新世代クロスメディアプロジェクト「ゲキ×メン」シリーズ第一弾作品「絶響 MUSICA THE STAGE」。その魅力をお伝えします!!

2020年07月09日 | カルチャー
長澤智典
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 「男性俳優を主体とした舞台演劇起点の新世代クロスメディアプロジェクト「ゲキ×メン」シリーズ第一弾作品」として、このたび「絶響 MUSICA THE STAGE」の上演が始まった。公演は、7月13日(月)・昼の部まで連日続く。
いわゆる、ライブも交えた2.5次元舞台劇だ。キャストも、Popteen専属モデルであり、「オオカミちゃんには騙されない」で話題を集めた黒田昊夢を筆頭に、「仮面ライダーゼロワン」新屋敷達巳役を演じた一色湊、「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」神崎颯馬役の樋口裕太、「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」千翼役の前嶋曜、東京ワンピースタワー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION 『PHANTOM』」サンジ役(2018~2019年)を演じていた林勇輝、音楽劇「男おいらん歌舞繚乱」に出演していた平賀勇成など、気になる若手俳優陣が多数登場。VOICE CASTにも、江口拓也、小野賢章、斉藤壮馬、諏訪部順一、谷山紀章、花江夏樹、森久保祥太郎と錚々たるメンバーが顔を並べれば、ダンサーとして室井一馬(甘党男子)と結城駿(BSB Works)が出演しているのにも注目したい。

制作面でも、「うたの☆プリンスさまっ♪」TVシリーズや「Dance with Devils」などを手掛けた金春智子がシリーズ構成・脚本を担当。「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」や「プリキュアシリーズ」キャラクタービジュアルなどを多数描いてきた川村敏江をビジュアルデザインに迎えれば、「メル・リルルの花火」「ビョードロ」(劇団おぼんろ主宰)や「イムリ」(脚本・演出)などを手掛け演劇界の異端児とも評される新進気鋭アーティストの末原拓馬が演出を担うように、期待の高い演出陣が顔を揃えている。

「絶響 MUSICA THE STAGE」は、音楽バトル劇!!


内容は、侵略者に星を支配され、精神体となったソノーと呼ばれる妖精のような少年らが、音楽の才能に秀でた高校生音楽家たちの携えた楽器と融合。ソノーらを星へ連れ戻そうとする侵略者たちと音楽を通して戦う、いわゆる「音楽バトル劇」になる。以下へ、ウェブサイトよりの抜粋になるが、物語の粗筋を記しておきたい。

ストーリー

音楽が好きでたまらない音ノ羽学院高校2年生の内海ヒビキは、メジャーデビューのきっかけを掴みかけていた。
 ある夜、彼の前に空から不思議な光が降ってきた。
「ボクはソノーのジョア。ねえ、君の音楽でボクたちの星を救って」。
 光はそう語りかけると、ヒビキのギターと融合した。
しかしヒビキは、幼なじみの親友・室月ミキが不思議に思うほどのかたくなな態度 で、ジョアを追い払ってしまう。

翌朝、ミキと一緒に登校したヒビキのところに、同じ高校の3年生、シャルル・茉莉・アントルモンと明神伊織がやって来た。2人は、自分たちのところにもそれぞれ別のソノーが現れたと告げる。
ソノーたちは、母星である「白き風の星」が侵略者に支配されてしまったため、同じ「MUSICA」を持つ「バディ」に助けを求めに来たのだった。

「白き風の星」を支配しているのは、美しくて優しげで、どこか妖しい魅力を持つモーヴェだ。
モーヴェは部下のクストーとストラに、ソノーたちを連れ戻すよう命じる。

ヒビキとミキの目の前に、クストーが現れた。
ソノーたちを奪おうとするクストーに、シャルルと伊織、そして1年生の雨乃トウヤと北条シンイチロウは音楽バトルで立ち向かうが……。

用語解説

・ソノー
「白き風の星」に住む、妖精のような少年たち。音楽の特別な力を持っている。侵略者に星を支配されてしまい、精神体となってヒビキたちの「青き水の星」に助けを求めにやってきた。

・MUSICA(ムジカ)
音楽を愛する者の心の中に存在する、音の結晶のようなもの。
互いのMUSICAの波長が合い、共鳴し合うことで、時に凄まじいエネルギーが生み出される。

・バディ
「白き風の星」に住む者と「青き水の星」に住む者のうち、同じMUSICAを持つ者同士のペアのこと。

 今、ブレイクを期待されている若手役者陣が居並ぶように、演技に向きあうひたむきな姿を通し、舞台役者としての彼らの成長ぶりを楽しんでいる人たちもいれば、彼らが絡み合うことで生まれる微笑ましい姿に胸の高鳴りを覚えたくて観ている人たちもいるだろう。
 確かに、成長著しい彼らが、役を通して舞台で交わりながらも互いを高めあう姿を観ていると、一緒に青春という空気を吸い込みたい気持ちになるのも納得だ。

「人と人との心のアンサンブル」が、結果的に「人の心を揺さぶるドラマ」を作りあげる。

物語は、音楽に生きる喜びや生き甲斐を覚えるどころか、音楽が人生のすべてという主役の内海ヒビキ(黒田昊夢)が、メジャーからの話を受けた矢先に、突然声が出なくなるところから始まる。ヒビキの幼なじみであり、彼の音楽の才能に惚れ込み、音楽家として生きることを夢見るヒビキを側で支える室月ミキ(林勇輝)との友情を中心に、話は進んでゆく。
 先にも触れたように、そこへソノーと呼ばれる妖精らが、ヒビキを含む音楽の才能に秀でた6人の高校生音楽家たちの楽器と融合。そこから物語は、ソノーが彼らの楽器に魂を宿し、6人の少年らと心をシンクロさせた理由や、ソノーたちが「青き水の星」(地球)にやってきた背景。ソノーらによって同じ仲間になるためる導かれた少年たちどうしの関係性から、ソノーらを惑星へ連れ戻そうとする侵略者たちと少年らとの戦いなどが次々と描き出されてゆく。

この舞台劇には、注目したい「心の見どころ」がいくつもある。ここでは、あえて二つ上げておこう。

一つ目が、「戦いを通して育まれる6人の友情」だ。
バンドの生み出す音楽に人が心惹かれるのは、メンバーたちが気持ちを一つに重ね合わせたときに生まれる意志を持った歌や演奏に魂を揺さぶられるからにある。
それぞれに異なる背景を背負った少年たちが、一つの目的のため心を一つにしたとき、その音楽には人の心を揺さぶる力が生まれれば、物語では、それが相手を倒すパワーにもなる。

二つ目が、「音楽が好きゆえに、それぞれが背負う悩みや葛藤」
ヒビキの声が出なくなった理由や、雨乃トウヤ(前嶋曜)が胸に抱えている「好きだったはずの音楽が」という葛藤など、誰もが音楽が好きなはずなのに、それぞれが「好きが故」の心の苦悩を抱えている。それが、戦いを通してどう変化してゆくのかにも注目していただきたい。

登場人物たちそれぞれが、いろんな「心の戦い」を背負いながら、「不思議な運命」に翻弄されてゆく。それは、侵略者側にも言えること。「なぜ、戦うのか」という理由は、もちろん。「アンサンブルによって生み出される音楽」を題材にしているからこそ、この物語でも「人と人との心のアンサンブル」が、結果的に「人の心を揺さぶるドラマ」を作りあげてゆく。

あえて種明かしを一つ告げるなら、「ゲキ×メン」シリーズ第一弾作品と銘打つように「絶響 MUSICA THE STAGE」は単発物語ではない。本作は、あくまでも物語の第一章。「序章」から「第一章」へと進み、「さぁ、この続きは!!」となるところで、次の章にページを受け継ぐように、長大な物語の序盤でしかない。実際にソノーと少年たちとの関係性も、侵略者たちとの戦いも、まだ幕を開けたばかりに過ぎない。続きが気になるのも、この舞台劇の嬉しいもどかしさだ。

「絶響 MUSICA THE STAGE」は、音楽を題材にした勧善懲悪劇を通し、「友情・正義・夢」という三密ならぬ「人の心に欠かせない三必」を伝えてゆく物語。

「絶響 MUSICA THE STAGE」は、演劇パートが終わったあとに、物語を紐解くように、出演者たちによるライブパートが始まる。ここでは、ソロからグループまでいろんな組み合わせで、多彩な表情を持った歌たちを楽しめる。ライブでは、「なぜこのキャストがこの歌を、この曲調で歌うのか」や、物語の伏線を示すように構成された「歌の流れ」にも注目して観てもらいたい。もちろん、観る際には、お気に入りのメンバーのサイリウムを振って楽しんでいただくことをお勧めします(劇場で購入可能)。

 音楽は、人の心を揺さぶる魅力や力を携えている。それを「心を豊かにする力」にするのか、「心を支配(洗脳)する力」にするのか。「絶響 MUSICA THE STAGE」は、音楽を題材にした勧善懲悪劇を通し、「友情・正義・夢」という三密ならぬ「人の心に欠かせない三必」を伝えてゆく。
 もちろん、「キャストを応援したい」という気持ちで構わない。そのうえで、物語の奥に隠された想いまで汲み取ったうえで楽しんでいただけたら幸いだ。
 今回は「生配信」としても届けているように、全国各地何処にいても観ることが可能。あなたもぜひ、この舞台を彩るキャストの一人になって欲しい。それを示すセリフも、途中飛び出すので…。

TEXT:長澤智典

インフォメーション

【シリーズ構成・脚本】 金春智子
【ビジュアルデザイン】 川村敏江
【演出】 末原拓馬(おぼんろ)
【音楽監督】 HarryY(吉田晴彦)

【出演】
一色湊、太田将熙、黒田昊夢、林勇輝、樋口裕太、平賀勇成、前嶋曜、安井一真、寺山武志 (五十音順)

【映像のみの出演】
輝馬

【声のみの出演】
江口拓也、小野賢章、斉藤壮馬、諏訪部順一、谷山紀章、花江夏樹、森久保祥太郎
(五十音順

【ダンサー】
室井一馬(甘党男子)、結城駿(BSB Works)

【7月8日公演ゲスト出演】
小沼将太、糠信泰州

【以降ゲスト出演】
9日 近藤頌利、武子直輝
10日 近藤頌利、武子直輝
11日 中澤まさとも、狩野翔
12日 笠間淳、汐谷文康
13日 河原田巧也、 糠信泰州

劇場チケット

■チケット料金
プレミアムシート 11,000 円(税込/全席指定)

※非売品ブロマイドセット(全キャラ9種)付き。(劇場にてプレゼント致します。)
※前半Ⓐ・後半Ⓑで、非売品ブロマイドセットは別バージョンとなります。
Ⓐ7/8(水)~10(金)前半5公演、
Ⓑ7/11(木)~13(月)後半5公演

【劇場】 六本木 俳優座劇場
〒106-0032 東京都港区六本木492

●交通案内
【電車でお越しの方】 ・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」 6出口すぐ
・東京メトロ日比谷線「六本木駅」4b出口徒歩5分

配信

■配信チケット料金
2,800円(税込)

■配信チケット発売
【イープラス】
https://eplus.jp/musica-stage/               

「絶響 MUSICA THE STAGE」 Web
https://www.musica-project.com/
「絶響 MUSICA THE STAGE」 twitter
https://twitter.com/musica_stage

この記事を書いた人

長澤智典
音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/

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