噛めない犬と飛べない鷲の融合生物「 ハイブリッドラプター」を概念としてデビューしたアイドルユニット「INUWASI」が3rdミニアルバム「天秤」をリリース!【原宿POP/PICK UP IDOL】

2022年03月30日 | ミュージック
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原宿カルチャーと親和性の高い、原宿POP編集部が2022年気になるアイドルをピックアップする【PICK UP IDOL】コーナー。今回は噛めない犬と飛べない鷲の融合生物「ハイブリッドラプター」を概念とし、2020年のコロナ渦でデビューしたアイドルユニットのINUWASIを紹介。彼女たちが、3月29日に3rdミニアルバム『天秤』を発売する。ラウド/シャウトな音楽性を軸に据えた前作『DUTY』から進化。より多様性を見せた華やかな音楽スタイルを彼女たちは『天秤』に描きだしている。
アーティスト指向の高い音楽性を魅力に、アイドルファンはもちろんのこと、ロック好きからも支持を得ているINUWASI。彼女たちの魅力をアンケート・インタビューという形で紐解いた。

メンバーが語るINUWASIの魅力

──言葉にして現すのは難しいかと思いますが、まずは、自分が感じている「INUWASIの魅力」や「INUWASIの特色」など、初めてINUWASIに触れる人たちへ、グループの魅力について聞かせてください。

カリヲリ INUWASIの魅力は楽曲です。人の内側にある言葉にできない想いだったりを歌詞にしてくださっていて心に響いたり、INUWASIにしか出せない拘り抜かれた素敵な楽曲を創って頂いてるので、それがINUWASIの一番の魅力であり武器だと思います。

すずめ ライブの熱量、楽曲が最強な所。1回のライブで様々な私達や曲を魅せれる所。そして楽曲の振り幅が凄い!

イヴ 周りに流されないINUWASIだけの雰囲気が魅力だと思います。

がるむ 楽曲については、様々なジャンルの音楽をやっているので様々な人にもハマります。アップテンポからストーリー性のあるダークな楽曲まで1度でたくさん楽しめます。ライブでは一緒に踊れる振り付けや飛べる曲が多いです。

はのんまゆ 私も、INUWASIの魅力は、とにかく幅広いジャンルの楽曲たちがあることだと思っています!とにかく重めなかっこいい曲から、アイドルらしい可愛い曲まで、沢山あります。なので初めてINUWASIの曲を聴く方でも刺さる曲は絶対あるはずです!あと、INUWASIってメンバー全員可愛いんですよほんと。顔が可愛いです。ぜひライブで確かめにきてほしいです。

ライカ そう。6人それぞれ違った個性豊かなメンバーで、皆ライブ中と特典会とでは雰囲気やイメージがすごく変わるところも魅力の1つです。

新作となる3rdミニアルバム『天秤』


──2ndミニアルバム『DUTY』ではラウドロックな音楽性を魅力の軸にしていました。でも最新作となる3rdミニアルバム『天秤』では、壮大なオーケストラロックからエレクトロなロックスタイル、口ずさみたくなるポップチューンまで幅広く提示しています。今回の作品を作るうえで、どんな狙いや思いがあったのでしょうか?

イヴ アルバムタイトル「天秤」の意味とも少し関連しているのですが、過去作品で打ち出している重みのある音楽性と今回の「天秤」収録曲を対比したとき、INUWASIというグループをより多くのアイドルファン、音楽ファンの方に支持して頂けるような作風にしたっていう狙いはあります。過去作品も聴いて頂くと分かりやすいかなって思うのですが、幅広いINUWASIサウンドの中で、色んな意味で「バランス」を意識した作品になっていると思います。収録されている1曲単位でもそれぞれの世界観があり、昔から応援してくれているファンの方には新しいINUWASIを、今回のミニアルバムで初めてINUWASIを知った方にもINUWASIのこれまでの歴史や音楽が届いたらいいなと思いました。

がるむ 私たちは新曲や新譜を出す度に、「前回と全然違う」っていう印象を持って欲しいなと思っています。「またこれ系の曲か」とファンの方を飽きさせたくないですね。
サウンド感はアルバム全体を通して聴いて頂けると分かりやすいのですが、初めてストリングスサウンドを多用した「ストリングスウォーズ」から始まり、ロックルーツではあるけどこれまで以上にエレクトロ感が強めの「Planetes」「Altair」「Soaring」と続いていき、(ここ最近のアイドルでは)INUWASIしかやらないのでは?っていう「memento」のようなシリアスな曲に差し掛かって、最後にどちらかといえばアイドルよりなポップチューン「別れ道」で締める。といった、INUWASIというグループ全体の印象もそうだし、ミニアルバム収録楽曲の並びでも「変化」というものをより感じられる作品になったと思います。

カリヲリ INUWASIの音楽を広い世界で聴いてもらう為に、幅広いジャンルに挑戦しています。まずは、ひとりでも多くの方の耳に入りINUWASIの存在に気付いていただきたいです。そして根強く愛してくれるファンの方が増えてくれればと思っています。

すずめ 更なる進化のためにまた新たなサウンドに挑戦して幅を広めました。毎回のリリースごとに、作風の変化を感じられる事を意識しています。

はのんまゆ 幅広いジャンルに挑戦することで、アイドルを好きな方はもちろん、そうじゃない方にも、沢山の人たちにINUWASIの曲を知ってもらえる機会が増えると思っています。INUWASIというグループを一人でも多くの人に知ってほしい、好きになってほしい、という想いでかなりタイトなスケジュールの中レコーディングにも挑みました!

ライカ 今回の作品では今までよりも更に楽曲の幅が広がっています。ロック好き、アイドル好きな方に限らず多くの方にも私達の存在を知ってもらえるんじゃないかなと思っています。

ストリングスウォーズ

──MVも制作した『ストリングスウォーズ』の中、「願うだけで 動かなかったら 何も変わりはしない」と歌っています。INUWASIも、ここに至るまでいろんな壁をみずから壊してきた人たち。これまでの活動を振り返った中、「自分たちを大きく変えた出来事」「自分たちの意識を変えたきっかけ」。もしくは、「その歌詞についての印象」などを、グループとしての視点でも、個人の視点でも構いません。聞かせてください。

イヴ 個人的に「自分たちを大きく変えた出来事」で言うと、2021年の4月4日に開催したVeats Shibuyaさんでの1stワンマンライブで大きく変わったなと思いました。ファンの皆さんとメンバー6人で一致団結出来たというか、一つになれたと思います。その日からINUWASIという形が見つかったと思います。

がるむ 歌詞の通り、誰かがきっかけをくれるまで待っていても仕方がない。私個人的には、引きこもってた頃、誰かに腕を引っ張ってもらうのをただ待ち続けていたけれど、今思えば自分でオーディションに申し込んでみたり、自分から行動しなければなにも起こらないし変わらないのだと思った。

カリヲリ 自分の心を大きく動かしてくれたのは、ライブ中のフロアの変化です。今のライブは声も出せず、限られた範囲でしか動くことができなかったりなどルールが沢山ありますが、その中で色々とINUWASIらしいライブの楽しみ方を模索して、フロアのお客さんが真似して踊ってくれたり、ジャンプしてくれたりとお客さんの笑顔を見れることが増えました。こうやってINUWASIを応援してくれてる方々へ恩返しできるように、売れたいなとより強く思いました。

すずめ 私はこの曲の歌詞を読んだ時に、本当にそうだな、と思いました。私達はすごく環境に恵まれていて、MVや新曲など、制作物を普通ではありえないスピードで作って頂いています。ですがステージに立って表現したり、そこから行動に移すのは私達なので、上へ行くために常に向上心を忘れないグループ、自分でありたいです。

はのんまゆ 私は前にも別のアイドルグループに所属していましたが、その時自分の思い描くアイドルになる前に解散してしまいました。INUWASIに入って、やる気に満ち溢れたメンバーの中で活動するようになって、このメンバーならどこまでも行ける気がする、って自然と思うようになって、今でも夢に向かって活動できています。ストリングスウォーズの該当の歌詞を歌っているのですが、個人でやりたい夢がある私にとってはかなり心にくるものがあって…(笑)。
動かなきゃ始まらないなって、エンジンがかかりました。

──『ストリングスウォーズ』は、「自分との戦いで付き纏う苦しみ」がテーマと聞きました。歌詞の中でも、たとえ苦しみ、もがこうと、未来へ向かって足掻いてやると強い意志を示しています。この曲は、今のINUWASIの生きざまを示しているのかなと感じました。あなたは『ストリングスウォーズ』をどのように受け止め、どんな風に歌い表現しているのでしょうか。

イヴ 苦しい思いをしている人に寄り添い合いたい。あなたは1人じゃないよ。と伝えたいと思いながら歌っています。

がるむ まさにご質問の通り、「今のINUWASIの生きざまを示している」と思います。悪くいうと、他人になめられたり比較されたり、悔しい思いをたくさんしてきた自分、そういう思いを今もし続ける自分が、それでもなんとか進んでいる状況をMVでは足を引きずりながら歩いているシーンが物語っています。ラスト近辺での「消えてしまうのは嫌だ」という箇所を歌わせてもらっているんですけど、そこも歌詞のまま、「嫌だ」という強い気持ちを表現しました。

カリヲリ 人生どこの世界を生きていようと必ず何かと戦わないといけないし、その戦いには苦しみが付き物なのに、私はその苦しみばかりが自分の中で強くなり戦う理由を見失っていました。私にとって、そんな弱い自分をやっつけて前へ進ませてくれる曲がストリングスウォーズです。今まで生まれた悔しいけど行き場のない感情だったり、強くありたい理想の自分をぶつけて歌っています。

すずめ 歌に関しては箇所によりますが、「苦しくても もがくのさ」「足掻いてやるさ Hope in life」などは苦しみを貫いた先に輝きがあると信じている言葉だと私は思っているので、弱々しいニュアンスではなく、力強く芯のある歌い方をしたいと考えています。

はのんまゆ ストリングスウォーズは、私自身の甘いところ(ダメなところ?)に鞭打ってくれる、そんな曲だと思っています。色々活動していく上で逃げたくなることは多々あるのですが、それじゃダメだろ!って言ってくれてるみたいな…(笑)。大変な思いしたその先に結果が付いてくるかはわからないけど、そう信じて今やるべきことやろう、ってそう思わせてくれます。
ライカ 私は以前までこうなれたら良いな。とか、なりたいなって色々な事に対して考えたり思ったりはしていたのですが、2021年にINUWASI 1stワンマンライブやツアーをさせて頂いたり沢山の経験をしていくうちにだんだんと「こうなりたいな」という気持ちが曖昧な感じじゃなく、より「私はこうなりたい」って思えるようになりました。ストリングスウォーズの「願うだけで 動かなかったら 何も変わりはしない」の歌詞はすごく心に響くし、めげそうな時に私自身を奮い立たせてくれます。

──『ストリングスウォーズ』のMVも、いろんな境界線を無くそうとしてゆく様にも見えてきたように、いろいろ考えさせられる深い内容でした。MVの印象や見どころも教えてください。

ライカ ストリングスウォーズを初めて聴いた時、INUWASIのこれまでの悔しくさや苦しみを表現しているんじゃないかなと私は感じました。そしてこれからもまだまだ戦い続けて行った先、また挫折しそうになったり、諦めそうになったりするかもしれないけれどそんな弱い気持ちに負けずに戦い続ける強い気持ちを歌やライブで表現していきたいと思っています。

イヴ 「戦い」や「絆」をテーマに、ボロボロになっている私たちメンバーがもがき苦しみ生きていこうとする姿を表現しました。ステージ衣装時での場面では意志の強さ、戦い続ける決意を表現しています。その2つの世界線にも注目して頂きたいです。

がるむ MV上でのテーマが楽曲の戦いの唄というものに加え、「絆」ということで、メンバー全員を繋ぐ赤い糸が要所要所でたくさん出てくる所が印象的です。そして私たちメンバーの、戦い続けてきた上でのボロボロな姿も必見です。

はのんまゆ MVは、戦いでズタボロになった自分達を表現するために、撮影してる時は「自分は砂漠に迷い込んだ」という設定で歩いたりしてました。初めて汚れメイクもしてもらって、髪の毛もオールバックで、普段見れない私たちが見れるんじゃないかなと思います。そして楽曲の世界観に加え、「絆」という映像上のテーマがいい感じに絡んで見応えがあると思います!

カリヲリ MVの世界の中での戦争によってひとりぼっちになり彷徨う女の子が、自分と同じ赤い糸を見つけ希望の兆しが見えるところです。誰しも孤独はイヤで、赤い糸の存在に気付いた瞬間縋るように抱きしめるその必死さが、私はとても好きです。

すずめ 初めて完成版を観た時、とても壮大で切なさや美しさもあり、そして力強さもあるMVで感動しました。様々な場面でのメンバーの表情にも注目して観てください。

Planetes

──エレクトロでラウド、しかもダンサブルな高揚チューン『Planetes』。聞いてると、気持ちがどんどんアガってゆく心地好さを覚えます。この曲には、「一つ一つ夢」をつかもうとしてゆく姿を描いています。この歌についての印象。歌詞を読んだときに、どんな風に感じたか。もしくは、歌詞の一節に記された「かけがえない夢」にひっかけ、あなたの「かけがえのない夢」について教えてください。

すずめ まさにこれから上に行くINUWASIにぴったりの曲だなと思いましたし、「この手を離さないで 何回だって僕ら進むよ ひとつひとつ近づいてる」この歌詞を見ると真っ先にファンの方の顔が思い浮かびます!これから色々な景色を見せていけるよう頑張ります!

ライカ この作品に登場する主人公は挫けそうになりながら一歩一歩前に進んでいて、サウンド的にもすごくキラキラしていて前向きな曲という印象でした。私の夢については別の機会にお話ししてみたいです!

がるむ そうですね。私にとってのかけがいのない夢は「自分と自分の大切な人が報われること」です。

はのんまゆ 夢…秘密です。笑

イヴ 家族や友人、大切な人が幸せに生きていける事が夢ですね。

カリヲリ 私にとってかけがえのないものはINUWASIで、夢はそのINUWASIの人生の最終地点になった時、ひとりでも多くの方が私たちの存在を知ってもらえてることです。かけがえのない夢と質問頂き、INUWASIが生活の全てになっていたことで答えに悩みましたが、この質問のおかげでINUWASIは一番失いたくないかけがえのないものだと改めて気付けました。

Altair

──キラキラした輝きを放つ曲調やを躍らせる歌メロも印象的な、エレクトロなダンスロックナンバーの『Altair』。様々なネガティブな要素をすべて呑み込み、そのうえで輝く存在として生まれ変わる。この曲に、あなたはどんな印象や感想を持ちましたか?どんな風に歌詞を解釈しました?楽曲全体についての印象でも構いません。教えてください。

イヴ 今までのINUWASIでやってきたエレクトロロックの曲とは違う雰囲気の曲だなと感じました。力強く歌い新しい伝え方も出来たりするのかな、と試行錯誤して歌い、皆さんに聴いてもらいたいなと思いました。

カリヲリ 自分自身の姿形は関係なく、自身の力を全てを解き放ってどの場所からでも見つけてもらえる星となるところが、潔くて格好良いなと思いましたし、その星が人生の証となっている儚い部分にもとても惹かれます。

がるむ 第一印象は力強さを感じました。生まれ変わる、羽ばたくという歌詞がよく使われています。変化を繰り返すINUWASIのように、自分自身もINUWASI自体もいつまでも輝きを忘れないでいこう、という印象を持ちました。

すずめ 初めて聴いた時力強くてとってもかっこいい!!というのが第一印象でした。レコーディングでも歌っていてすごく楽しかったですし、歌詞も大好きな曲なので沢山聞いて頂きたいです!

はのんまゆ この曲はとにかくサビが頭に残るのと、build-up部分が皆と盛り上がれそうで、早くライブでやりたい!と思っています。

ライカ 曲全体の印象だと、サビにかけてのビルドアップが効いてるなと思います。初めて聴いた時、ボーカルチョップが絡んでいるビルドアップがカッコ良い!と思いました。そのビルドアップからサビにかけては特に聞いていてとても気持ちよくてノリノリになります。そして前向きな気持ちにさせてくれて何回も聞いてしまう曲です。

Soaring

──ラウドでエレクトロな『Soaring』、楽曲が強烈に胸に刺さりました。この曲では自分たちで壁を壊し、自分たちの手で未来を切り開く思いを記しています。この曲も、INUWASIらしい生きざまを記した歌なのでしょうか?あなたはこの曲について、どんな思いを抱いているのか教えてください。

ライカ この曲は本当に元気になれて背中を押してくれる曲だなと思います。この曲も新しいサウンド感で挑んだ曲なのですが、私たちも新しいことに挑戦し続けていきたい、自分と戦いながら更に上を目指して頑張ろうという気持ちでいっぱいになりました。

イヴ 「上昇真っ最中」という歌詞にもあるようにINUWASIはもっと上に上に行けるように私たちの成長、背中を押してくれるような楽曲に聴こえて、とても素敵な曲だなと思いました。

カリヲリ 前へ進み続ける決意を感じたり、自信に満ち溢れている歌詞で、今の自分に足りない部分をこの楽曲が補ってくれているなと思いました。Soaringに負けないくらい無敵な自分でありたいし、その姿を見せつけていきたいです。

すずめ 攻撃的なエレクトロサウンドも、メロディーも一度聞いたら頭から離れなくなる曲で、沢山の方に刺さる曲だなと思います!

がるむ もちろん色々な意味が込められている楽曲なのですが、私は難しくは考えず、ビートやリズムに身を任せてノリノリになれる曲だと思っています。

はのんまゆ この曲の歌詞にもある通り「上昇」がテーマの曲なのですが、今の私たちがどんな状況でも、自分達の手で未来を掴んでいくために共に戦ってくれる曲だと思っています。サビも頭に残るメロディで、ライブも絶対楽しめる曲になる気がします!

──あなたが「大胆不敵」になれるのは、どんなときですか?

カリヲリ ステージに立つ時です。ライブでステージに立っている時は、勝たなきゃ何の意味もないと思っているので大胆不敵になれますし、ならないといけないと思ってます。

がるむ 私もライブ中ですね。

すずめ ステージに立っている瞬間!

ライカ ステージに立っていてファンの方と一体感を感じているときです。

はのんまゆ なんかたまに「あ、天才かも」って自分で謎の自信に満ち溢れる時があるんですけど、そういう時は何やっても大体うまく行く気がします。

イヴ 大切な家族や友人を守るとき(笑)ですかね。

memento

──幻想的でダークな『memento』。闇や痛みに寄り添うようなサウンドに心地好さも覚えました。心の闇の中でもがきうごめく気持ちから抜けだそうとする、生き残ろうと足掻くような歌詞が印象的でした。淡々とした歌声の中にも揺れ動く感情が見えてくるこの曲。あなたは、どんな風にこの歌を捉えているでしょうか?

ライカ 初めて聴いたときは暗めな曲なのかなっていう印象だったのですが、崩壊した世界や荒廃した心境でも、縋り付いて生き残ろうとしているような歌詞だったり、最後に全員で歌っているBe survivorの言葉の力強さだったり聴けば聴くほど入りこめる曲だと思います。

すずめ 「逃げる理由を探すのか、生きる理由を探すのか」というテーマがあって、深すぎる曲だなと思いました。サウンド的には後半の静寂とサビの激しさが感情を揺さぶられると思います。シンガロング箇所に「生き残る」という意味の英語パートがあるのですが、意志の強さが刺さります。

がるむ この曲に私の言いたいこと全部言われてる。今回のアルバムの中で唯一ダークな世界を醸し出す曲です。個人的には自分に最も合っていて、共感できる部分が多く、全曲1番なんですけど1番好きな楽曲です。崩壊した人の精神世界が舞台。そこに生存している人物と自分を重ね合わせています。

カリヲリ 途中聴こえてくる子供の笑い声のような音の奇妙さによって、より歌詞や歌声に引き込まれます。心の奥底に埋まってる言葉を、外の世界へ這い出そうと足掻いてるように感じます。とても好きな曲です。

イヴ この曲を初めて聴いた時私のドストライクな好みの曲でびっくりしました。個人的には明るい曲よりこういうしっとりとした曲が大好きで、生きることについて色々考えさせられます。好きです。

はのんまゆ 生き続ける理由を探している主人公の気持ちを描いた曲だと思っています。全て壊れてしまえばいい、って思ってしまうほど荒れた精神状態で、でもまだ夢とか理想に向かって進もうともがいている…みたいな…。深夜に聴く事をお勧めしたいです!

別れ道

──とても耳心地好いポップチューンの『別れ道』。卒業や旅立ちなど、いろんな新しい未来を始めようとする人たちの多い今の季節に聞くと、より胸に深く染みてきます。あなたは、『別れ道』の歌詞をどんな風に受け止め、歌いましたか?

はのんまゆ レコーディングで歌ったときは、少女漫画の主人公になった気分でした(笑)。
最初はお互い好きって気持ちだけで楽しく過ごせてたのに、大人になるにつれてそれだけじゃ上手くいかなくなってくる、そんな事を途を考えながら歌いました。大人になりたくないなって(笑)。

イヴ 私も最近学校を卒業して別れを経験したので色々あった出来事を思い出しました。その時感じた寂しさや切なさも乗せて歌いました。皆さんも大切な人を思い浮かべて聴いてください。

カリヲリ ポップなサウンドがより一層胸を苦しくさせます。運命と聴くと素敵な出来事を連想してしまうけれど、この曲はお互いを引き裂くような受け入れ難い運命を感じます。個人的に、一番自分の想いを乗せて歌いやすい曲です。

がるむ 第一印象は過去のINUWASIらしくはないな、そうきたかと思いました。ですが、どこか切ないメロディがとても好きです。人は別れと出会いを繰り返し、時には目を背けます。そんなだれの人生にもある少しほろ苦く切ない感情、でも可愛らしさを意識して歌いました。

すずめ 歌詞に英語をあまり多用していなくて、すごく暖かみと切なさがあります。いつも一緒に登下校してたけど別れよっか…みたいなイメージ?の、学生のラヴソング的な甘酸っぱさを感じてもらえる、良い意味でINUWASIらしくない可愛さ?がある曲です。

ライカ 出会いと別れの時期に感じる、あたたかい気持ちと少し寂しい気持ちが合わさっていて、聞いていて心地よい曲です。自分は、過去にあった沢山の出会いと別れに重ね合わせながら歌いました。

──『別れ道』の歌詞に「魔法が解けてゆく」とあります。INUWASIは、いろんな人たちに活動を通して魔法(夢や元気などの)をかけてくれる存在だと思います。良ければ、あなたが持っている「魔法」も教えてください。

イヴ 魔法… 今はわかりません。

はのんまゆ わたしはライブ中、にこにこしてることが多くて、それにつられてにこにこしてしまうってファンの人からよく言われるので、人を笑顔にさせる魔法を持ってるのかもしれません…。

がるむ ファンの人が(ライブ会場の)どこにいても見つけられる。

すずめ 歌とパフォーマンスで人を幸せにできます!

ライカ みんなを笑顔にして元気にできます!

カリヲリ いつかずっとなりたいと思っていた、アイドルという姿で活動できてること、そしてINUWASIとしてステージに立てていることがある意味魔法のように嬉しいことです。これからは、何かを人に与えることができる魔法を持てる人間になりたいです。

今までで一番大きな入口となったアルバム「天秤」

──完成したミニアルバムの『天秤』。自分にとってどんな作品になりましたか?『天秤』というタイトルに込めた思い。その言葉から感じた印象なども聞かせてください。

ライカ 天秤は私にとってとても大切なミニアルバムになりました。これまでのミニアルバムやフルアルバムももちろん大切なのですが、天秤収録曲6曲レコーディングさせて頂いた時にもっと自分に自信をつけてINUWASIでこの6人でもっともっと上にいきたいと今までより強く思った期間でした。
「天秤」というタイトルは、人によって色んな解釈ができるものです。比重だったりバランスだったり。ライトな言い方だと、例えば収録曲を天秤にかけたらどれが重い?(好き?)ってニュアンスの事も言えるなって思います。

イヴ (タイトルの)意味は色々あるのですが、重かったら下になって軽かったら上になるのが天秤。重みがあるのも大事で、軽く上に位置付けられるのも必要なので、どこに比重を置くか価値観のバランスについてもタイトルに含まれていて、自分たちの作品なのですが凄く感心しました。

カリヲリ 〝天秤〟ができたことによって、INUWASI全体の楽曲がより一層、とてもバランス良くなり、このミニアルバムが、今までで一番大きな入口となってくれるんじゃないかなと思います。言葉が軽くなってしまいますが、どの曲もそれぞれのハッピーエンドへ向かっている気がしていて、心を支えてくれたり、奮い立たせてくれたりと一曲一曲の存在がとても大きいです。

がるむ 「天秤」というタイトルは様々な解釈ができるものになっています。例えば重みがあるのも大事で、目に見えて上に位置するのも大事。かと言ってどちらかに傾いているだけではダメで… その状況で葛藤し、悩みながら悔しい気持ちを押し殺して、これまで色んな変化を繰り返した過程を天秤にかけた時、それがどういう結果になるのかわからないけど、そこで新たに生まれた価値観を公正に判断して受け入れて欲しいと言った思いも込められています。

すずめ タイトルに込められた意味は情報過多になりすぎるぐらいたくさんあります。2022年初めてのアルバムという事もあり、私にとってもすごく大切な作品になりました。生きているって競争で、「天秤」のように傾きで比較され、悔しい経験をすることも沢山あると思う。けれどそれに迷わずに、自分達の思い描く未来に真っ直ぐ進んで行きたいとより強く思いました。

はのんまゆ タイトルの由来は色々あって、その中の一つに確か、今のINUWASIにたどり着くまでの苦労や努力を公正にはかってほしい。的な意味もありました…。
どんなに努力や経験を積み重ねても、結果にならないことの方が多いのが現実ではあるので、なんだか悔しいなあという気持ちもありますが、だからこそ絶対に結果を出してやろう、みたいな気持ちにもなりますよね。何の話かわからなくなってしまいました(笑)。

5月4日、Spotify O-WESTで行う2ndワンマンライブへ向けて


すずめ INUWASIのこれからがますます楽しみなるような最高の1日になります!!私自身、またここで成長した姿をお見せする予定です!!2022年5月4日はSpotify O-WESTさんに集結を!!

イヴ 2021年に開催した1stワンマンライブはINUWASIが変われた重要な日でした。
今回の2ndワンマンライブもこれまで以上に成長できるまた新たな一歩を踏み出せる日にするつもりで、過去最大のパワーで皆さんを幸せにしたいです。

カリヲリ 個人的に、今までのライブで一番印象的なのが 1st ワンマンライブなのでそれを塗り替えていきたいですし、少しずつ成長し少しずつ変わっていくINUWASI、ではなくここで大きく爆発的な成長と変化を見せたいなと思ってます。歌唱やダンスはもちろんですが、表情でも曲を届けれるようになりたいですし、もっと堂々と構えたパフォーマンスができるように練習を積み重ねていきます。

がるむ さらなる高みを目指す私たちの姿を、来てくれたみなさん1人1人に伝えられるような気迫溢れるライブにします。

はのんまゆ 今回の2ndワンマンライブでは変化し続けてきたINUWASIの2度目の集大成ということで、必ずチケットも完売させて、その日見に来てくれた方々全員と過去最高の一日にしたいと思っています。3年目になって、メンバーも誰一人変わらず、いろんな壁を乗り越えてここまで来ました。そんな私たちだからこそ出来る、絆やライブへの本気さを感じさせる熱い時間を必ずお届けします。この日は絶対に空けてINUWASIのライブへ足を運んでほしいです。よろしくお願いします!

ライカ 今年の2月9日にデビューして2周年を迎えました。
私達はまだまだこれからで、これからより一層パワーアップしていくINUWASIを観にきて欲しいですし、その時しか感じることのできない景色を、お互い目に焼き付けていきたいです。私達も全力で楽しむし、来てくれたみなさんを100%楽しませます!初めての方でも楽しんで頂けるライブにします。みなさんが来てくれるのをお待ちしています!

最後に原宿POP読者のみなさまへ自己紹介!

──HARAJUKU POP WEBの読者の方々は、ファッションを中心に原宿のポップカルチャーが好きな人たちが多いです。可能でしたら、読者に向けてお勧めの楽曲(自分たちの曲でも、他の方の曲でもOK)を教えてください。もしくは、「自分に影響を与えた楽曲」「自分の好きな歌」など、”お勧めの1曲”を教えてもらえたら嬉しいです。そして、最後に、自由にひと言メッセージをお願いします。

カリヲリ


Twitter:@KARIWORI_INWS
Instagram:@kariwori_inws

おすすめ曲

the cabs さんの「花のように」です。

好きなファッション

お気に入りの服のブランドは、merry jenny、meimmeim、amatunal、HEIHEIなどです。服を作るのも好きなので、生誕祭の衣装なども作ったりしてました。

最後に一言!

原宿にパリパリ生地のクレープ屋さんがあれば教えてください。

がるむ


Twitter:@GARUMU_INWS
Instagram:@garumu_inws

おすすめ曲

大塚 愛さんの「黒毛和牛塩タン焼き680円」。

好きなファッション

その辺り疎いので、周りの人がおすすめしている物を買ったり気になったらとことんレビューを見ます。服はワンピースを買うことが多い・可愛い服を着なきゃと思いつつ、ジャージに惹かれる。

最後に一言!

原宿は5秒に10軒クレープ屋があるよ!(笑)(※To カリヲリ)

イヴ


Twitter:@EVE_INWS

おすすめ曲

INUWASIの「Lapse」です。

好きなファッション

服のブランドはEATMEが好きです。コスメはDior。洋服はその時の気分によりますが大体黒で統一させます!

最後に一言!

INUWASIを沢山愛してください!!

はのんまゆ


Twitter:@HANON_INWS
Instagram:@HANON_INWS

おすすめ曲

私としては前作「DUTY」収録の「Axenxion」です。歌詞も大好きだし、サビも頭に残りやすく、楽しい楽曲になっているのでおすすめです。

好きなファッション

お洋服は凄く好きでかなりこだわってて、特に大人綺麗めのお洋服が好きです。最近だと DarichやUNITED TOKYO、SNIDEL、amerge.、ANDMARY、REDYAZEL、あたりをよく買います!ほどよく色気や個性を出せるお洋服が大好きです。ただ私は身長が低めなので、お洋服選びは結構苦労してます…(笑)。

最後に一言!

今回のミニアルバム「天秤」が一人でも多くの人に好きになってもらえたらなと思います。そして私 はのんまゆ のことも知ってほしいです。よろしくお願いします!

すずめ


Twitter:@SUZUME_INWS

おすすめ曲

INUWASIの「Mother Earth」です。

好きなファッション

女の子らしい可愛いお洋服がとっても好きなので、そういうお洋服をよく着ます!

最後に一言!

INUWASIは最高のグループです。楽曲もたくさん配信されているので聴いて欲しいし、是非LIVEにも足を運んでみてください!!

ライカ


Twitter:@RAIKA_INWS

おすすめ曲

私達の曲になってしまうのですが、前作「DUTY」収録の「Darkness」という曲を良く聴いています。その中に「悪者でもいいさ 真実を伝えるから」という歌詞があります。悪者になってでも真実を伝るって簡単な事じゃないと私は思っていて、この歌詞の様に周りに流されず自分をしっかり持って生きていきたいと思わされますし、暗い世界でも自ら道を切り開いていく様な力強さを感じられる曲なのでとても好きでお勧めです。

好きなファッション

リメイクされているお洋服が大好きです。絶滅危惧種というお店や、amatunalというお洋服屋さんを良く通販で見ています!

最後に一言!

私たちの3rd MINI ALBUM「天秤」が沢山の方の心に届きますように!

質問:長澤智典

天秤

INUWASI3rdミニアルバムリリース!!
『天秤』
2022.03.29 On Sale

<価格> ¥2,000-(税込)
<品番> QARF-60099
<発売元> 株式会社ロックフィールド<販売元>コロムビア・マーケティング株式会社

収録曲
01.ストリングスウォーズ
02. Planetes
03. Altair
04. Soaring
05. memento
06.別れ道

INUWASI

「INUWASI」 は犬と鷲の融合 – 「ハイブリッドラプター」なアイドルユニット。
2020年2月にデビューを果たした。黒い衣装を身にまとい、ハードコアの楽曲を歌うというスタイルで活動をスタートさせ、同年11月に1stミニアルバム「Aquler」、2021年3月に2ndミニアルバム「Thanatos」を発表。4月に東京・Veats Shibuyaで1stワンマンライブを開催し、11月に1stフルアルバム「DUTY」をリリースした。

Official Site:http://inuwasi.jp
Twitter:@INUWASI_O
YouTube:INUWASI

この記事を書いた人

音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/

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