コンプレックスがあっても自分が好き!無加工!36人の女子のかわいいヌード写真集発売記念インタビュー

2020年07月01日 | インタビュー
はる
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女の子の素の姿をかわいらしく撮るフォトグラファー・花盛友里さんの新作写真集『NUIDEMITA~脱いでみた。2~』が発売されました。脱いでみた、という名の通り、女の子たちのヌードを撮った写真集です。
ヌード写真集というと、なんだか生々しくて男性向けのイメージがありますが、この写真集は女の子のための女の子のヌードだそう。
女の子のためのヌードとは?コンプレックスとの向き合い方や自分の愛し方。そして過去に原宿でスナップ撮影などもしていた花盛さんに「原宿」のイメージも聞きました!

花盛友里さんとは?

1983年、大阪府生まれ。中学時代から写真の楽しさに目覚め、2009年よりフリーランスとして活動開始。女性誌や音楽誌、広告などで主にポートレートの撮影を手がける。2014年に長男、2019年に次男を出産。『脱いでみた。』『寝起き女子』『寝起き男子』を発表。
Instagram@yurihanamori@nuidemita_hanamori

2017年出版の『脱いでみた。』の他に、『寝起き女子』や『寝起き男子』を出版した花盛さん。Instagramでも人気の女の子をありのままでかわいく撮るフォトグラファーです。

妊娠中に昔みたいに激しいことをしたい、と思ってヌード撮影を始めました


-『脱いでみた。』の2冊目を出版しようと思った経緯を教えてください。
1冊目を出した瞬間から2冊目をつくりたかったんです。だから、自分にとっては自然の流れ。すでに3冊目のために撮り始めてもいます。
1冊目では「どんな女の子でもきれいなところがある」という自分のやりたいことをやりきれなかった感があって…。その要因のひとつはモデルさんが多かったこと。もっと一般の人を前面に押し出さないと本当に伝えたいことが伝えられないと思いました。だから、2冊目は一般の子をより多く撮影しました。一般の子たちはインスタで募集したのですが、先着順に撮影するというのは前作と同じで、顔も体型も分からない状態で当日「はじめまして」というスタイル。1冊目と2冊目はコンセプトは同じでも、また全然違った仕上がりになっていると思います。

-『脱いでみた。』は花盛さんにとってライフワーク、という感じがします。そのスタート地点となる、女の子のヌードを被写体に選んだ理由を教えてください。
最初に始めたのは妊娠中。結婚して、妊娠して…と、普通のお母さん・主婦像にハマる感じが嫌になって。昔みたいに激しいことをしたいと思ったんです(笑)。で、激しいといったらヌードでしょ、と。最初は単純で、軽い気持ちでした。

-最初はどのような写真だったのですか?
モデルさんばっかり撮影していました。かわいい女の子にかわいい下着。ロケで東京のいろんな場所で撮っていましたね。でも撮影するうちに、こんなにかわいい子たちでもコンプレックスがあるのを知って。そうすると、普通の子たちはもっとコンプレックスに悩んでいるんだろうなと思い、そんな普通の子たちを撮るようになりました。自分ではコンプレックスだらけでも、誰でもかわいい部分がある。そこを見つけたいし、知ってもらいたいと思って撮影しています。

自分に自信があるからできる笑顔ってあると思います

-今回の応募者はどんな子達がいましたか?
本当にバラバラ。大学生、主婦、OL、フリーランスの子など本当にいろいろ。中には原宿系の子たちもいました。

-応募とはいえ、脱ぐのに抵抗がある子もいそうですね。
やはり最初は緊張感があります。『脱いでみた。』が好きで、インスタや写真集みたいに自分もなりたいけど、載っている子たちみたいに自分もなれるんだろうか、と半信半疑。でもそんな子たちに「見て見て。とってもきれいやで」と言いながら撮る。そうするとそのうちにオープンになってくるんです。

-今回の撮影の中で特にこだわった点を教えてください。
その子の一番かわいいところを撮影の40分間で絶対に見つける。自己肯定ができている瞬間を撮る。恥ずかしい、自信がないって思っていたらできない表情ってあるし、さらに言うと自分に自信があるからこそできる笑顔ってあると思います。その笑顔ってすごくかわいいんですよね。
あとはデザインを組んでいるときに、みんなが自分のことを肯定できている瞬間の笑顔が多めになるように構成して、とにかくポップでかわいく元気な印象になるように意識しました。

-デザインもコラージュなど海外の雑誌やポスターのようでとってもかわいいです!レイアウトで意識された点はありますか?
自分の言いたいことをちゃんと語ると重い感じがしちゃうと思うんです。メッセージはあるんだけど、真剣に伝えるというよりかわいく見せたい。とにかく女子がかわいいって思える、かわいい女の子のヌード写真集となるようにしました。

-女の子の持っているコンプレックスにはどのように向き合って撮影をしていましたか?
コンプレックス…劣等感を持っている部分を肯定する作業が大事というよりも、「そこもかわいいけど、こっちはもっときれいやで」と別の部分を見つけて肯定することに力を入れました。
例えば、お腹が出ているのが気になる子の場合、「おなかもかわいいけど、おしりめちゃくちゃきれいやで」と。自分が気にしていることはたいてい他の人から見たらあまり気にならないことなんですが、そこにこだわるんじゃなくて、別の部分で気づきもしなかったところを探して、見つけて、見せてあげる。そんなふうに、誰でもかわいい部分がある、というのを写真集を見て気づいてほしいですね。

ファッションやお化粧をしていないときの自分も好きになれたら無敵


-原宿でのご自身の思い出はありますか?
独立したての頃は雑誌merでスナップ写真を撮っていました。なので、原宿に1日中立っていました。原宿を歩く人たちを見て、なんでこんな化粧が濃いんだろう?って思っていました。そんな違和感から、起きたてで化粧も何もしていない、ありのままの女の子を撮影する『寝起き女子』がスタートしたんです。

-原宿にはどんなイメージがありますか?
個性爆発系(笑)。元気なイメージがあります。でもきっとそういう個性を爆発させている子たちは少数なんでしょうね。原宿の街を自信を持って歩いている個性的な子たちを見ると、みんながそうなったらいいのになと思います。

-原宿の女の子にはかわいいお洋服を着てお化粧をして、画像加工をして盛ることで武装しているところがあると思います。そんな女の子にメッセージをお願いします。
自分が好きなこと、なりたい自分、自分の居場所を見つけているのは幸運だと思います。だれでもできるわけじゃないから、とても素敵なこと。
でも武装しているファッションやお化粧をしていないとき、家にいるときの自分も好きになれたら無敵だと思う。どっちの自分もなかなかいいな、好きだなって思えたら、もっと素敵になると思います。

*写真は写真集未掲載カット

書籍情報

『NUIDEMITA〜脱いでみた。2〜』

・花盛友里 著
・発行:ワニブックス
・定価:¥1,600(税別)

この記事を書いた人

はる
旅行と柄シャツがだいすきなライター・編集者。原宿ではよく古着をあさっています。

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