
パッセンと一緒に作りあげる光景を目に焼き付けて、想い出として持ち帰りたいなと思っています。
2009年に、「みんなでつくるアイドルユニット、ぱすぽ☆」として結成。後に、「空と旅をテーマにしたガールズ・ロック・ユニット」とコンセプトを明確化し、2013年にPASSPO☆へ改名した。グループ名は“パスポート”に由来し、メンバーを“クルー”、ライブを“フライト”、ファンを“パッセンジャー”と呼び、CAをイメージした衣装など、空と旅というテーマを強く打ち出した活動を続けてきたPASSPO☆だったが、2018年9月22日に中野サンプラザで行ったラストフライトを持って解散した。
あれから8年の歳月が経過。メジャーデビュー日だった5月4日に、PASSPO☆が一夜だけの復活フライトを行うと発表した。それが、8月7日(金)にZepp Shinjukuで行う「”PASSPO☆一夜復活フライト One Night Reunion✈-PASSPO⭐TAKEOFF 2026-」公演。なぜ、復活フライトに至ったのか、メンバーの心境を含め、根岸愛(あいぽん)、増井みお(みおみお)、玉井杏奈(あんにゃ)、森詩織(もりし)、安斉奈緒美(なおみん)、藤本有紀美(ゆっきぃ)と、6人のメンバーが思いを伝えてくれた(岩村捺未は欠席)。
メンバーみんなが本気なのか、その気持ちを確認してからじゃないと動けないなと思いました。
──なぜふたたびクルー(メンバー)が集まり、フライト(ライブ)しようとしたのか。その理由から教えてください。
根岸愛 ラストフライト(最後のライブ)を終えて以降も、わたしの中に「いつかまたPASSPO☆としてステージに立ちたい」気持ちはずっとありました。他のメンバーも、それぞれにいろんな気持ちがあったと思います。それに、もともと仲の良いメンバーたちというのもあって、PASSPO☆を解散してからも、メンバーとはずっと定期的に集まっていました。ただ、解散以降は、わたし以外はみんな事務所を離れていますし、今もこの世界で活動している子もいれば、この世界から離れた子もいます。中には、家庭を持っている子もいます。つまり、それぞれに守るべき生活環境があるので、定期的に集まりながらも、わたし自身は「いつか、このメンバーでまたライブをやれたらいいけど、今はまだ、そういう話をするタイミングじゃないな」と思い続けてきました。もちろん、みんなで集まって話をしていると「またやりたいね」「PASSPO☆、やっちゃう?!」という前向きな言葉が会話に出るときもありましたけど、それぞれの事情や環境を考えたら、「実際には難しいだろうな」と思うことがほとんどでした。そういう気持ちを抱きながらも、次第に年齢は重ねていくものじゃないですか。だからこそ、「そういう話をするなら、今じゃないか」というタイミングを、わたし自身は探していました。
──そのタイミングが訪れたわけですね。
根岸愛 そうです。ただし、「ふたたびPASSPO☆としてフライトしよう」ではなく、「もう一度PASSPO☆としてステージに立ちたい気持ちがあるのか。まずは、その気持ちを確認しよう」という思いが先でした。わたし自身は、7人全員にその気持ちがあるなら、ふたたびフライトをすることを前向きに進めたかったけど。誰か一人でもその気持ちがないのなら、このまま復活することはなく、今の関係を続けていけたらなという気持ちでした。そんな中、みんなで集まる頻度が自然に多くなり、互いの口から夢を語る前向きな言葉が多くなってきたのもあったんでしょうね。2年前の年末頃だったと思います。「忘年会しようよ」とみんなで会ったときに、「今ならみんな、PASSPO☆の再結成に前向きに取り組めるんじゃないか」と強く感じたことで、その後に「みんなの気持ちを確認したいんだけど」と、本気でPASSPO☆として復活フライトをしたいのか、そこまでの気持ちはないのかと、みんなと繋がっているグループLINEを通して確認の声をかけたのが最初でした。
藤本有紀美 一夜とはいえ再結成の動きを作れたのも、あいぽん(根岸愛)がその気持ちをあきらめずに持っていたのと、みんなで集まる機会をずっと作ってくれていたのが大きかったよね。
玉井杏奈 そうだね。「集まれる人は集まろう」と、そういう機会をずっと作ってくれていたのは大きかったなと思う。
根岸愛 だって、普通に友達同士だからね。活動をしている頃から、みんなでたわいもない話をずっとしていたし、解散して以降も、みんなでお話をするのが普通に楽しかったから、仲の良い友達同士が集まるのと同じ感覚で、「来れる人は集まろう」と定期的に集まっていました。
藤本有紀美 わたし自身がそうだったし、みんなの中にも、またPASSPO☆をやりたい気持ちはありましたけど。それぞれに抱えている生活の環境も違っていたし、ふたたびやりたい気持ちのボルテージも、その時期によっていろいろだったと思います。みんなの中でも、会話のノリでは言えても、本気で「また一緒にやろう」と発言をするには、正直勇気のいることでした。そこを、キャプテンのあいぽんが「本気でPASSPO☆をやろうよ」と言ってくれた。その言葉が大きかったし、それが、みんなの気持ちを本気で動かしたきっかけになったのは確かです。
──あいぽんさんは、「今ならその話を振れる」というタイミングを、2年前の年末に集まったときに感じたわけですよね。
根岸愛 その前から感じてはいましたけど、確信を持ってその言葉を投げたのは、2年前の年末にみんなで会った後でした。なんで、その話をメンバーに投げかけたのかのお話をすると、ライブを一つ作り上げるのはビジネス面でも色々大変だとはわかっているけど、そこは一旦置いておいて、まずはみんながライブをしたい気持ちがあるかを確認してからじゃ無いと、動けないなと思ったからでした。それに、やりたくない人がいるのに無理に動かして、それでこの関係が崩れちゃうのも嫌じゃないですか。だから、まずはみんなの気持ちを確認し、そのうえで「やろうよ」と。その後、何時頃からならみんなで動けるのかの時期をすり合わせつつ、ようやくその時期が訪れたというのが、ここに至るまでの流れになります。
復活フライトを聞いたときのメンバーの気持ちは…。
──それぞれ、あいぽんさんから話を振られたときにどんな気持ちだったのかを教えてください。
安斉奈緒美 このメンバーの中、わたし、ゆっきぃ(藤本有紀美)、もりし(森詩織)はとくに、あいぽんと一緒にご飯を食べにいく機会が多かったのもあって、普段の会話を通してもあいぽんの本気度を感じていたから、「ふたたびPASSPO☆を動かそう」と声をかけられたときは、わたし自身も「できたらいいよね」という気持ちから「やりたい」にすぐ変わったし、「声をかけてくれてありがとう」という気持ちでした。ほんと、勇気のある行動を取ってくれたあいぽんに、わたしは「ありがとう」の気持ちでしたね。
──なおみん(安斉奈緒美)さんも、復活したい気持ちを強く持っていたわけだ。
安斉奈緒美 わたし以上に、まわりの人たちから「もう一度、PASSPO☆を見たい」という声を多くいただいていたし、そういう人たちへの感謝の気持ちはずっとあったから、「出来たらいいな」とは思っていました。
──あんにゃ(玉井杏奈)さんは、小さなお子さんもいる家庭環境の方。声をかけられたとき、どんな気持ちでした?
玉井杏奈 最初にグループLINEでそのお話をいただいたとき、他のメンバーの大半は「いいよー」「やろー」と、飲み会に参加するみたいな感じでOKを出していたけど。わたしは、「えっ、ちょっと待って」となっていました。それは「やりたくない」ではなく、1本のライブを作り上げるまでにも相応に予算が必要だし、まだ関わる大人(業務関係)の人たちが明確になっていなかったし、みんなのスケジュールの管理だって大変なのに、「そんな急に復活できてしまうものなの?」という疑問が沸いてきたからでした。なので、「ちょっと待って」と言いました。ただ、あいぽんが、わたしが疑問に思ったことについてしっかりとアンサーをしてくれたし、自分の意志や気持ちを伝えてくれたのもあって、最初こそ「大丈夫かなぁ」と思っていましたけど。それらの説明を聞いて、「わたしもやろう」「やりたい」となって、参加を決めました。
以前からわたしの心のどこかに、「また7人でステージに立てたらいいなぁ。でも、そんな日は来ないだろうけど」という気持ちがありました。どこか曖昧だった願望を、あいぽんの行動や言葉が押してくれたし、あいぽん自身が一歩踏み出したからこそ、わたし自身も一歩踏み出せたんだなと、今振り返ると、そう思います。
──家族がいると、現実的な大変さがありますよね。
玉井杏奈 わたしがトイレにいても子供が淋しくて入ってこようとするくらい、一人になる時間が本当にない毎日だから、不安がまったくないかと言ったら嘘にはなりますけど。そこは、夫の協力もあってできています。
──ゆっきぃさんは、どんな気持ちでした?
藤本有紀美 わたし、解散後もあいぽんと一緒に過ごす時間が多かったし、彼女の気持ちはずっと感じていました。わたし自身の中にも、「また7人でフライトできる機会が生まれたら、わたしはやりたい」気持ちをずっと持っていたから、今回のお話が出たときは嬉しかったし、そのタイミングを待っていました。
あいぽんも言ってたけど、みんなで定期的に集まりながらも、わたしもその時々の雰囲気や、それぞれの状況を踏まえたうえで、「まだ復活のタイミングじゃないな」とは感じていました。でも、わたし自身は「そのタイミングがいつ来ても、すぐに合わせられるようにしよう」という気持ちでずっと過ごしてきたから、徐々にその雰囲気を感じつつ、「ようやくこのタイミングが訪れたか」という気持ちでした。
──みおみお(増井みお)さんも、すぐに賛成を?
増井みお いえ、わたしはすぐに「YES」とは言えませんでした。というのも、PASSPO☆の活動を終え、そのまま1年弱事務所に残っていましたけど。結局は、事務所を飛び出し、何処にも所属することなく、誰の力を借りることもなく、完全に自力でバンド活動を始めました。すべての活動を自分たちで動かすわけですから、ライブハウスの方とのブッキングの交渉から、金銭的な面でのお話はもちろんのこと、音源やグッズを含め、いろんな制作面での大変さを身を持って経験してきました。もちろん、わたしもふたたびPASSPO☆をやりたい気持ちはありながら、そういう現実を経験してきたからこそ、あいぽんに「PASSPO☆を復活しませんか?」とグループLINEで声をかけられたとき、わたし、いろいろと考えちゃったんですよ。
今は、7人とも事務所はバラバラどころか、芸能活動から離れている子もいる。わたし自身も、所属はしながらも自分で動いている面もあるからこそ、「PASSPO☆でライブをやりますと言っても、誰がまとめあげて仕切ってくれるのか」「責任の所在をどこに置くのか」など、そういう考えが先に来てしまいました。それで、あいぽんを質問攻めしたこともありました。その都度、あいぽんが説明をしてくれましたけど。あいぽんに、「話を進める前に、まずは本当にPASSPO☆を復活したいのか、その気持ちをしっかりと確認したい」と言われて、わたし、そこで「あっ」となったんですね。それは、うちの母に言われたのと同じ問いかけでした。
今回の話を母にしたときに言われたのが、「あんたの情熱はどこへいっちゃったの?」という言葉でした。そこで、「あの頃からわたしは、情熱だけで動いてきたロックンローラーじゃなかったのか」とハッとなりました。しかも、誰よりもわたしのことをわかっている母から、「正論だけがすべてじゃないでしょ」と言われて。
玉井杏奈 みおみおのママ、気持ちがロックンローラーだね。
増井みお あいぽんと、うちの母に言われたときに、「わたし、今まで何を言っていたんだろう。情熱で動いていたと思っていたけど、いつの間にかビジネスの人間になってしまってた」という気持ちにハッと気づいて。もちろんわたしだって、みんなと気持ちは一緒だし、「みんながやりたいのなら、わたしだって絶対にやりたいよ」「みんなの情熱に、わたしも一緒に乗りたい」「やっぱ、キャプテンについていくしかない」となって、あいぽんに「やりたい」と返事をしました。そのうえで、「今のわたしの置かれている環境面で出来ることがあるなら、そこは任せてほしい」と伝え、今、わたしも自分にできることをやりながら、復活ライブの日に向かっています。
藤本有紀美 あんにゃもそうだったし、みおみおからそういう現実的な問題についての疑問や質問が届いたとき、わたしたちも「でも、現実は確かにそうだよね」「それって大事なことだよね」というのはすごく感じてた。もちろん、あいぽんもわかっていたと思うけど。でもその前に、どれだけ本気なのか、みんなの気持ちの確認が一番大事だったんだなと、今、振り返ると感じます。
──もりしさんは、どういう気持ちでした?
森詩織 今回の話とは別で、じつは解散から1年後にも「PASSPO☆を復活したいと思っている」というお話を、当時のスタッフの方から受けていました。わたしはライブをやることが、あの頃も今も大好きだから、そのお話を受けたときも、「わたしはぜんぜんやりたいですけど」と言いつつ、「他のメンバーはどう思っているかな?」と聞かれたときに、その頃からメンバーとは「またPASSPO☆としてライブをやりたいね。でも、大事なグループだからこそ、すぐにはやりたくないよね」という話をしていたから、「わたしはOKですけど、他のメンバーは、時期的に早すぎてやらないと思いますよ」と伝えたら、結局そのお話はなくなりました。
根岸愛 わたしも事務所の人にその話を振られ、「早すぎます、今は難しいです」と言ったのを覚えてる。結局、その当時のスタッフの人たちは誰もいなくなってしまい、今回、自分たちで立ち上げたけどね(笑)
森詩織 わたし自身は、「みんながもう一度フライトしたいのなら、いつだってわたしはやるよ」という気持ちでしたけど。あいぽんはもちろん、あんにゃやみおみおのように、状況を冷静に捉えてくれる子がいたから、変に浮かれることなく、時期を見据えられたのかなと思っていて。結果的に8年かかったけど、むしろ、今のタイミングで良かったなと思っています。
藤本有紀美 どっちにせよ、間もなくコロナ禍の時期に入ったから、復活のお話をするにしても、絶対にすぐには無理だったからね。
根岸愛 そう、世の中が当たり前に戻るまで、復活は絶対になかったと思う。
──なぜふたたびクルー(メンバー)が集まり、フライト(ライブ)しようとしたのか。その理由から教えてください。
レッスンを始めたことで、「ついに復活へ向けて動き出したんだなぁ」ということを実感するよね。
──ワンマン公演の具体的な内容はこれからだそうですが、レッスンはもう始めているんですよね。
藤本有紀美 みおみおがみんなのスケジュールを合わせるのも大変だし、どの曲をやるにしても、振りの覚え直しにも時間がかかるし、早めに入れば感覚も取り戻せるからって言ってくれたから、少しずつですがレッスンを始めています。
安斉奈緒美 それこそ一番最初は、「どれくらい覚えているかを確認しよう」ということでスタジオに入ったんですけど、やってみたら意外とね。
森詩織 身体は覚えてたよね。
安斉奈緒美 当時、数多くライブやレッスンを重ねた曲ほど身体が覚えていたから、そこは自分たちでも驚きでした。
根岸愛 ただ、細かい面で忘れている部分もあるので、そこは今の自分たちにできる形に変えて、今のPASSPO☆としてお届けしようと思っています。
森詩織 こうやってレッスンを始めたことで、「ついに復活へ向けて動き出したんだなぁ」って実感するよね。
安斉奈緒美 間違いなく、そうなってる。
玉井杏奈 5月4日に「PASSPO☆が復活します」と発表をしたときも、復活ライブの日が楽しみだったけど。今は、日に日に楽しみが増してきている気がするからね。
わたし、最後のフライトのときのMCで、みんなに「いつかまた、この気持ちが集まるときが来るから」と言いながら、みんなに「ぱすぽ魂(だま)」をかかげました。
──まだ8月7日の復活フライトまで日時があるとはいえ、今、どんな心境でいるのかも教えてください。
安斉奈緒美 今は、とにかく復活フライトの日が楽しみです。それと、こうやっていろんな活動をしていく中、アイドルとしての自覚を思い出しています(笑)。芸能界から離れている期間が長くなったからか、スタジオに入って躍ったり歌ったりすることで、人に伝えることがアイドルなんだという感覚が次第によみがえってきているから、ここからさらにアイドルとしての気持ちを高め、当日までに仕上げますので、楽しみにしていてください。
玉井杏奈 とにかく、当日までみんな怪我なく、風邪をひいたり、病気にかかることなく、身体を整えていくのが大事なこと。パッセンのみんなも、8月7日までに身体を整えて、最高の状態で一緒に楽しみたいです。とにかく今は、気合いっぱいって感じです。
根岸愛 わたしは、ひと言で言うなら「よっしゃあー」って感じなんですけど。わたし、最後のフライトのときのMCで、みんなに「いつかまた、この気持ちが集まるときが来るから」と言いながら、みんなに「ぱすぽ魂(だま)」をかかげました。そのときはみんなポカ~ンって感じでしたけど。最近、その意味をわかり始めた人たちが増えています。その散らばった「ぱすぽ魂」を、8月7日にはみんなで回収したいなと思っています。
──それってドラゴンボール?
根岸愛 あっ、そうです(笑)。なので、今の気持ちは「よっしゃあー」です。
藤本有紀美 ゆっきぃは今、毎日幸せです。っていうか、みんなで集まって一緒にレッスンをしたり、みんなでいろんな物事を決めたり、一緒に何かをしているだけで嬉しいんです。同時に、あのときに自分たちがやってきたことって、自分の人生の中でもすごく大切なことだったんだなと改めて気づくことも増えました。だからこそ、今もすでに幸せです。
安斉奈緒美 何かを成し遂げることも楽しいんだけど。それを成し遂げようと頑張っている、その過程こそが、苦しいことも含めて一番楽しいからこそ、今が一番幸せという気持ちはわたしもすごくわかる。
藤本有紀美 その気持ちを、パッセンとも共有できたら嬉しいよね。
増井みお わたし、普通にパッセンの顔を見るのが楽しみです。わたしたちも歳を重ねてきたけど、みんなも同じように歳を重ねているからこそ、お互いに「大人になったねぇ」って確認したいです。ライブについても、あの頃からパッセンのみんなの顔を見てライブをしていたつもりだったけど、普通にダンスも激しかったし、自分のことでいっぱいいっぱいだった時期もあったから、改めて当日に、パッセンと一緒に作り上げる光景を目に焼き付けて、思い出として持ち帰りたいなと思っています。
森詩織 今の気持ちかぁ…。
藤本有紀美 わたし、もりしが復活したPASSPO☆で歌い上げる姿を見れるのが嬉しいし、楽しみ。
玉井杏奈 それは、かなり嬉しい。当時は一緒に居過ぎて、それぞれの実力とかわからないままだったけど。今になって、改めてメンバーそれぞれの実力を感じるんですよ。とくにもりしの歌声の力強さ。あの歌声のパワーは、今振り返っても、アイドル界でも、なかなかいなかったんじゃないかと思うくらい。しかも彼女は、形は変わったけど、今も現役で歌っているから、その歌声を間近で聴くのがすごく楽しみ!!
森詩織 PASSPO☆の曲を歌うのは、自分でもめちゃめちゃ楽しみにしていること。PASSPO☆の場合は、今バンドで歌っている感覚とはまた違うからこそ、それがどんな風に反映していくのか…。自分でも、復活フライトの日が楽しみです。
うちらにとっても、パッセンにとっても、一つの成功体験を作れたらなと思っています。
──今回、クラウドファンディングも行っています。こちらについても教えてください。
根岸愛 PASSPO☆には「”空の旅”をコンセプトにしたガールズロックユニット」というキャッチコピーがあります。そのコピーができる前の、本当に活動初期の頃は、「みんなで作るアイドルユニット」として活動していました。今回、クラウドファンディングを行うにあたって、「このクラウドファンディングは、みんなで復活ライブを作り上げるために行うんだなぁ」と思ったら、わたし、そのときのことを思い出しました。
ラストフライトから8年経ち、それぞれにいろんな人生の道を歩んできた中、1本のライブを作り上げることの大変さを、みんなすごくわかるようになりました。その大変さをわかったうえで、それでも「復活ライブをやって、みんなに思いを届けたい」「やる以上はいいものを届けたい」という思いから復活を決めれば、みなさんにもご協力をお願いできないかと思って、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。このクラウドファンディングに参加することで、みんながさらに楽しい気持ちになってくれたら嬉しいなぁという思いや願いも含んだうえで行いますし、みなさんからいただいた支援によって、ライブの内容が良いものになるのは間違いないです。いただいた支援で衣装も作りますし、支援次第で、当日のライブの見せ方も変わっていくと思います。いただいた支援は、みなさんのために。みなさんに楽しいライブを届けられるよう、有効に使います。
──最後に、8月7日にZepp Shinjukuで行うワンマン公演へ向けての今の思いを聞かせてください。
森詩織 復活フライトが決まったときは本当に嬉しかったので、今は、「やっと8年ぶりにフライトができる」という気持ちです。PASSPO☆は、自分の原点の場所。もし、PASSPO☆がなかったら、今の自分はこの世界にいなかったと思います。その原点ともいえるPASSPO☆の姿を、またみなさんに見せられると思うと、すごく楽しみです。もちろん、まだPASSPO☆のライブを見たことのない方にお見せできることも楽しみにしています。
それと、パッセンのみんなに会えるのが、めっちゃ楽しみです。この間、はっちゃけ隊(森詩織・安斉奈緒美・藤本有紀美・岩村捺未)として北海道へライブをしに行ったんですけど。会場にパッセンがいて、久しぶりに顔を見れたのが嬉しかったんです。中には、顔を見て思い出したパッセンもいたからこそ、Zepp Shinjukuにも直接顔を見せにきてほしいし、みんなの顔を見ることも楽しみにしています。
──はっちゃけ隊は、ずっと活動を続けているんですもんね。
藤本有紀美 解散はしていないので、規模は限られているけど…。
安斉奈緒美 たまに活動をしています。
森詩織 この間もライブでアップテンポにアレンジした『少女飛行』を演奏したら、大泣きしながら見てくれている人もいたからね。だから、早くパッセンに会いたいです。
増井みお わたしはずっとロックが好きで、PASSPO☆時代から「ロックだ~」と言っていたんですけど。今のみおみおは、もっとロックしているんじゃないかな。PASSPO☆とジャンルは違いますけど、今もロックは続けています。しかもフロントマンになってからは、歌うこともすごく増えました。昔のPASSPO☆の音源やライブ映像を見ると、わたしの声が、まぁ出てなくて、ほんとに小さかったんですね。でも、場数を踏み続ける中で、当時とは歌い方も変わったから、ちょっとロックなみおみおもぜひ見てほしいです。メンバー全員そうですけど、今の力を持って届けるPASSPO☆の歌を聴いてほしいし、またこのメンバーでPASSPO☆の曲を歌えることを楽しみにしています。
藤本有紀美 わたしもずっとPASSPO☆の曲が大好きだから、その曲たちを、このメンバーで、パッセンの前で歌えるのが本当に楽しみです。当日は、ハピネスキラキラを届けられるように頑張ります。
根岸愛 こうやってみんなで一緒にライブが出来るまでになった道のりを考えたら、本当に奇蹟だなと思います。もちろんパッセンのみんなが、今もPASSPO☆のことを思ってくれていたんだなということも、すごく奇蹟だと思っています。だからこそ、わたしたちはただただ、いいライブにしたいんです。個人的には、アイドルとして9年間経験してきたことが、今の自分のお仕事の礎になっています。だからこそ、その経験の蓄積を最大限発揮して、いいライブができるように頑張ります。
──当日になったら、いろんな思いが込み上げてくるんでしょうね。
根岸愛 もう、ヤバいと思います。わたしだけじゃなくて、みんなも(涙腺が)ヤバいと思います。わたし、最初から泣きそうだけど、どれだけ涙を我慢してライブができるのか、それが当日の自分との勝負にもなりそうです。
玉井杏奈 きっと当日って、クルーもパッセンも、みんなで同窓会を楽しむ空気になっていそうだなと想像します。もちろん、ラストフライト後にPASSPO☆を知って、見に来てくださるパッセンを含め、全員が、元気でいることに感謝できる1日にわたしはしたいです。わたし、去年に入院を経験したようにけっして身体がベストとは言えませんけど。それでも、やると決めた以上は身体と相談をしながら、当日は怪我なく楽しめたらなと思っています。とにかく、本番までにしっかり仕上げて挑みます。
安斉奈緒美 成功体験って、そのあとの人生を考えたときに、その経験を思い出して頑張れる糧になっていくものだと思います。だからこそ、まずは今やっているクラウドファンディングを成功させて、当日のフライトも成功させて、うちらにとっても、パッセンにとっても、一つの成功体験を作れたらなと思っています。とにかく今は、その日に向けて1日1日過ごしていくことにワクワクしています。
──終わってしまったら、もぬけの殻になってしまわない?
安斉奈緒美 燃え尽き症候群ですよね。でも、復活フライトのあとに、クラウドファンディングで募集しているオフ会も控えているし、一気に燃え尽きることなく、そこは徐々に日常に戻っていく流れだから、そんな心配はしていません(笑)
根岸愛 まずは、同窓会をみんなで楽しみましょう。集まれ、ぱすぽ魂(だま)!!!!!!!
TEXT:長澤智典
INFORMATION
“PASSPO☆一夜復活フライト
One Night Reunion✈- PASSPO⭐ TAKEOFF 2026 –
2026年8月7日(金)
Zepp Shinjuku (TOKYO)
open/17:00 start/18:00
TAKE☆OFF!!
クラウドファンディング詳細
https://camp-fire.jp/projects/945084/view













