いま本当に見られている作品は?2026年春アニメ・ドラマランキング公開

2026年05月22日 | カルチャー

一話だけじゃ終わらない!継続視聴で見えた“本当に人気”の作品とは?

TVS REGZA株式会社は、東京都・神奈川県・埼玉県にある約62万台のレグザ視聴データをもとにした、2026年春アニメ・ドラマ視聴ランキング(中間版)を発表しました。

今回のランキングは、2026年4月29日(金)深夜までに放送された作品を対象に、リアルタイム視聴に加え、録画番組の7日以内の再生視聴まで含めて集計したものです。

一般的な視聴率のように“少しだけ視聴した”ケースも含めるのではなく、番組の3分の1以上を視聴した機器のみを対象とし、さらにシーズン内で放送済み話数の7割以上を視聴している機器だけをカウント。“シーズン単位”でしっかり視聴されている作品のユニーク数(機器/人)をもとにランキング化している点が特徴です。

また、ランキングは総合部門だけでなく、Teens(13〜19歳)、M1(男性20〜34歳)、F1(女性20〜34歳)、M2(男性35〜49歳)、F2(女性35〜49歳)、M3(男性50〜64歳)、F3(女性50〜64歳)といった性別・年代別の部門ごとにも発表されています。

2026年 春アニメ 視聴ランキング(中間版)

アニメランキングでは、視聴傾向の違いが特に表れやすい性別・年代別ランキングに注目。世代ごとに支持を集める作品の違いが見えてくる内容となっています。

ランキング内のグラフでは、緑色が「1放送回でも視聴した機器」、オレンジ色が「放送済み話数の7割以上を視聴した機器」における平均接触率を表示しています。

さらにアニメ部門では、総合ランキング(新規作品部門・シリーズ作品部門を合算)のベスト10以外の作品についても、各性・年代で特に人気を集めたタイトルに赤枠を表示。それぞれの世代ならではの“推し作品”が見つかるランキングとなっています。

Teens(13-19歳)部門

シリーズ作品では、転生したらスライムだった件が引き続き高い人気を見せる結果に。

その一方で、Teens(13〜19歳)部門では、夜桜さんちの大作戦がシリーズランキングで2位を獲得。総合ランキングでも10位にランクインしており、若い世代から特に支持を集める作品として存在感を見せました。

また、4位には杖と剣のウィストリアがランクイン。同作は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』と同じく、大森藤ノが原作を手がける作品で、他の性・年代層と比べてもTeensで特に高い支持を集めている点が特徴的です。

M1(男性20-34歳)部門

M1(男性20〜34歳)部門でも、転生したらスライムだった件が引き続き高い人気を記録しました。

その中で、M1世代らしい特徴的な作品として存在感を見せたのが、3位にランクインしたDr.STONE。人気シリーズとして安定した支持を集めています。

さらに、4位のクラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった、6位のようこそ実力至上主義の教室へ、8位のダイヤのA actⅡ、10位の氷の城壁など、学校を舞台にした作品が多くランクインしているのも特徴的です。

赤枠で示された作品群からも、学園ものや青春ストーリーへの関心の高さがうかがえる、M1らしいランキングとなっています。

F1(女性20-34歳)部門

F1(女性20〜34歳)部門で特に存在感を見せたのは、ただいま、おじゃまされます!。

“推し活女子”の主人公を中心に、推しの漫画家が隣の部屋に住んでいるうえ、反対隣にはイケメン眼鏡男子が暮らしているという、推し活と恋愛模様が交差するストーリーが支持を集めました。

また、他の層で目立っていた“異世界もの”作品がほとんどランクインしていない点も、F1層ならではの特徴と言えそうです。

M2(男性35-49歳)部門

M2(男性35〜49歳)部門では、8位までを総合ランキングのベスト10作品が占める結果となり、全体的に人気作への支持が強い傾向が見られました。

その中で、M2層ならではの特徴的な作品として存在感を見せたのが、9位にランクインしたオタクに優しいギャルはいないの!?です。

さらに、Dr.STONEや、杖と剣のウィストリアといった、人気漫画を原作とする王道ファンタジー作品も上位に並び、安定した人気を集めています。

F2(女性35-49歳)部門

F2(女性35〜49歳)部門で特に存在感を見せたのは、氷の城壁。女性層全体から高い支持を集めている作品として、注目を集めています。

また、8位にはオタクに優しいギャルはいないの!?がランクイン。F1・M1・M2といった若年層の男女からも人気を集めており、幅広い層に支持されていることがうかがえます。

さらに、海外でもトップクラスの人気を誇るとんがり帽子のアトリエは9位にランクイン。各性・年代別ランキングの中でも、F2部門が最も高い順位となりました。

M3(男性50-64歳)部門

M3(男性50〜64歳)部門で特徴的な作品として注目を集めたのは、8位にランクインした姫騎士は蛮族の嫁です。

M3層では、これまでの傾向と同様に、“異世界もの”やファンタジー作品への支持が高く、今回のランキングにもその特徴が表れる結果となりました。

また、12位にはオタクに優しいギャルはいないの!?がランクイン。F1・M1・M2・F2など若年層を中心に人気を集めている作品が、M3層でも支持されている点は興味深い結果と言えそうです。

F3(女性50-64歳)部門

F3(女性50〜64歳)部門で特に特徴的だった作品は、5位にランクインした自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。です。

この作品は、視聴者の多くが放送回の7割以上を継続して視聴しており、ジャンルのファンが“最初から目的を持って見ている”作品であることがうかがえる結果となりました。

続いて7位には、あかね噺がランクイン。若い女性が落語家を目指すストーリーで、伝統芸能や文化的要素が盛り込まれている点も特徴です。

歴史や文化を感じられる作品への関心が比較的高いF3層ならではの傾向が表れたランキングとなっています。

総合ランキング 新規作品部門

新規作品部門では、スノウボールアースが1位を獲得。人類が謎の生命体によって滅亡の危機に追い込まれた世界を舞台に、コミュニケーションが苦手な少年が“ロボットもどき”に乗って戦うSF作品である本作が首位となったことは、今回のランキングの中でも特に印象的な結果となりました。

継続視聴者数で1位を記録した背景には、作品自体の評価の高さに加え、放送枠の影響も大きいと見られています。日本テレビ系で、転生したらスライムだった件の直後に放送されていたことで、作品認知の広がりにつながった可能性が高そうです。

人気作品の後枠という編成効果がうまくハマり、視聴者の関心を引き込む結果となった形で、今後も連続・分割5クールが予定されている『転スラ』の後番組枠には注目が集まりそうです。

また、近年は“異世界もの”作品が上位を占める傾向が続いていた新規作品部門ですが、今回は上位3作品を含め、異世界ジャンルが比較的少ない結果に。今後のシーズンで視聴傾向がどのように変化していくのかにも注目が集まります。

総合ランキング シリーズ作品部門

シリーズ作品ランキング(過去にアニメ化されている作品、および継続クール作品)では、転生したらスライムだった件が圧倒的な強さを見せ、2位にダブルスコア以上の差をつけて首位を獲得しました。

続く上位には、異世界のんびり農家、本好きの下剋上、Re:ゼロから始める異世界生活、最強の王様、二度目の人生は何をする?がランクイン。ベスト5を“異世界もの”作品が独占する結果となりました。

さらに、6位のDr.STONE、7位の杖と剣のウィストリアは、人気漫画を原作としたファンタジー作品として安定した支持を集めています。

一方で、“異世界もの”という視点で見ると、新規作品ランキングでは比較的少数派だったのに対し、シリーズ作品ランキングでは上位を席巻する形となり、これまでの傾向とは逆転した結果となりました。

この流れが春クール最終結果、さらに夏クール以降のトレンドへどうつながっていくのかも、注目ポイントとなりそうです。

総括(総合ランキング 新規作品+シリーズ作品)

新規作品とシリーズ作品を合算した総合ランキングでは、緑枠の分布からも分かるように、上位作品ほど複数の性・年代カテゴリで12位以内にランクインしており、幅広い層から支持を集めている作品が強い傾向となりました。

特に2位の異世界のんびり農家は、一見すると男性層からの支持が中心に見えるものの、12位圏外の順位を見ると、F2で13位、F1・F3で15位と女性層でも高順位を獲得しており、実質的には6つの性・年代カテゴリで支持を集めている“総合力”の高い作品と言えそうです。

また、ランキング右側の丸数字で示されるカテゴリ獲得数も、上位作品ほど多く、順位が下がるにつれて減少する傾向が見られました。

そのほか、最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?は年配層を中心に人気を集める“異世界もの”として7位にランクイン。

さらに、マリッジトキシンは女性層からの支持を背景に10位入りを果たしています。

トップ10圏外ではあるものの、Dr.STONEはTeens・M1・M2の若年男性層で高い支持を獲得し、13位にランクイン。Teens・M1ではともに3位を記録しており、男性若年層からの人気の高さが際立つ結果となりました。

また、原作漫画の人気作として知られる黄泉のツガイは、すべての性・年代カテゴリでランクインを記録。原作人気の強さがそのまま視聴傾向にも反映されたような結果となっています。

ドラマ 視聴ランキング

ドラマは、総合ランキング、性・年代別のランキングの順でご紹介します。

総合ランキング

2026年春ドラマランキングでは、冬ドラマに続き、日曜劇場枠の作品が1位を獲得する結果となりました。

一方で、前クールの冬ドラマで圧倒的な強さを見せた『リブート』と比較すると、今期は上位争いが接戦となっている点が特徴です。

2位の時すでにおスシ!?、3位の田鎖ブラザーズなどが首位に迫る勢いを見せており、複数作品が高い支持を集める春クールらしいランキングとなりました。

Teens(13-19歳)部門

Teens(13〜19歳)部門では、トップが『GIFT』から入れ替わり、両親を殺された兄弟が時効を超えてなお真犯人を追い続けるサスペンスドラマ田鎖ブラザーズが、2位に大きな差をつけて首位を獲得しました。

また、総合ランキングでは15位だったミステリードラマLOVED ONEが、Teens部門では7位へと大きく順位を上げており、若年層ではミステリー・サスペンス作品への支持が特に強い傾向が見られます。

さらに、波乱万丈な展開の中でも困難に立ち向かう主人公の純愛が話題となっている10回切って倒れない木はないも支持を集めており、感情移入しやすいドラマ性の強い作品が人気を集めているようです。

M1(男性20-34歳)部門

M1(男性20〜34歳)部門で特徴的な存在となったのは、総合ランキングでは15位圏外だったにもかかわらず、深夜ドラマながら5位にランクインした多すぎる恋と殺人です。

“恋人が50人いる刑事”というインパクト抜群の設定に加え、その恋人たちが次々と殺されていくという、深夜ドラマらしい振り切ったラブコメ×サスペンス展開が話題に。

独特な世界観とテンポ感が、M1層を中心に強い支持を集める結果となりました。

F1(女性20-34歳)部門

F1(女性20〜34歳)部門で特徴的なのは、M1部門ではランクインしていなかった10回切って倒れない木はないが4位に入っている点です。

韓国で育ったイケメン主人公による純愛ラブストーリーという設定が、制作側が狙うF1層にしっかりと刺さった結果と言えそうです。

また、M1部門でも支持を集めていた多すぎる恋と殺人が、F1でも6位にランクインしている点も興味深い傾向となっています。

ラブコメとサスペンスを掛け合わせた独特の作風が、男女問わず若年層から支持を集めていることがうかがえます。

M2(男性35-49歳)部門

M2(男性35〜49歳)部門では、他世代には見られなかった特徴として、孤独のグルメがランクインしています。

長年にわたり幅広い世代から愛され、“元祖グルメドラマ”として確固たる人気を築いてきた『孤独のグルメ』シリーズですが、今回のランキングからは、その中心的な視聴層がM2世代であることがうかがえる結果となりました。

F2(女性35-49歳)部門

F2(女性35〜49歳)部門では、ラインナップ自体は総合ランキングと大きく変わらないものの、順位に特徴が見られる結果となりました。

特に、時すでにおスシ!?や、女性2人によるバディドラマである月夜行路、銀河の一票が順位を上げている点が印象的です。

また、F1部門でも支持を集めていた10回切って倒れない木はないが、F2でも大きく順位を伸ばしており、女性層を中心に幅広い人気を獲得していることがうかがえます。

M3(男性50-64歳)部門

M3(男性50〜64歳)部門で特徴的だったのは、102回目のプロポーズが12位にランクインしている点です。

本作は総合ランキングや他世代のランキングには入っていないものの、“月9ドラマの金字塔”とも称される『101回目のプロポーズ』の続編であり、当時のキャストが続投していることも大きな話題となっています。

こうした背景から、当時リアルタイムで作品を見ていた世代が主な視聴層となっていることがうかがえる結果となりました。

F3(女性50-64歳)部門

F3(女性50〜64歳)部門は、全世代の中でも総合ランキングとの乖離が最も少なく、全体的な人気傾向に近い視聴動向を示しているのが特徴です。

その一方で、時すでにおスシ!?や、今夜、秘密のキッチンでなど、主婦を主人公に据えた作品が上位にランクインしている点が印象的です。

日常性や生活感のあるストーリーが、F3層と相性の良い傾向にあることがうかがえる結果となりました。

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