中国ロリータを紹介
中国ではロリータファッションが大流行中。日本では原宿のストリートファッションとして誕生しましたが、中国ではアニメの影響で広まった背景があります。
日本のブランド数が約50に対して中国は150以上ものブランドがあり、デザインの多様さとリーズナブルな価格が特徴です。“中国版コミケ” 「上海Comicup」における出展数の3分の1をロリータブランドが占めるなど、一般層だけでなくオタク層にとっても身近なファッションアイテムとなっています。
近年は日本のブランドが進出するだけでなく、逆輸入の形で日本にも中国ロリータのセレクトショップが増加。そこで、日本以上に多様化された中国ロリータ服をモデルさんに着てもらい、フォトレポートで紹介していきます。
和風ロリータ
中国では2015年ごろからロリータ市場が拡大し、ブランドが現在も増え続けています。競争の激化で、より個性的なデザインでなければ愛好家の目に止まらないため、フリルやレース、リボンにとらわれない多種多様なデザインが生まれました。
中国ブランドにおいても和風ロリータは人気です。大正浪漫風のものから、公式モデルが刀を握ったカッコいい系まで幅広くあります。着物は一人で着付けは大変なので、ちょっとした時に着物代わりの選択肢としてお勧めしたいです。
演武「シラット」金メダリストの女子高生コスプレイヤー・KAPIちゃん
プロフィール
日本とインドネシアのハーフである高校2年生のKAPIちゃんの強みは、幼い頃から学んできたインドネシア伝統演武「シラット 」。 “シラットJr.世界大会”「PENCAK SILAT PAKUBUMI」演武部門において、2017年・2018年金メダリストの実力者です。舞踊と格闘技どちらの側面も持ち、流派も数百ある「シラット 」で鍛えた身体能力を生かしたポージングは必見です。
2019年からは中国ロリータを着た作品写真もSNSで多く投稿し、新感覚セレクトショップ「Snowdrop to Saint Maria」の試着モデルも務めました。今後の活躍が期待される要注目のモデルさんです。
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Twitter:@KAPI_827MP
Instagram:kapi_cos
着用ブランド
ブランド名:LdA天使之泪
基本的にはクラシックロリータを主軸としつつも、ゴシックやレトロチックな要素を取り入れたデザインが多いです。フリルやリボンはやや控えめな印象で、黒や赤、白といった明るい色を一段抑えて上品な仕上がりなので、普段使いにもお勧めなブランドです。
ただ、定期的にロリータの定番なフリルとリボン多め、淡く明るい色彩な服もデザインしているので、思いっきりロリータ服を楽しみたい層にも刺さると思います。
服名:“天使の涙”Flower Bone ジャンパースカート
同ブランドとしては珍しい和風ロリータで、「大正浪漫」「ハイカラさん」を連想させる大正時代の女学生が着ていても違和感のないデザインです。専用の羽織もあるのですが、日本のアニメ作品の世界観が感じ取れます。日本・浅草でも大正ロマン風の着物人気がありますが、従来の着物より動きやすく、布地は薄いけど布面積が広いから紫外線も防いでくれて、春にお勧めです。
フリルやリボンの定番ロリータは最初抵抗がある人は、まずはこういった和風ロリータを検討してみるのもありかもしれません。
日本では現在、ロリータネットショップ「Epetice」で時期ごとに新作を取り扱っています。
コーデポイント
時代劇のロケ地で有名な「ワープステーション江戸」で撮影。大正時代の街並みを散策する女学生・・・せっかくなので事件の謎を追いかける名探偵風な演出も楽しみました。
ウエスト近くのリボンが対照浪漫風なのに、スカートの裾にはゴシックモチーフがあるといった、モダンと大正浪漫の遊び心が感じられる所もお気に入りです!
※今回は「麗Yer’s」主催のイベントに参加。時代劇のロケ地で有名な「ワープステーション江戸」で、特別な許可を得て撮影しました。
麗Yer’s:公式サイト