ガールズアンダーグランドカルチャーの先駆者・米原康正によるキュレーション展「属性 / 魔性(Attribut / Femme fatale)」開催

2021年10月30日 | カルチャー

2021.11.5(FRI) – 13(SAT) 12:00 – 19:00 at elephant STUDIO

アーティスト / 写真家 / 編集者として世界中で活躍する米原氏が選出する、時代を映し出すガールズアーティスト6名の作品が集結。


2021年11月5日(金)~13日(土)の期間中、アートプロジェクトプロデュース集団「WATOWA GALLERY(ワトワギャラリー)」と、女子アンダーグランドカルチャーの先駆者であるアーティスト/編集者の米原 康正氏 が主宰する“コラボ”専門ブランド「+DA.YO.NE.(プラスダヨネ)」のプロデュースにより、6名のガールズアーティストのキュレーション展示「属性 / 魔性(Attribut / Femme fatale)」を、渋谷二丁目に位置するオルタナティブスペース「elephant STUDIO」にて開催いたします。

「egg」や「smart girls」などの雑誌を手掛け、90年代から現在に至るまで東京のガールズストリートカルチャーを追い続け先導してきた米原氏は、編集者としてのみならず、世界でただ1人チェキを用いた作品を生み出すフォトグラファー / アーティストとしても活動し、世界中で人気を博しています。本展では、東京女子カルチャーの最前線を見つめ続ける彼が、「魔性」と捉える今の時代を、様々な手法で表現するガールズアーティスト6名を選出し、展示いたします。「少女たちは、デストピアな世界の中で、生を実感するために自らの属性を魔性に変えるしかない(米原氏ステートメントより一部抜粋)」と語る通り、時代を映し出すような作品の数々が並びます。

常に最先端のガールズカルチャーを追い続けてきた米原氏がキュレーションする、今の東京を表す若手アーティストたちの作品を、ぜひご覧ください。

OUTLINE

+DA.YO.NE. × WATOWA GALLERY presents
「属性 / 魔性(Attribut / Femme fatale)」Curated by YASUMASA YONEHARA

日程    2021年11月5日(金) – 13日(土)9日間
時間    12:00 – 19:00
場所    elephant STUDIO 1,2F(東京都渋谷区渋谷2-7-4)
来場    観覧料 500円(税込)~ / 下記URLからの事前予約制
https://artsticker.app/share/events/883
*11月11日(木)は観覧無料
*自身で金額を決定するドネーションシステム。詳細はWATOWA GALLERYイベントページ参照。
出展    友沢こたお、kuua、北島麻理子、PAC CAT、RINKA、横田紗礼 *順不同
主催    WATOWA GALLERY
Instagram. @watowagallery
CONTACT. info@watowa.jp *メールのみ

イベントページ http://www.watowa.jp/news/2021/10/attribut-femme-fatale.html

– 「友沢こたお」作品について –
混乱を避けるため、「友沢こたお」の作品は抽選販売とさせていただきます。ご購入を希望の方は下記注意事項をご参照の上ご応募ください。

*ご来場者のみ抽選にご応募いただけます。お申し込みは、お一人一回とさせていただきます。*お一人の方による複数のアカウントを使用してのお申し込みや、ご住所、お電話番号、メールアドレスの重複は不可とさせていただきます。*会場でのお申込みとQRコードによるお申込みの合致で登録完了とさせていただきます。*注意事項に反していた場合には予告なくお申し込みを取り下げさせていただく可能性があります。

抽選販売についてのお問合せ:+DA.YO.NE. dayone.yonemovie@gmail.com *メールのみ

STATEMENT

これは僕の考えるアート論なんだけど、アートってその時代を映し出す鏡だと思っている。その時代のブームや事件やそれに伴ういろいろな感情を、アーティストが自分の解釈で表現する、がアートなのだ。だから2021年に作られたアートは2021年を表現していないとダメなのだ。ただそれはコロナが流行ったからコロナを描けってことじゃない。その時代の雰囲気を表現して欲しいってことなんだね。自分が住んでる場所で、どんな情報受け取ってどんな作品を作ったのか?が重要ってこと。

今時代は魔性。それもフリではなく真正の魔性。魔性とは社会の慣習的な作法にたじろぐ反射作用であり、処世術への無関心なのだ。それは無自覚な宗教であり思想である。未来の見えないデストピアな世界の中で少女たちは滴り落ちる自らの血液で自分自身の生を感じている。生を実感するために少女たちは自らの属性を魔性に変えるしかないのだ。その事実を示すために今回僕はこんな作家たちの作品を集めてみた。

アーティスト / 写真家 / 編集者
米原 康正

ヨネちゃん(米原 康正 氏)は、ARTでもガールズアンダーグランドの帝王だ!!僕が若かりし頃から名前が轟いていたチェキカメラマンであり、編集者として、ストリートカルチャーや、クラブカルチャー、ファッションカルチャー、アートカルチャーに触れてきた彼は、今と当時の時代の流れをよく知る生き字引のような存在。その中でも、さまざまな時代の女の子達を切り取る能力が素晴らしく、ガールズアンダーグランドカルチャー(ギャルとかガールズとか言い方は時代で変わる)という言葉は、ある意味”ヨネちゃん”を表現するにふさわしい言葉だと感じる。今はすでに、アンダーグランドかオーバーグランドか、ストリートかハイエンドかの境目って、どんどんなくなっちゃったけど、ヨネちゃんが選ぶ独特の感性って、やっぱりどっかストリートで、どっかアンダーグランド要素があって、どっか惹きつける何かを秘めてるってことなんだ。

そんなヨネちゃんがキュレーションする今回のARTIST達は、どこかに、時代の変化や表裏を敏感に感じ取るセンス抜群の若手達。音楽、ファッション、アニメ、など、ストリートから、今の世代を感じ取る、リアルを表現する作品達に、出会えるに違いない。

WATOWA GALLERY 代表
小松 隆宏

CURATOR’s PROFILE


米原 康正 ヨネハラ ヤスマサ

アーティスト / 写真家 / 編集者。東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、雑誌などメディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。早くから中国の影響力を強く感知し、そこでいかに日本的であるかをテーマに活動を展開、現在中国のSNS、微博のフォロワー281万人。編集者からカメラマンに、さらに写真に自らがペイントした作品を国内外の展覧会で発表し、大好評を得る。若いアーティストたちのキュレーション活動も精力的に行い、+DA.YO.NE.というコラボレーションブランドも始動した。

IG. @yonehara69harajuku


+DA.YO.NE. プラスダヨネ

アーティストであり編集者である米原康正が立ち上げたジャンルにこだわらないコラボ専門のブランド。彼の名前が入っているのはもちろん、コラボさせるものを全てプラス方向に向かわせたい等いろんな意味を含んでる。コラボとは彼のキュレーションを指す言葉で、選ぶものも選ばれるものも対等な立場であるということを意味する。2019年の立ち上げ以来毎月2回のペースで個展やグループ展を開催している。

HP.https://note.com/yone_cul_lab IG. @plus_dayone_pr

ARTIST’s PROFILE


友沢 こたお

1999年、フランスのボルドー生まれ、5歳までパリで過ごす。2004年に来日し、現在は東京藝術大学美術学部油画専攻にて修しながら、数々の個展やグループ展に参加する。スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な人物画は、質感や透け感、柔らかさが写実的に描かれ、一度見たら忘れられないインパクトを残す。過激な残酷さをこの上ない優しさで包み込んだような作品群はこの世の中を煮詰めたエキスのような多面性を持つが、表現自体は極めてシンプルだ。2019年久米桂一郎賞受賞、2021年上野芸友賞受賞。

IG. @tkotao TW. @KKKOTAO1


kuua

(寝たり描いたりしてます)_大阪在住

IG. @kuua_art


北島 麻里子

2014年東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業。
自分自身とは何者なのか。北島による表現は、北島自身に向けられているとともに、鑑賞者の内に呼び覚まされる「自分自身」にも向けられている。2014年 東京造形大学卒業制作展「ZOKEI展」ZOKEI賞受賞、2014年 アートアワードトーキョー丸の内2014「倉本美津留賞」受賞

HP.https://mariko-kitajima.site
IG.@mariko_kitaj


PAC CAT

現代美術家。東京在住。
2020年から独学で作品を制作。自由な素材・技法選びとコンセプチュアルな表現が特徴。2020 年のパンデミック、特に東京で生きるなかで受けた、外出自粛下での特殊なコミュニケーションとそれに伴うストレスからインスピレーションを得た様々な暗喩に満ちた作品を発表。

IG. @pac___cat TW. @PACCAT1


RINKA

2001年生まれ。
一つの作品にアクリルやクレヨン、ラテックスやグルーガンなど様々な性質の画材を用いて制作する。エクスペリメンタルな表現や退廃的なものからインスピレーションを受け、それらを日々の思考と感情に共有させ作品に落とし込む。

IG. @rinkafog


横田 紗礼

「ボロボロになっても掴み取りたい夢がある」そんなヒトの感情の、強さと冴えなさを描く。
生き様を見せつけるかのような強い目線と、蛍光色を用いた鮮烈な色使いが特徴。使用画材はアクリルガッシュ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。東京在住。

HP.http://yokotasara.pupu.jp
IG. @sara_yokota TW. @sara_yokota

about WATOWA GALLERY

WATOWA GALLERY ワトワギャラリー

WATOWA GALLERYは、現在の日本のストリートカルチャーやファッション、あるいは独創的かつ先進的なテクノロジーやジャパニーズフィロソフィーを取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心に、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクトプロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。

現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信します。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。

WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティによって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。

HP. http://www.watowa.jp/news
IG. @watowagallery
CONTACT. info@watowa.jp

ART IN TIMES OF CORONAVIRUS

WATOWA INC. / elephant STUDIO では、アートは社会を豊かにする力を持っていると信じております。危機的状況にある社会の中、困難な時だからこそ、アートを部屋に飾ることで、少しでも”HOPEFUL”な気持ちになっていただければ幸いです。開催にあたり、感染症の被害拡大の防止策として、アルコールジェルを用意させていただき、下記の通り運営させていただきたいと思っております。ソーシャルディスタンスを保ちながら、作品を鑑賞いただきますようお願いいたします。

*出入口にて、入場者の検温・消毒・人数カウントを実施いたします。
また、発熱症状等が認められた場合は入場をお断りさせていただきます。
*アポイント制となります。1フロアの入場人数を制限しておりますので、お待ちいただく可能性があります。
ご予約のないお客様のご来廊は遠慮させていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
*1,2Fとフロアがございますが、1フロアあたりに入場いただくお客様は最大5名とさせていただきます。
それ以上になる場合は入場制限をさせていただく可能性がございます。
*マスク着用にご協力ください。
*会場内ではアルコール等によるこまめな手指消毒をお願いいたします。
*発熱や咳等の症状があるお客様は、来廊をご遠慮ください。
*コロナ感染拡大予防のため、ご来場の皆さまのご署名、ご連絡先をいただきます。

この記事を書いた人

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