──それでは、アニメについてお伺いしていきたいと思います!
「URAHARA」は北米のアニメ配信サービス「クランチロール」で連載中のイラストノベル「PARK:HARAJUKU Crisis Team!」が原作。原宿を舞台にしているけれど、インタビュー時にはまだ内容があまり公開されていなかったので、早速あらすじを拝見させていただいたんですが…これはいったいどういうことなんでしょう!?(笑)
るな ふふふ、ちょっとびっくりしちゃいますよね?(笑)
──はい!
「原宿。そこは文化・オシャレ・カワイイが集まる街。りと、まり、ことこの女子高生三人は、その街で『PARK』という期間限定ショップを展開している。」
ここまではとてもよくわかります! しかも原宿に実在するFASHION×OTAKU×CREATIONをテーマにしたお店”PARK”を舞台にしているということで、現実の原宿ともリンクしていて、とても面白そう!
るな そうなんです!
実際に原宿の街並みや、PARKのお店が出てきて。アニメの中の3人も、そこのクリエイターとして活躍しているんですよね♪
新しい文化の発信地”原宿”にある「FASHION × OTAKU × CREATION」をテーマにしたお店。
PARKイメージキャラクターのりと、ことこ、まりのキャラクターデザインはイラストレーターのたなか麦。
http://oplant.tumblr.com/
「URAHARA」の原案ノベル「PARK:HARAJUKU Crisis Team!」はPARKキャラクターを元にしたクランチロールによるスピンオフ作品。
東京都渋谷区神宮前1丁目15番2号 神宮前115ビル2F 2.5SPINNS内
HP: http://www.park-harajuku.com/
──はい。そういったファッションを軸にしたアニメなのかな?と思っていたんです。
そしたら…「ある日地球に宇宙人がやって来て、人間が生んだ文化を奪い去っていってしまう。」→!?
「そこにみさと名乗る不思議な少女が現れ――。大好きな原宿を守るため、三人の女の子が立ち上がる。」→!??え、戦うんですか!?
るな (笑)
そう、私も最初はそんなお話だと思ってなくて! 絵の雰囲気からなんとなく、ゆるい日常系な感じかと思ってたんですが…でも割と毎回、がっつり戦闘シーンがありますよ!(笑) 平和に過ごしていた3人の元に、原宿の文化を奪いに宇宙人がやってくるんですよ。この子達はデザインすることが好きだから、自分たちの文化を奪われないように宇宙人と戦うんです。でも、戦いと言っても、これもまた可愛らしい世界観で。スイーツとファッションで戦うんです。武器が絵筆だったり、キャノン砲かと思ったら生クリームが打ち出されてきたり…(笑) 攻撃力とかは、ちょっとよくわからないんですけど(笑) いわゆるメカメカしい戦闘シーンではなくて、女の子らしくスイーツで戦うっていう。敵の宇宙人も見た目がポップなモンスターだったり、とにかくかわいい!…そんな、女の子ならではの戦闘アニメです(笑)
──なるほど…!あらすじだけを読んだ時にはびっくりしましたが、とても的確なあらすじだったんですね…!!
るな そう、このあらすじを読むと、ぶっとんでるように感じるんですけど、意外とこれが正しいというか、まんまなんですよね(笑) スイーツで戦うから、毎回のタイトルには全部お菓子の名前がついているんですよ。1話は「ドーナツクライシス」といった感じで。いろいろと見所はいっぱいなんですが、細部までこだわっているので、タイトル一つ見逃さないでほしいです!
──どこまでも可愛いですね…!
──るなさんは、声優は初挑戦ということですが…
るな そうなんです、もう夢のようで…! 今まで映画だったり、演技をしたことはあるんですが、声の演技というのは初めてで。
──やっぱり、違いますよね?
るな 全然違いますね!! 一番違うのは、自分のペースでできないことです。アニメの絵に合わせて、りとちゃんになって演じないといけないので。「自分らしさ」もあまり出しすぎないようにしないといけない。かといって、作りすぎちゃうとリアルっぽくなくて…そこのバランスが難しくって。”春奈るな”に戻らないように、でも作りすぎず自然に”りと”になれるように、意識しながらやってるんですけど…
──そのバランスは難しそうですね…!どんな練習をしたんですか?
るな 家で台本を読んだりする一般的な練習ももちろんしているんですが、ボイスレコーダーを使って練習をしました。アフレコってレコーディングとはまた違って、自分の声を聞きながら演じることができないんです。レコーディングではヘッドフォンで自分の声を聞きながら進めるので、その慣れからか、自分の声を聞きながら録音できないってことに不安を覚えてしまって。ボイスレコーダーを使って録音待機中にすると、吹き込んでいる声をヘッドフォンで聞くことができるので、レコーディング風に練習しました。やっぱり音で覚える方が、自分的には慣れているので。
──今までの経験も生かしつつ挑戦しているんですね!アフレコの現場はどんな感じなんでしょう??
るな 見知った顔も多くて、和気あいあいとした感じですよ! “まり”役の上坂すみれちゃんとは元々事務所が一緒だし、”さゆみん”役の飯田里穂さんはラジオに呼んでいただいたり、イベントでも何度かご一緒しています。”エブフリャー”の松本さんは、私が大好きなアニメ「鋼の錬金術師」に出演されていたりしますし… あ!あと、丸野みさちゃんのCVの天野心愛さんは、中学一年生なんですよ。とっても声がかわいくて! 毎回お母さんに作ってもらった水筒を持ってくるんですけど…ペットボトルじゃなくて水筒ですよ!? 可愛すぎないですか!?(笑)石見さん(ことこ役)もすごく若いですからね! 才能があふれすぎていて…そんな、若さが溢れ出ている現場でもあります(笑) うん、水筒の破壊力は、やばいです(笑)
──とっても楽しそうな現場ですね!アニメの放映が楽しみです!!
るな 楽しみ!ですけど、同じくらい緊張しています…! 10月4日を向かえるのがすごくドキドキで…この「URAHARA」の世界観を壊したくないので、自分の出来る限りの力を精一杯込めたいと思ってます!