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こんにちは!原宿系イラストレーター、ジェンダーレスモデルの江崎びす子です。
以前書かせていただいた記事
ちょろっと解説した「森ガール・森ボーイファッション」を覚えてますでしょうか?
改めてここで説明すると
森ガールファッションとは、その名の通り
「森に居そうな女の子」のファッションの事。
(※森ボーイはその男性版)
2006年にmixiコミュニティによって誕生したカルチャーで、2008年あたりから日本でブームになり
2009年のピーク時には森ガールだけの専門雑誌が多数出版されました。
そんな森ガールファッションですが
今では街中で見る機会もほとんど無くなりました。
あの頃、下北沢や高円寺、代官山、原宿で見かけた森ガールちゃん達は今どうしているのでしょう。。。?
そこで今回、私は念願だった森ボーイファッションに挑戦してみました!
実は私は小学生時代から森ガール・森ボーイに強い憧れがあり
実際、少しだけかじっていた時期もあるのですが
ここまで本格的なスタイリング、ロケ撮影は初なので、なんだかドキドキです。
この記事ではその写真を一挙公開すると共に
懐かしい〜森ガールカルチャーについて
びす子たんの思い出話と絡めてほんの少し語ってみようと思います。
よろしければ最後までお付き合いください☆
今回のコーディネート
鹿コーデ
全体的にカーキ色で統一!
トップスは古着屋さんで購入
ボトムは7年くらい前にGUで購入したもの。
羊コーデ
ピスタチオカラーのカットソーワンピースはDOUDOUというブランドのもの
クリームイエローのスキニーパンツはAmazonで購入。
共通アイテム
ストールは古着屋さんで購入
レッグウォーマーと靴はAmazon
ぶどうのピアスとネックレスはダイソーで買えるぶどうの食品サンプルを加工して作ったものです。
森ガールに比べて森ボーイは少ない???
今回森ボーイファッションをするにあたり
過去の森ガール雑誌のバックナンバーや
いろいろなスナップサイトを参考に調べたのですが
森ボーイに関してはほとんど資料が無い事にビックリしました。
「そもそも森ガールはいても
森ボーイってほとんど居無いんじゃない?」
いえいえ、実はそれがそんなことも無いのです。
mixiコミュニティの森ガール・森ボーイコミュニティは
現在動きは無いものの、過去のトピックやユーザーの投稿アーカイブを遡ることができるのですが
なんと、コミュニティ内の男性人口はかなりいるのです。スナップ写真もたくさん上がっております。
なのに何故こんなに森ボーイファッションの資料が少ないのか…
それはやはり、女性の森ガールアイコンはアーティスト等でもたくさん存在するのに対して、男性の代表的なアイコンがいなかったのが要因なのでは無いかと思うのです。
やっぱりファッションには真似をしたくなるような影響力があるアイコンの存在って重要なんだなぁと痛感します
原宿系ファッションも、かつての勢いや力を取り戻すには
やはり影響力をもったファッションアイコンを育てていく事が必要ですね。。。
森ガールのアイコン、YUKIとの出会い
“森ガール”という言葉が誕生し、mixiコミュニティが開設された2006年に何が起きていたかというと
漫画「ハチミツとクローバー」がテレビアニメ化され、子供から大人まで幅広い層がハチクロの世界に魅了されていました。
また、その主題歌を歌っていた元JUDY AND MARYのボーカル、YUKIの世界観とカリスマ性に多くの人が釘付けになっていました。
もちろん私もそのうちの1人です
ちょうどYUKIがアルバム”JOY”と、それに続くシングル”長い夢”をリリースした時のことです。
スペースシャワーTVだったか何かの番組で
たまたま流れた”長い夢”のプロモーションビデオを目にした時
その世界観にハートをグッと掴まれたのを覚えています
童話調のかわいいフラッシュアニメーションで
曲も明るくキャッチーなので
その時はまさかその歌が亡くなった息子さんを想って書いた曲だとは思いもしませんでしたが…
彼女の影響で森ガールに目覚めた女の子はきっとたくさんいるハズ。
今回の撮影でもYUKI感を意識して
ビスケット型ヘッドホンを新調し、取り入れてみたりしました。
平成の森カルチャー
今回の撮影にあたり
実は撮影小道具として”ドコモダケ”(当時のdocomoのマスコットキャラ)やLISMO(当時のauのマスコットキャラ)などのグッズも映り込ませる案があったのですが
平成の懐かしい要素を入れてしまうと若干趣旨がブレるので没になりました。
考えてみたら、平成は大手携帯会社が
キノコやリスといったマスコットキャラクターを掲げており
森ガールカルチャーがいかに人気だったかが
そこからも窺え知る事ができますね。
(関係あるのかは定かでは無いですが)
auのCMソングに起用された
YUIの”CHE.R.RY”もプロモ映像の世界観なども森ガールそのもので
やはり平成という時代を通して根強く人気があったジャンルなのだろうなぁと感じますね。
おわりに
ご覧いただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
びす子たんは15年越しに
やりたかったファッションに挑戦することが出来て、とても嬉しかったです。
皆さんも、自分がやりたいと思うファッションは
とことんチャレンジしてみて下さい!
以上、江崎びす子でした!
【カメラマン】森永ぐりこ(@guriko_morinaga)
【撮影ロケ地】トーべ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園
※飯能市役所道路公園課へ事前許可を得て撮影しております。