SHEINが切り開いてくれた誰でも手軽にファッションを楽しめる新時代。

2022年09月30日 | アパレル

令和が幕を開けてから、はや4年が経ち、コロナは完全終息とまではいかないものの

ここ最近、都心のストリートはパンデミック以前と変わらない活気が戻りつつあります。

それどころか、コロナ以前よりも若者のファッションは露出や奇抜さ、大胆さが増し

平成のリバイバルブームもあってか
原宿も、かつての90年代〜2000年代の黄金期に似た賑わいを見せているのです。

そんな令和4年の10代〜20代の若者が
どこでお洋服を買っているのか?と言うと

今大流行中のファッション通販サイト『SHEIN』なわけです。

令和時代に突如現れた激安輸入市場SHEIN

SHEINが日本で流行し始めたのは今から1年以上前。

2021年に入って間もなくTikTokなどでも紹介する子が増え
2021年4月にはアプリストアのショッピングアプリランキングでメルカリとAmazonを抑えて1位に。

その人気の理由はサイトを見れば一目瞭然。

①とにかくありえないほど安い、そして可愛い。
②衣類、アクセ、バッグ、靴、コスメ、雑貨まで幅広く何でも揃う豊富な品揃え。
③プラスサイズがたくさんある。サイズ展開の幅広さ。
④韓国系から原宿KAWAII系まで何でもあるジャンルの手広さ。
⑤¥2,000以上買えば送料が無料になる。
⑥届くのが早い、海外なのに注文から1週間ほどで届く。

などなど

「早くほしい」「安く買いたい」という
オシャレサイクルが目まぐるしい若者たちの要望にピッタリとマッチし、今や男性や主婦層も、誰もが使う大手ECサイトになりました。

中でも、原宿系の若者がSHEINでよく買っている売れ筋のアイテムが

レッグウォーマー、アームウォーマー
メッシュグローブ、スカートです。

アームウォーマーやレッグウォーマーは原宿のプチプラショップで買おうとしても安くて1つ900円ほど。

しかしSHEINは200円で買えてしまうため
一度に何種類もの色をまとめて買うことができます。

スカートは、なかなかプラスサイズで可愛いものが巷に売っていない中、ウエスト85〜100以上のビッグサイズまで原色系、サイバー系、ロリィタ系、パンク系まで可愛いものがたくさん揃っています。

SHEINは
物価高、だけど貧困。
年々そんな苦しい状況が悪化していく現代っ子の救世主となっているわけです。

安く買って、手軽に楽しめるようになった事で増えた原宿系人口の母体数

今まで青文字系ファッションやギャルファッションは「高くて手が出ない」「着る勇気が無い」と言っていた子たちも

「SHEINで安く買えるから、ちょっと着てみよう」と、新たにストリートファッションの門を叩くキッカケとなり

3年前の2019年平成終期の原宿に比べて2022年は原宿系ファッションや平成ギャルファッションに身を包んだ若者が激的に増加傾向にあります。

これは、まさしく原宿系が復活を遂げる為の第一歩を踏み出した事のように思えます。

SHEINによって原宿系ブランドの売り上げが伸び悩んでしまうのではないかという懸念

しかしSHEINで安くなんでも買えてしまうとなると
ラフォーレなどに店舗をもつ原宿系ファッションブランドの売り上げ低下に響いてしまい
原宿系ブランドがまた減っていってしまわないか?という心配の声もあるかと思います。

しかし

ブランドの服は価格ではなく
“ブランド力”で服を売っているという事を忘れてはなりません。

ロリィタ服しかり
どんなに安く買えるサイトがあっても

上質な生地を贅沢に使い、良いものを作り続けている
長い歴史のある有名なブランドの名前を着たい、という層は必ず一定数います。

かつては、お金がないという理由で
原宿系ファッションをはじめるスタートラインにすら立つ事が難しかった人達も
SHEINをキッカケに誰もがスタートラインに立てるようになりました。

派手な服を着る事に耐性のない人が最初から一着1〜2万円する服を買うのは
あまりにハードルが高すぎます。

しかし、SHEINを入り口にして、お試し期間的に原宿系ファッションを楽しむ事で
徐々にいろいろな服を着ることや個性を出すことに抵抗が無くなれば

ラフォーレに並ぶ原宿系ブランドのお洋服や
個人ブランド、ハンドメイドにも手が伸びるようになり

結果的には原宿全体の相乗効果に繋がるのではないかと考えられます。

原宿系の入り口の門が狭すぎるとKAWAII文化は滅びに向かってしまいます。

それを、誰もが安く、手軽にはじめられるキッカケをSHEINが与えてくれた事により
少しずつ、KAWAII人口が増えていけば

原宿の未来はきっと明るいものになると思っています。

江崎びす子

SHEIN公式サイト:https://jp.shein.com

この記事を書いた人

イラストレーター、漫画家、モデル 代表作「メンヘラチャン」 "病みかわいい"カルチャーを国内外問わず発信し続けるクリエイター Twitter:@Bisuko_Ezaki @BisukoEzaki / Instagram:@bisukoezaki

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