M.S.S Projectがアルバム「M.S.S.Period」について無駄のないように無駄トーク?!を語り尽くす?!?!

2020年04月28日 | インタビュー
長澤智典
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 4月22日(水)に通算7枚目となるアルバム「M.S.S.Period」を発売するM.S.S Project。本来だったら全国ツアーのファイナルとして行なうはずだった3月4日のZepp DiverCity公演を無観客LIVEとしてYouTubeを通して生配信したところ、7万2000人もの視聴者が彼らの姿を視聴。さらに、投げ銭機能「スーパーチャット」を通じてファンたちが熱い支持を表明。なんと1億円を超える支援額が集まり、大きな話題にもなっていた。
今もM.S.S Projectの公式YouTubeチャンネルへ、得意のゲーム実況を中心に、様々なチャレンジ映像など気になる動画を定期的にアップ中。この日の取材も、新作動画の収録を終えた彼らを捕まえて行なった。
今回の特集では「アルバム編」と「ファッション/プライベート編」に分け、4人の魅力をみなさんへお伝えしたい。まずは、「アルバム編」から始めようか。

今回、スーパーチャットが総計1億円を越えたんですけど。そこは、僕らもまったく予想していなかったことでした。

──”3密”を防ぐための措置としてツアー・ファイナルとなった3月4日のZepp DiverCity公演を無観客LIVEとしてYouTubeを通し生配信したところ、7万2000人もの人たちが視聴。さらに、投げ銭機能の「スーパーチャット」を通し配信前から支援の投資が始まり、結果、1億円を超える支援金が寄せられました。みなさん、その反響をどう受け止めました?

FB777(以下、FB)  当時、無観客ライブという形を取ったのも、ただライブを中止にするのではなく、僕らなりに何か出来ることはないかと考えたうえでの措置でした。そのスタイルは普段M.S.S Projectとしてやっているネット配信ともすごく親和性があったことからで、あの方法を取ったことは僕らとしてもすごく良い判断になったなと思っています。しかも、反響がもの凄かったからね。

KIKKUN-MK-II(以下、KIKKUN)  今回、スーパーチャットが総計1億円を越えたんですけど。そこは、僕らもまったく予想していなかったこと。僕ら、生配信をしているときはいつもスーパーチャットを開いているように、無観客ライブでの生配信もいつもの形の延長としてやっていたことなんですけど。無観客ライブの告知を始めた頃から何千万という支援が集まりだし、僕らも「これは凄いことになりそう」と思っていたところ、ライブを終えるまでに総計が1億円を超えるとは僕ら自身思ってもいなかった結果でした。
僕らは、悲しがっているファンのみんなへ少しでも楽しんでもらえれば…という思いを持って始めたことでしたけど。現実問題として「金銭的な負担をどうしようか」と困っていたのもあって、みなさんの力を現実的な支援に変えられたのはとても嬉しかったことでした。もちろん、いろんな方面から応援の声もたくさん届けられたように、あの日はいろんなことが動いた日だなと改めて感じています。

──アルバム「M.S.S.Period」の帯裏にも「1●」と書いてありますしね。

KIKKUN 一応、その事実を書き残しておこうかなと思って(笑)。

──ちょっとした洒落心がいいですよね。ライブ中も、「スーパーチャットしたら何々をやる」など煽っていましたよね。

KIKKUN まぁ、(次々と支援金が増えていく)あの状況を見ていたら、(一つの演出として)やるしかないだろうと。

eoheoh(以下、eoh) そこは、逆に振り切って楽しもうかと。

FB でも、みなさんの力は本当にありがたかったです。あの当時も、今もそうですけど。僕らに限らず、たくさんのアーティストの方々が大変な状況を迎えているじゃないですか。あのときの成果も、ファンの方々の「アーティストを応援したい気持ちが強く現れた形だったな」と僕らはありがたく受け止めています。

──「M.S.S Project Tour 2020 PERIOD -The Next Phase-」は、いつもとは異なり、音楽オンリーのライブとして進行していました。そこも、M.S.S Projectにとっては新たな挑戦だったわけですよね。

KIKKUN チャレンジ的な面はありましたね。これまでのライブは、M.S.S Projectの柱である”ゲーム実況者”という面もライブに絡めつつ、「僕ら、音楽もやっているんだよ」という意識のもと2つの面を半々に観てもらえたらなと思っていたけど。特別感を出したい想いから、これまでM.S.S Projectではやってこなかった音楽オンリーのステージに挑戦。と言っても、一般的には普通のことですけどね(笑)。

──お客さんたちも、その姿を純粋に楽しんでいました。

FB 僕ら自身、ライブ中のゲーム実況トークを省いて音楽オンリーにしようがそんな違和感のあることではなかったんですけど。どちらかというと、お客さん側が「音楽オンリー。しかも、今回はスタンディング会場で」ということから、そこへついてきてくれるのかが心配でした。でも、いざ蓋を開けたらみなさん「楽しかった」と言ってくださったので、やって良かったなと思っています。


FB777
Twitter:@FB77777

そもそも、人にすり寄るのが苦手な人種ばかりが集まっているので。


──「M.S.S Project Tour 2020 PERIOD -The Next Phase-」では、いくつか新曲も披露していましたよね。

KIKKUN 毎回、新しいライブやツアーを行なうごとにいくつか新曲を入れるようにはしているんですけど…。

FB 今回のツアーでも、3曲演りましたからね。

──ツアーで披露した新曲たちも最新アルバム「M.S.S.Period」へ収録しているように、早い時期からアルバム制作は行なっていたのでしょうか?

FB 早い時期から楽曲は作り始めていたんですけど…。

KIKKUN そうだね。前々から作っていた曲もあれば、ライブツアー中にアルバム用にと作っていた楽曲もありました。ライブやアルバムでもオープニングを飾っている「Grand Cross」はライブで披露しながらも演奏を重ねてゆく中で尺(長さ)やコード進行を変えたように、ライブをしていく中で一緒に成長しながら、その完成形をアルバムへ収録した形になりましたからね。

──「Grand Cross」というタイトルが良いですね。

KIKKUN 先に楽曲を作りながらもタイトルが決まっていなかったことから「何か格好いいタイトルをつけよう」と思案したところ、その言葉が浮かびました。ただ、FBが「SOUTHERN X」(サザンクロス)を持ってきたときには、まさか「クロス」被りをするとは(笑)。互いに何も打ち合わせをしていないように、そこは偶然の産物でしたね。

──アルバムを作るうえでの事前打ち合わせはしないということ?

FB そうです。僕ら、「各自好きな曲を入れたれ!!」というスタンスなので(笑)。

KIKKUN 結果、いつもアルバムにはごちゃ混ぜ感が出るというか。僕ら、手を取り合ってやることが苦手なように、各自、自由に曲を作っています。

FB それに、僕ら一人として音楽性が重なっていないように、統一しようにも出来ないこと。

KIKKUN そもそも、人にすり寄るのが苦手な人種ばかりが集まってると言えばいいのかな。好きなように表現してゆくほうが、各自の力が出るタイプ。たとえ楽曲を提出しても、その曲を「嫌だ」「やりたくない」と言う人もいないんで(笑)。だから、それぞれ好き勝手に楽曲を持ち込み、それを形にしたり、ライブで演奏するのが僕らのスタンスかなと、そこは受け止めています。

──それぞれ好き勝手なスタンスは、通常の動画配信の中からも見えてきますからね。

KIKKUN その通りですね(笑)。

FB それが、僕らにとっては当たり前。各自が「好き勝手にやる」というスタンスは昔から4人とも一貫してますね。

eoh それが「普段通り」ということなので。

FB 基本的に「この曲を演りたい」「作品に入れたい」と作曲者が言ったら、「どうぞどうぞ」と止めることはしない。

eoh 曲が増えるぶんには嬉しいことだからね。


eoheoh
Twitter:@eoheoh_out

「まるで、おもちゃ箱みたいなアルバム」だと僕(eoheoh)には思えました。


──アルバム「M.S.S.Period」を聴きながら受けた印象が、「銀河を舞台にした歌」「攻めの姿勢を示した歌詞や未来へ向けた希望を示す内容」が多いことでした。

FB そこは、僕とKIKKUNの作る想いの傾向が似ているからじゃないかな。お互い、マイナー調の楽曲が好きだし。歌詞にしても、明るい表情の中へ暗めな要素を加えながらも、結果的に「パワーを出せ」のような想いへ導いてゆくスタイルが好きなんですよ。

KIKKUN 逆境へ立ち向かう感じは、けっこう好きですね。

FB そこって、お互い意識はしてないけど被っている部分。でも、eohは違う(笑)。今回、eohが「eoheohのテーマ」「Colors」と明るい楽曲を作ってくれたのは素直にありがたかったです。

eoh 僕の好きな楽曲の傾向がポップ寄りなので、作る曲も必然的にそういう方向になるというか…。

KIKKUN 今回eoheohが「Colors」を作ったことで僕やFBにはない新しい色を加えてくれたように、アルバムへより彩りを加えることの出来た面では良かったね。結果、「M.S.S.Period」というアルバムは本当に彩り豊かな曲たちがあふれた作品になったなと感じています。

eoh インストやボーカロイド曲、2人の生歌など、今回も多種多様な曲をアルバムへ詰め込んだように、「まるで、おもちゃ箱みたいなアルバム」だと僕には思えました。

KIKKUN 僕が作った「Stay Dream」は、無観客ライブを体験したことで生まれた曲なんですよ。まさに今、コロナ関連で大変な時期を迎えている真っ只中ですけど。「たとえ大変な状況だろうと、今、我慢して頑張っていれば、その先にはかならず光があるよ、その先には夢が広がっていくから」という想いを伝えたくて作りました。

──まさに、”NOW”な想いもしっかり詰め込んだわけだ。

KIKKUN 僕ら、どの作品も急ピッチで作っているように、どれも、そのときのリアルな感情を詰め込んでいます。だから「M.S.S.Period」というアルバムも、「今を生きている音楽」ばかりの作品になったんじゃないかな。

FB そこは曲によってです。僕の作った曲の中には、少し前に出来上がっていたのもありましたから(笑)。

──ここまで、ひと言もしゃべってないあろまさん、アルバム「M.S.S.Period」の印象について何か語ってください。

あろまほっと(以下、あろま) アルバムを聞かないんで、ぜんぜん知らないです。完成したアルバムをもらってもまったく聞かないから、(内容は)ぜんぜん知らない(笑)。

3人 アハハハハッ!!

KIKKUN いつも(あろまは)そんな感じです。

あろま そもそも、普段から音楽はまったく聞かないんで。ライブのときに覚えるために曲を聞くくらいです(笑)。


あろまほっと
Twitter: @aromahotExtreme

つねに目の前の対戦相手のことを考えて闘っていくタイプ。


──今は、不要不急な外出を控えることを推奨されている時期。みなさんも、収録など必要最低限以外は自宅に籠もっているそうですが、けっこう心が疲弊しません?

FB 大変なのは僕らだけじゃなく、みんなもそうじゃないですか。むしろ、このような環境だからこそ、今の僕らがみんなのために出来るのが「元気をつける動画」をアップし続けること。動画配信に関しては、今の状況下の中でも”3密”にならずとも出来ることだからこそ、今はとくに動画配信に力を入れ、観てくれる人たちに元気を届けたいなと思って活動をしています。

──本当だったら、5月に横浜スタジアムを舞台にGRAND FINAL公演を行ない、そこで「Next Phase」へ向かうはずでした。アルバム「M.S.S.Period」の帯へ「第一章~完~」と記しています。ということは、ここでM.S.S Projectの第一章は幕を閉じ、「Next Phase」へ向かうということでしょうか?

KIKKUN そうなります。第一章を完結と言いつつ、すでに10年経っているんですけど(笑)。これ以降からは、新しいM.S.S Projectを見せられるんじゃないかな。

──その想いを持って、アルバム「M.S.S.Period」も作っていたわけだ。

FB そうです。アルバムのタイトルや、「ここで一度ピリオドを打ち、そのうえで再スタート」という想いはみんなの頭の中にあれば、その想いを持って各自曲制作をしていた面もあったと思います。

──あろまさんも、その意識は共有していました?

あろま 俺は、とくにないですね。そんなこと、一度も考えたことないっすよ(笑)。

FB すみません、発言を間違えました。「あろま以外の3人が共有していた」です(笑)。

──あろまさんは、いつだって我が道を突き進む人だ。

あろま 何周年とか、これまで一回も意識して活動をしたことがなければ、10周年だろうが、15周年や20周年だろうと、いつも通りの”今”ですから。そんな、わざわざ区切りを付ける必要もないでしょ。

KIKKUN これまでの話を全否定(笑)。

全員 フハハハハッ!!

KIKKUN でも、確かに誰も10周年だからというのは意識してなくて。「10周年を迎えるよ」と言われて気づくみたいな(笑)。

eoh 「そんなにやってたの??」みたいに(笑)。

KIKKUN その事実を聞いて「じゃあ、何か10周年企画をやる??」と言う話をし始めたように、そこからの10周年企画のスタートでしたからね。

FB 僕ら、そんな先の展望を持って活動をしていくタイプではないので。

KIKKUN 僕らは、展望のない人たちということで有名なんで(笑)。たとえばの話、決勝戦で闘う相手のことを想像しながらトーナメント試合に出て闘うのではなく、つねに目の前の対戦相手のことを考えて闘っていくタイプが僕らだし、そのほうが上手くいくと思っている。

eoh うちら、先を見据えることが出来ない(笑)。

FB まずは、目の前のことへ集中。その後のことは、そのときに考えればいい。

KIKKUN もちろん、M.S.S Projectを取り巻く環境も大きくなっていますし、さすがにいい大人なんで先のことも考えていますけど、「深くは考えてない」と言ったほうが僕らの意識には近いのかも知れない。正直、2-3年後のことは考えてないです(笑)。

FB まずは、ふんわりと決めた1年間のことをやっていこうみたいな。今は、ライブが何本か中止になったようにライブをしたい気持ちはありますけど。コロナが終息しないことには何も決められないこと。だからと言って、中止になったことの続きをやるのではなく、僕らの気持ちの中では、3月に行なった無観客ライブで一つピリオドを打てた意識があるように、次がいつどんな形で始まるのかは僕らもわかってないですけど(笑)、次は第二章から始めようと思っています。

KIKKUN 中止を引きずるのではなく、このアルバムを発売することでここから気持ちを切り換え、次の活動からは「Next Phase」へ突入します。


KIKKUN-MK-II
Twitter:@KIKKUNmk2

無駄がないように「無駄トーク」を入れる(笑)


──改めてここで、アルバム「M.S.S.Period」についてひと言ずつ言葉をいただけますか?

FB 「M.S.S.Period」は、これまで作った中でも一番カオスなアルバム。そのカオス具合を楽しんでいただけたら。めちゃくちゃ…というよりも、1曲1曲ジャンルも異なるように、そのお祭り感をぜひ楽しんで欲しいなと思います。

あろま 僕は中身をぜんぜん知らないんで、聞いた人が楽しんでくれたのなら、それで良いんじゃないかというだけですね。

eoh バラエティに富んだアルバムなので1曲くらいは好きな歌が入っているだろうし、「無駄トーク8」というトークも入っているように、その無駄なトークも楽しめると思います。

──アルバムへ毎回入れてる「無駄トーク」の支持も、じつは高いんですよね。

FB これが、意外と高いんだよね。

KIKKUN いずれ、「無駄トーク集」を出してもいいかなというくらいにね。

eoh 今回も、収録分数限界までトークを詰め込んだので。

KIKKUN そう。CDの余った収録分数がもったいないから、収録可能分数限界までしゃべりました。それくらい、M.S.S Projectはエコなんです。

eoh 無駄がないように「無駄トーク」を入れる(笑)。

KIKKUN そうだね(笑)。「M.S.S.Period」というアルバムには、たくさんの色を持った曲たちが詰まっているように、その中から自分に合った色を選んでもらい楽しんでいただくのも良し。少しでも好きな曲が見つかったら、過去に出した6枚のアルバムも遡って聞いて欲しい。きっと、何枚かはお気に入りが見つかるんじゃないかな。余裕のある方は、過去の作品もチェックして聞いていただけたらなと思います。

PHOTO:大西基
TEXT:長澤智典

リリース情報


New ALBUM「M.S.S.Period」
2020年4月22日(水)発売
¥3,080(税込)

01 .Grand Cross
作曲:KIKKUN-MK-II
02. Metal Slasher Slayers Players
作詞作曲:FB777
Vocal:M.S.S Project
03 .PULSAR
作曲:FB777
04 .SOUTHERN X
作詞作曲:FB777
Vocal:FB777、KIKKUN-MK-II
05 .花
作詞作曲:FB777
Vocal:M.S.S Project
06 .Drive a Go! Go!
作詞作曲:KIKKUN-MK-II
Vocal:M.S.S Project
07 .eoheohのテーマ
作詞作曲:eoheoh
Vocal:eoheoh
08 .Bio GORIllA
作曲:FB777
09 .orbit
作詞作曲:FB777
Vocal:FB777
10 .World of Silver
作詞作曲:FB777
Vocal:初音ミク
11 .jade
作曲:FB777
12 .アスヘノBRAVE
作詞作曲:KIKKUN-MK-II
Vocal:M.S.S Project
13 .Stay Dream
作詞作曲:KIKKUN-MK-II
Vocal:M.S.S Project
14 .Colors
作詞作曲:eoheoh
Vocal:M.S.S Project
15 .M.S.S.Period
作詞作曲:FB777
Vocal:M.S.S Project
16 .無駄トーク8

■M.S.S Project


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この記事を書いた人

長澤智典
音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/

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