出演者コメント&LiminaLの豪華ゲストを加えた朗読劇「星座になれなかった少女」レポート

2022年08月13日 | カルチャー
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—— 美しい悲劇に一筋なびく、繊細なレースのようなカタルシス ——を全体のテーマとしゲストアーティストを迎え、フォトブック、楽曲、朗読などの世界観にこだわった作品を制作する企画「LiminaL」。
その「LiminaL」が7月23日(土)に開催した朗読劇「星座になれなかった少女」に行ってきました。

少女役 藤城リエさん

月役 星守紗凪さん

ナレーター 舞川みやこさん

プロデューサー・脚本家 安藤紗々さん

朗読劇「星座になれなかった少女」

朗読劇「星座になれなかった少女」は、新宿にあるガルバホールで行われました。
アール・ヌーヴォー様式を取り入れた館内は、さざ波の音が流れていて、爽やかな雰囲気……。

その中で、ナレーター・舞川みやこさんと、少女役・藤城リエさんの声が響きました。

主役である、明るく軽やかな印象の少女。彼女には心優しい弟がいて、どうやらふたりで暮らしている様子。
弟の台詞はなく、少女とナレーターの声だけでストーリーは進みます。
それでも、少女が弟を大切に思っていることは言葉の節々から感じられました。

ストーリーの世界観も魅力的。
むかし優しい弟が助けた子猫と会話ができたり、あまりいい人とは言い難い“黒バラ”の誘いは無視したり、景色のいい丘があって、終わりの見えない海が広がっていて……。
舞川みやこさんと藤城リエさんの声から連想されるファンタジーの世界は、自分も体験してみたいと思うような世界観でした。

しかし、そこから一転。
悲しみを吐きだす少女の声に胸が締め付けられました。
弟と子猫が死んでしまい、少女は独りぼっちになってしまったのです。

そこに、観客入場口から月役・星守紗凪さんが入場。
1番後ろの席から、だんだんと張り詰めた空気が伝わっていくのがわかりました。

「私は、月。」
凛とした星守紗凪さんの声が響きました。

……そこからは、藤城リエさんの喜怒哀楽のこもった演技と、星守紗凪さんの神々しさ、舞川みやこさんのしっとりとした語りによって、物語の世界に没頭してしまいました。

心が締め付けられるような、それでいて満足感のある物語。
この物語は少女の視点で語られ、少年が何か話すことはありません。少年は何を思い、どうしてほしかったのでしょうか。
感情が動くストーリーだからこそ、今も「#LiminaL」や「#LiminaL考察」では様々な考察・解釈がされています。
個人的には、純粋すぎる少女が創り出せる精一杯のエンドだったのかもしれない……と思いました。

藤城リエさんが歌うテーマソング「月蝕のよるに」

朗読劇のラストは、藤城リエさんがテーマソング「月蝕のよるに」を歌唱。
優しいピアノの音楽と、物語とリンクする幻想的な歌詞に、今までのストーリーが蘇るようでした。
力強い藤城リエさんの歌声から、弟と一緒にいたいと願いながらも、どこか結末を受け止めているような雰囲気を感じられて、先ほどのエンディングにより浸ることができました。

※YouTubeで一部視聴できます。

出演者×脚本家によるトークタイムも

その後は、プロデューサー・安藤紗々さんの「お疲れ様」と明るい声と大きな拍手と共に、トークタイムが始まりました。

星守紗凪 緊張しすぎた~!

舞川みやこ 舞台とは違って本番までの期間が短かったから、私も緊張しました。

藤城リエ 朗読劇が初めてだったので見ての通り緊張しました。おふたりにどうやって付いていこうか、少しでも学ばせてもらおうと頑張りました。


先ほどまで感動の劇を創られていたのに、笑顔で場を盛り上げてくれる4人に「まさにプロだ……!」と感動。
トークタイムは安藤紗々さんが司会をつとめながら、いくつかのテーマにそって進みました。
全てではないのですが、一部だけレポートします。

台本を初めて読んだ時は?

舞川みやこ すごく綺麗なお話だなと思いました。儚さのある、忘れられないお話だと思います。

星守紗凪 台本を読むときは、よく頭の中でアニメのように映像化するんです。今回の台本も同じように読み始めたんですが、どんどんキャラが躍動していくような、童話のような雰囲気を感じました。
あと、私は星が大好きなので星空の描写で「わかる~~!」ってなることも多かったです。

藤城リエ わたしはもうおふたりの意見と同じです……(笑)。

会場 (笑)

藤城リエ 登場人物の関係性が本当に魅力的で、リス子さん(安藤紗々さん)……やったなって!(笑)


登場人物の関係性というキーワードから、「同人活動や考察は大歓迎!」と会場も含めて盛り上がりました。
今もキャラクターのイラストや背景の考察を投稿している方がSNS上にたくさんいます!

「星座になれなかった少女」に関係なく、演じてみたいキャラは?

藤城リエ ヤンキーです! 先日、7年くらいのお付き合いがあるスタッフさんからも「藤城さん目をまっすぐ見てくるから最初はヤンキーっぽい面もあるのかなって思ってた」って言ってもらったので、挑戦してみたいです。

舞川みやこ ナレーター役が多いので、語り部以外……感情をバンッとだすような、心が一緒に動く、喜怒哀楽のあるキャラクターをやってみたいです。

安藤紗々 星守さんは……ほとんどやったことありますよね?(笑)

星守紗凪 (笑)あ、でも、少年とか……?


他にも、安藤紗々さんがどうやって藤城リエさん・舞川みやこさん・星守紗凪さんと知り合ったのか、当時を知るファンからすると懐かしく思ってしまうようなエピソードなど、楽しいお話が続きました。
個人的には、皆さんが何を意識して役を作り込んだりナレーションをされていたりするのか、聞くことができて嬉しかったです!

原宿POP掲載記念・出演者の方々からコメントをいただきました

今回、原宿POPで記事を公開するにあたり、出演者の方々からコメントをいただくことができました!


藤城リエ LiminaL朗読劇『星座になれなかった少女』に少女役で出演しました、藤城リエです。
ご観劇いただき、ありがとうございました!LiminaLプロジェクトの記念すべき第一弾、そして自身初の朗読劇ということで、とても燃えていました…!そして何より、憧れの紗凪さん、みやこさんとLiminaLの世界を作り上げることができて嬉しかったです。
一ファンとして大好きなこのプロジェクトが、第二弾、第三弾と続いていくことを願っています。

星守紗凪 LiminaL朗読劇「星座になれなかった少女」にて“月” を演じさせていただきました、星守紗凪です。
とても幻想的でキラキラとした雰囲気を持ちつつ、同時に闇も広がっている…そんな美しい物語の中で生きられて楽しかったです!
この先もLiminaLの世界が無限に広がっていくことを願っております!
そして、またそこにお邪魔できたら嬉しいなぁなんて考えています!
ご観劇いただきました皆様、本当にありがとうございました!

舞川みやこ LiminaL 星座になれなかった少女 朗読劇にナレーターとして出演しました舞川みやこです。
まっすぐな魅力溢れる藤城リエちゃんを真ん中に、声のお芝居がとても上手な星守紗凪ちゃん。
魅力も実力もいっぱいのおふたりとご一緒するということでとても緊張しておりましたが、安藤紗々さんの生み出す美しくダークな世界観とそれぞれの役柄がマッチして、なんとかナレーターとして空気を作り役柄と作品に寄り添うことができたかな? と、朗読劇を終えて一安心しております。
本当にありがとうございました。


ありがとうございました!

朗読劇「星座になれなかった少女」の台本や写真集、ブロマイドなどはハートカンパニー公式ショップにて販売されています。
こちらの通販でフォトブックを買うと、先着でスタジオ撮影チェキがついてくるそうなので、ぜひご覧ください!

https://heart-company.booth.pm

この記事を書いた人

編集・ライター。東京(ド田舎)出身なので、学生時代は原宿や渋谷に憧れて、放課後は片道1時間半かけて遊びに通っていました。今ではヨーロッパ古着とレザー育成が大好きな旅ヲタク。

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