちろん、覚えています。一番最初は、お客さんたちもじっと観ている環境でしたけど。僕らの姿を温かく見守ってゆく視線を覚えたときは、「やっぱ、ここが僕らのホームだよな」という気持ちをすごく感じていました。僕らも、ファンたちの顔を見ているだけで、沸きだすパワーは、誰もいない環境のときよりもぜんぜん違っていましたからね。

人ってみんながみんな強いわけじゃないし、無理に強がる必要もない。むしろ、弱さや情けない面を見せたほうが、同じ気持ちを感じ、心の拠り所として寄り添ってくれる人たちが多いなと僕らは感じています。

──ライブは、演者側の発する想いをダイレクトに受け止められるように、本当に気持ちと気持ちの触れ合いをしていける場。それがあるだけで、やはり嬉しさもひとしおですよね。

CHIBA それは、僕らも一緒です。とくに僕らBUZZ-ER.のメンバーたちは、一人一人が「想いを届けてゆく表現者」でありたいと思っています。その想いが返ってきたときほど、幸せを覚えることはないですからね。

──BUZZ-ER.の楽曲はとてもダンサブルで、自然と身体を動かしてくれます。そのうえで、どの歌からも、歌詞がしっかり伝わってくるんですよね。そこがBUZZ-ER.の楽曲に惹かれる要素であり、このグループの強みになっている面なのかなとも感じています。

CHIBA その通りだと思います。しかもBUZZ-ER.というグループは、ただ「HAPPY」を届ければ良いとは思っていません。もちろん、すべて忘れて盛り上がろうというスタイルも好きなんですけど、BUZZ-ER.の曲の刹那さや儚い感じを含んでいるのは、メンバーの性格が反映されているからなんでしょうね。
僕たちBUZZ-ER.は、「爆裂顔ラン最強グループ」として活動していますけど。メンバーみんな100%自信に満ちているか…というと、どこか足りてない面があるのも事実です。BUZZ-ER.の楽曲の歌詞に、100%自信を持って突き抜けきれないどこか不器用な主人公が出てくるのも、メンバー自身の性格が反映されているからなんです。

──むしろ、そこへ僕らと同じ「人間臭さ」を感じるし、共感を覚えます。

CHIBA ありがとうございます。メンバーみんな、BUZZ-ER.の歌詞に出てくる主人公たちのように、自信と弱さが混在している人たちばかりですからね(笑)。それこそ、最新シングル「ブザービーター」に登場する主人公こそ僕ら自身の姿と言いますか。力強く前に進んでいこうと言いながらも、何処か頼りなさげにも見えるというか…。

──中には、強い自信を胸に突き進む人もいるんでしょうけど。大半の人たちが、自分の弱さや情けなさと向きあいつつ、そんな自分も認めたうえで前へ進もうとしていくじゃないですか。「ブザービーター」の主人公もそうですけど、BUZZ-ER.の歌には、完璧になれない自分だとわかったうえで、ときには弱さを認めつつも前へ進もうとしてゆく主人公たちが多い。だからこそ自分たちと同じ匂いを感じ、強く共感を覚えるんですよね。

CHIBA 人ってみんな、何処かしら弱い部分を持っているものじゃないですか。それは、僕らも同じ。BUZZ-ER.のメンバーどうしを見ていても、自分の弱さをお互いに認めあいながら、そのうえで前へ進んでいこうとしています。それこそ「ブザービーター」の歌詞にも記されているように、無理しなくたっていい、そんな弱い自分をわかったうえで未来へ進んでいこうという姿勢は、僕ら自身の姿であり、そういう人たちも実際に多いと思いますし、その姿に共感してもらえているのであれば、そんな嬉しいことはないですからね。

──世の中には、人の気持ちの背中を押してゆく歌は数多くあります。そういう歌たちに勇気をもらえますけど、かならずしも願えば叶うものではないのが現実じゃないですか。でもBUZZ-ER.の歌は。とくに「ブザービーター」は、「無理しなくてもいいんだよ」と、自分の弱さや情けない面も認めたうえで背中を優しく押してくれる。だから、すごく歌へ共感するんですよね。

CHIBA ただただ強いなって歌詞を聴いて同じ目線に立つのって難しい気がするんです。それよりも、自分の弱さを認め、そのうえで背中を押してくれる歌のほうが心に響くんですよね。僕らもまた、そういう「弱さを認めた自分」の歌のほうが、自分に嘘をついてないぶん自信を持って歌えるし、BUZZ-ER.にも合ってるなと思います。それに、人ってみんながみんな強いわけじゃないし、無理に強がる必要もない。むしろ、弱さや情けない面を見せたほうが、その曲に共感したりその曲を心の拠り所としてくれる人たちが多いなと僕らは感じています。自身が弱い心も認めたうえで前を向こうとする音楽が好きだし、BUZZ-ER.の楽曲もそれを表現しているものが多いです。BUZZ-ER.の音楽に集まってくれる人たちが多くなっていったら、そんなに幸せなことはないですね。

みんな「強いだけではない。でも、けっして弱いだけでもない。その両方を兼ね備えた人間」なんです。

──自分の弱さも認めたうえでと言いますか、完璧ではない、等身大な姿をどの歌にも投影してゆくからこそ、僕らはBUZZ-ER.の歌に強く共感しています。制作陣も、メンバーのことをよーくわかっているからこそ、メンバー自身の気持ちにも重なる歌たちを生み出しているのかなと想像します。

CHIBA その通りです。もともと僕らと近しい人たちで昔から制作をしているため、メンバーも制作の段階で参加しています。もちろん、僕らのことを深く知らない方と一緒に制作をすることでの新鮮な化学反応を生み出す楽しさもわかります。あくまでもメインに置いている制作物は普段の生活面も隠すことなく語れる身近な制作チームと一緒に生み出しています。僕ら自身が等身大の気持ちで歌えるのは、たとえ曲の主人公が架空の人物だとしても、そこにいるのは自分たちの人間性と重なる人物が登場してくるから共感しながら歌えているんだと思います。

──チーム一丸となった姿勢が、僕らと同じ目線で語りかける歌の数々を生み出しているんですね。

CHIBA そうだとしたら嬉しいです。このチームのもう一つの強みが、結成した3年前…もうすぐ4年前になりますけど。その頃から誰一人メンバーが変わってないこと。四六時中一緒にいるように、今や家族以上に長い時間を共にした仲間たちのように、お互いの長所も短所もわかったうえで理解しあっている関係だし、一緒にいてとても居心地好いんです。その空気を、身近にいる人たちが感じながら楽曲へ映し出しているところも大きいんでしょうね。

──「ブザービーター」は等身大のメンバーたちの想いを投影した楽曲ですが、C/Wに収録した「It’s OK」と「Beautiful Night」はリアルなメンバーたちというよりは、架空の物語として作り上げた曲たちになるのでしょうか?

CHIBA この2曲に関しては、そうです。「It’s OK」は女性目線、「Beautiful Night」は男性目線の歌です。物語のような歌とはいえ、男性目線で歌った「Beautiful Night」は僕ら自身の感情とも重ねながら表現していますが、女性の目線の「It’s OK」に関しては、架空の女性を投影して表現しています。そこは一つの挑戦ではありましたが、トラック面に関しては何時ものチームで慣れ親しんだサウンドだったので、どこか安心感がありました。どちらの楽曲もBUZZ-ER.の音楽をが好きで聞いてくれている人たちには「何時ものBUZZ-ER.だな」と感じていただけるんじゃないかなと思います。

──「It’s OK」に登場した女性は、だいぶ強気な姿勢でせまりますよね。

CHIBA とてもSっ気満々な、それこそロングヘアーをかき上げているような女性がイメージです(笑)その女性が、「わたしについて来い」というスタンスなのですが、それに応えようとする男性側の心情は想像しやすいですが、女性側の心情はなかなか表現が難しいですね。「Beautiful Night」は、スタンスが今までの曲たちと共通している点が多いのでなかなか馴染みやすいなぁと思いますね。

──C/Wの2曲は、シチュエーションも似ているように、もしや連動しています?

CHIBA そこはみなさんで想像を膨らませ、楽しんでください。一つ言うなら、「It’s OK」も「Beautiful Night」も、「ブザービーター」も、そう。出てくる(男性の)登場人物は、みんな「強いだけではない。でも、けっして弱いだけでもない。その両方を兼ね備えた人間」であること。その人間臭さに、僕ら自身の等身大な姿を感じていただけたら嬉しいですね。

「ブザービーター」のMVには、僕らの素の表情を満載しているので、そこも楽しんでもらえたらなと思います。

──2月からは、「BUZZ-ER. live tour 2021」がスタートします。地方へ足を運べるのは…。

CHIBA とても嬉しいことですし、すごく楽しみです。BUZZ-ER.は、11月から関東近郊にも。12月には大阪と静岡のみにはなりますが、ようやく東京以外の場所にもライブで足を運べるようになりました。正直、まだまだ先のことは見えない情勢ですけど、来年より、まずは名古屋・大阪・仙台・福岡・東京と全国5ヶ所ですが、ツアーという形で各地へ足を運べるのがすごく嬉しいんです。これまで配信という形で会ってた各地の人たちにもようやく直接会える日が訪れるように、みんなの期待に応えられるときがやってくるなと、今から楽しみにしています。

──地方のファンの方々は、本当に心待ちにしていたでしょうからね。

CHIBA 今年は一度もツアーを行なえなかったように、本当に久しぶりのツアーになりますからね。僕らは、ずっと音楽を生き甲斐に…生きる糧にし続けています。僕らと同じように、僕らBUZZ-ER.の音楽や僕ら自身の存在を生き甲斐にしてくれている人たちも全国各地にいます。もうこれ以上、そういう人たちの生き甲斐や楽しみを奪いたくない。僕らにとって音楽が奪われることや、仲間(ファン)たちとの繋がりを奪われることのほうが、未知なるウィルスよりもよっぽど怖いし、悲しいこと。
僕らはもうこれ以上みんなの生き甲斐や楽しさを奪いたくはない。だからこそ、ここからもう絶対に歩みを止めない。そのためにも、ぜひ生のライブの楽しさを一緒に感じて欲しいなと思います。

──来年は、2月からのツアーを皮切りに、どんどん規模を広げていこうという意識だ。

CHIBA そのつもりでいます。今回は5大都市ですけど、少しずつですが足を運べる場所を増やしながら、何時かは47都道府県まで広げていけたらなと思っています。

──ツアーのファイナルとなる東京公演は、ふたたびZepp Tokyoに決まりました。

CHIBA 僕らにとっては、前回と同じ場所でありながら、じつはリベンジ公演にもなります。というのも、前回のZepp Tokyo公演のときに、メンバーのSHALFがドクターストップから出演できず、6人で舞台に立ちました。僕らにとってZepp Tokyoは、これまでのライブ会場の中でも最大規模だったからこそ、もう一度あの舞台に7人で立ちたいと願い続けてきて、そしてようやくその願いをふたたび叶えることが出来ます。
前回のZepp Tokyoでの、何千人もの方たちの視線を集めたステージ上からの光景が今でも忘れられません。だからこそ、7人であの感動をしっかり味わいたいんです。正直、その時期を迎えないことにはどういう状況でライブを行なえるのかは僕らもわかりません。でも、こうやって全国ツアーという形を取って、ふたたび道を進みだす限りは、もうその足は絶対に止めませんし、ここからどんどん先へ繋ぎ続けていきます。とにかく「進むんだ!!」と決めたからには、やるしかないと思っていますから。

 

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──その言葉、とても頼もしいです。ところで、「ブザービーター」って、スポーツで使われる用語なんですよね。

CHIBA 「ブザービーター」とは、時間切れギリギリでシュートを決めるときのことを現した言葉なんですけど。コロナ禍により、僕らの身近からも活動休止や解散をするという報告を耳にすることが増えました。そんな逆風の中でも、僕らは絶対にあきらめない。その気持ちも、僕らは「ブザービーター」という言葉へ記しました。

──だから、「ブザービーター」のMVではみんなでバスケットをやってるんだ。

CHIBA そうです。しかもあの映像の中では、みんな撮影というよりも、無邪気な少年に戻ってわちゃわちゃ楽しんでいましたからね。あのMVには、僕らの素の表情を満載しているので、そこも楽しんでもらえたらなと思います。

僕自身がつねに音楽人であり、アイコニックな存在でいたい。だからこそ、その時代や求められる音楽性と自分のルーツを掛け算しファッションや心持ちを変えることは定期的にやっています。

──CHIBAさんのファッション感についても教えてください。

CHIBA 僕が大学進学に合わせ上京したのが8年前のこと。当時よく通っていた街が原宿でした。僕は、地元の岩手県に住んでいる頃からファッションが大好きで、よくファッション誌を読んでいました。そこに出てくる洋服店や美容院などがことごとく原宿なんですね。その理由もあり、原宿へ通うようになったんですけど。原宿って、歩いてるとよく「写真撮ってもいいですか?」という雑誌の取材スナップが行なわれているじゃないですか。それに声をかけてもらいたくて、人とはちょっと違う格好をして目立つようにしていました。そうして実際に撮影を受け、雑誌に掲載になったこともあって、喜んで地元の友達に報告したり(笑)。そんな思い出もあるくらい、僕にとって原宿は刺激的な場所です。
原宿は、いろんなカルチャーをギュッと凝縮した街。それこそ奇抜な格好をしていても違和感ないどころか、むしろ「原宿の人」という姿としても捉えてもらえる、そこが僕は好きなところです。

──原宿という街自体が、オールジャンルのカルチャーを呑み込んでいれば、いろんな時代の空気をずっと内包している街ですからね。

CHIBA そこが魅力ですよね。僕自身、ファッションの好みも、その時代の自分の気持ちのモードに合わせ変化しています。たとえ趣向が変わろうと、原宿には、つねに求めるものがある。ほんと、飽きることのない街ですよね。

──CHIBAさん自身、そのときの気持ちの変化によって、ファッションも変わってきた方なんですね。

CHIBA 僕自身がつねに音楽人であり、アイコニックな存在でいたい。だからこそ、その時代の音楽性と自分のルーツを掛け算し、ファッションや心持ちを変えることは定期的にやっています。
ファッションもそうですが、自分のライフスタイル自体がそう、「自分らしさを楽しむ」ことをいつも心がけています。しかもファッションは、そのスタイルになることで、自分の気持ちのモードも自然に変えていける。気分を引き締めるときや大胆に攻めたいときには、それに合う格好をすることで、自分の気持ちも自然にそう変化してゆく。そういう楽しさも、ファッションにはありますよね。

──確かに。

CHIBA BUZZ-ER.としての作品ごとの衣装にも、それは現れています。今回、白い服を身につけているのも、ここで一度気持ちをリセットし、爽やかに、ニュートラルな気持ちで前へ踏みだそうという意識を表してのことです。同時に、等身大の人間性を示すうえでも、まっさらなということで白を基調にした服を選びました。

──最後に、改めて「ブザービーター」についてひと言お願いします。

CHIBA 「ブザービーター」は、疾走感のあるバンドサウンドがベースになっています。歌詞には、メンバーみんなの前を向いて進んでいこうとするポジティブな気持ちを投影しています。今もまだまだ心に暗い影を落とすニュースが多いですけど。そんな時代だからこそ、みんなの心に「ブザービーター」を通して元気を届けたいなと思っています。
加えて、「ブザービーター」のMVでは、「青春力」をテーマにした撮影を行ないました。あの映像の中、僕たちは制服姿になれば、みんなでバスケットをするなど、「学生の頃のピュアな気持ちに戻って」というコンセプトのもと、みんな10代の頃の自分たちに戻った気持ちで楽しく撮影を行ないました。そんな、「ここからもう一度スタートしよう」という想いも込めた「ブザービーター」、ぜひ耳にしながらここから一緒に新しく始めましょう。

TEXT:長澤智典

メジャー2ndシングル「ブザービーター」

メジャー2ndシングル「ブザービーター」
2020年12月2日 Release!!


■初回限定盤
CD
1. ブザービーター
2. It’s OK
3. Beautiful Night

DVD
1. ブザービーター -Music Clip-
2. BUZZ-ER. YouTubeチャンネル番組「なんもでねぇーよ」特別編
「MV撮影メイキング de なんもでねぇーよ…やってみた」


■通常盤TYPE-A
1. ブザービーター
2. It’s OK
3. ブザービーター -Instrumental-
4. It’s OK -Instrumental-


■通常盤TYPE-B
1. ブザービーター
2. Beautiful Night
3. ブザービーター -Instrumental-
4. Beautiful Night -Instrumental-

■外貼りステッカー
初回プレス分限定
封入特典:トレーディングカード1枚
(全8種のうち1種をランダム封入)

ライブ情報

BUZZ-ER. live tour 2021

2021年2月22日(月)愛知・ElectricLadyLand
2021年2月23日(火・祝)大阪・バナナホール
2021年3月12日(金)宮城・darwin
2021年3月14日(日)福岡・BEAT STATION

BUZZ-ER. 4th ONEMAN LIVE

2021年4月2日(金)Zepp Tokyo

SWISH2020~Winter Edition~出演

2020年12月24日(木) HAMAMATSU SWISH@浜松窓枠
2020年12月25日(金) OSAKA SWISH@umeda TRAD
2020年12月30日(水) SHIBUYA SWISH@clubasia

BUZZ-ER.

2017年4月に結成された7人組ダンスボーカルグループ。グループ名は、口コミなどで爆発的に人々の話題を集めることを指す“Buzz”というワードに由来している。2018年9月に初の全国流通となるシングル「CATCH THE DREAM」をリリースした。2019年には春に初の東名阪ツアーを成功させ、8月にZepp Tokyoでワンマンライブを開催した。12月に日本クラウンからのメジャーデビューを発表し、2020年4月にメジャー1stシングル「サクラエビデンス」を発表。12月に2ndシングル「ブザービーター」をリリースする。

Official Site:https://buzz-er.net/
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この記事を書いた人

"音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/"

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