FES☆TIVEインタビュー!FES☆TIVEの青葉ひなり"が大好きだからこそ、卒業をする最後のときまで、わたしができることは全力で頑張るし、笑顔で卒業を見送れたらなと思っています。

2024年07月08日 | インタビュー


新メンバーに与田理央那を迎え入れ、新体制として新たなスタートを切ったFES☆TIVE。新体制第1弾であり、通算18枚目となる両A面シングル『がーりっちゅ/フォーチュンラッシュ』を7月9日にリリースする。活動初期から在籍している青葉ひなりが卒業を発表。9月12日にはTOKYO DOME CITY HALLでのワンマン公演も決定。大きな転換期も迎えようとしているFES☆TIVEをキャッチした。

わたし、この景色を見れるグループにいるんだと思えたらとても嬉しかったです。

──理央那さんが加入を発表したのが…。

与田理央那 2024年2月で、3月には新体制でのワンマンお披露目公演を行いました。5月からは「FES☆TIVE ASIA TOUR THE CARNIVAL」への参加と、怒濤の日々を過ごしています。もともとFES☆TIVEは忙しいグループだと思っていたから、毎日がとても充実しています。

与田理央那


Twitter: @Riona_FESTIVE

──FES☆TIVEへの加入前と加入後での印象の違いもあれば、聞かせてください。

与田理央那 FES☆TIVEのライブでお客さんがすごく盛り上がっている印象は、わたしも以前から見て知っていました。その光景を客席ではなくステージの上から初めて見たときは、ものすごく感動したと言いますか、「わたし、この景色を見れるグループにいるんだ」と思えたらとても嬉しかったです。

──FES☆TIVEには、以前から知り合いのメンバーもしましたよね。

与田理央那 八木ひなたちゃんとは、以前から交流を持っていました。わたし、ひなたちゃんのおかげもあってFES☆TIVEに入れたので感謝しています。

八木ひなた 理央那のことは以前に福岡のグループで活動をしていた頃から知っていたし、FES☆TIVEと2マンライブをやった経験もありました。その頃から彼女とは、東京へ来るたびに何度かご飯に行けば、いろんな相談にも乗ってあげていました。そんな交遊を温めていく中-、理央那がグループを卒業。その後も機会が生まれるごと相談に乗っていく中、理央那自身アイドル活動を続けたい意志を持っていたから、「うちの事務所においでよ、聞いてみるから」と声をかけ、そこからの繋がりで事務所所属になったんですけど。いつの間にか、FES☆TIVEのメンバーになっていました(笑)。

八木ひなた


Twitter: @Hinata__FESTIVE

──理央那さん、最初はひなたさん推しだったのに、推し変されたんですよね。

八木ひなた そうなんですよぉ。以前からずっと「ひなたちゃんが好き!!推しメンだから」と言ってたのに、FES☆TIVEのメンバーになったら、いつの間にかしおりちゃん推しに変わってて。もしかしたら、また推し変してるかもしれないけど。

──そこんとこ、どうなんですか?

与田理央那 しおりん推しでーす!!

八木ひなた おーっ、変わってなーい(笑)

──FES☆TIVEは今、国内を中心にしつつ、台湾やタイ、シンガポール公演も含んだアジアツアー中です。どうですか、ワルードワイドな展開をしていることについては。

与田理央那  (取材時点では)海外公演は、まだ台湾のみですけど。わたしのことを知らない方々ばかりだから、ファンの人たちがいるのか不安でしたけど。いざライブをやったら、特典会でわたしのところへ来て、話をしてくれる人たちがとても多かったのが嬉しかったです。わたし、現地の言葉は挨拶程度しかわからなかったから、あとは頑張って英語を使っておしゃべりをしていました。台湾の方も、覚えた日本語を使ってしゃべってくれたから、それも嬉しかったです。わたし自身、今回の経験をもとに、これから足を運ぶ国の言葉もなるべく覚えて、少しでもココミュニケーションを取れるようにという気持ちにもなりました。

──メンバーから見た理央那さんの印象も聞かせてください。ここは、理央那さんの推しメンでもあるしおりさんにお願いしようかな。

本多しおり 加入したときからすごくしっかりしているメンバーで、ダンスを覚えるのがすごく早いんですね。新曲を覚えるときは、私たちも同じ0からの状態で覚えるじゃないですか。そのときも理央那は覚えるのが早いから、わたし、よく彼女の振りをチラチラ見ながら、振りがあっているのか確認していたくらい。本当に頼もしいメンバーが入ってくれました。

本多しおり


Twitter; @Shiori_FESTIVE

『がーりっちゅ』は、女の子が普段思っていることがたくさん書いてある自己肯定ソングです。

──FES☆TIVEは、7月8日に最新両A面シングルとして『がーりっちゅ/フォーチュンラッシュ』を発売します。それぞれ、『がーりっちゅ』の魅力を語っていただいても良いですか。まずは、ひなりさんからお願いします。

青葉ひなり 『がーりっちゅ』は、ガーリッシュをテーマにしています。ガーリッシュをChuと投げかけるような、かわいくイメージした造語になっているのもポイントです。歌詞には、日頃から女の子が思っていることなどを描いています。ぜひ女の子のリアルな日常を、この曲から感じてください。

青葉ひなり


Twitter: @Hinari_FESTIVE

──かわいい姿から小悪魔な面まで、一人の女の子の中にあるいろんな顔(感情)が、ここから見えてきますからね。

青葉ひなり そうなんです。「女の子って大変」という歌詞から歌が始まるように、登場する女の子は本当にかわいいんですけど。その中から、大変なことも含め、女の子のいろんな日常の心模様を感じてくれたら嬉しいです。

──続いては、しおりさんかな。

本多しおり 『がーりっちゅ』は、女の子が普段思っていることが歌詞にたくさん書いてある自己肯定ソングです。この間、『がーりっちゅ』を聴いた妹が「『がーりっちゅ』めっちゃいい曲だね。この曲を聴きながらメイクをしてるとテンション上がるんだけど」と電話をかけてきました。確かに、そうだなとわたしも思います。とくに、妹も共感していた「盛れたらアガる 盛れなきゃヤになる そんなものなのです」の歌詞は、まさにそう。全体的に明るい曲調だし、ポジティブになれる歌だから、とても気に入ってます。

──ひなたさんの、『がーりっちゅ』についての感想や思いを聞かせてください。

八木ひなた 『がーりっちゅ』には、何時だってかわいくいたい女の子の気持ちを書いています。歌詞を初めて読んだときからすごく共感するところが多くって、わたし、今回のシングルに収録した曲の中では一番好きかも知れない。一度聴いたときからずっと頭に残っているし、聴けば聴くほど好きになる中毒性の高い曲なんですね。ファンの方々もライブで『がーりっちゅ』を歌う姿を観れば観るほど、この曲やFES☆TIVEのことを好きになってくれると思うし、そうなったら嬉しいです。

──どの歌詞に、とくに共感を覚えました?

八木ひなた さっきしおりんも言ってた「盛れたらアガる 盛れなきゃヤになる そんなものなのです」は、まさにそう。よく自撮りをしながら、1枚でもいい写真があったらすごく嬉しいし、1枚も盛れなかったらテンションも下がっちゃいます。あと、「糖質ちょっと控えて 恐る恐る乗る体重計 でも友達とのカフェ最優先」も、すごくわかります。確かに糖質制限も大事だけど、女の子って友達とのカフェとか好きだし、ましてそこがかわいいカフェだったら行きたくなるから、カフェを優先しちゃう気持ちもわかります。他にも共感する歌詞がいっぱい入っているのが、『がーりっちゅ』です。

──瑠璃子さんは、『がーりっちゅ』にどんな印象を持っています?

土光瑠璃子 わたし、『がーりっちゅ』の出だしがすごく好きです。この曲ではメンバーが一人ずつ歌いだせば、ライブでも縦一列になって一人一人が歌うパフォーマンスを見せています。そこがまず、自分的に好きなところです。実際にライブで披露するたびに、「『がーりっちゅ』がめっちゃいい!!」と言ってくれる人たちが多いように、女の子からの支持が本当に高いです。メンバーもそうだし、ファンの女の子たちも、「まるでわたし自身の気持ち」のように共感できる内容が多いからだと思います。結果、この曲が表題曲になって良かったなと思いました。

土光瑠璃子


Twitter: @Ruriko_FESTIVE

──今回は、この曲が最初から表題曲と決まっていたわけではなく?

土光瑠璃子 最初から「これが表題曲です」と手渡されて歌入れする場合と、全部の曲を録ったうえで「今回はこの曲を表題曲にします」となる場合と、そこはいろいろです。『がーりっちゅ』のレコーディングを行ったときは、表題曲がどれになるのかまだ聞かされていませんでした。今回も良質な曲ばかりだし、FES☆TIVEの表題曲らしさを良い意味で感じさせない曲たちが並んでいたから、どの曲が表題曲になるのか私たち自身も予想が難しかったです。そのうえで『がーりっちゅ』になったわけですけど。この曲も含め、今回はいろんな挑戦ができたから、それもすごく良い刺激になりました。

──個人的には、佐々木喫茶さんの手がけた『キョカキャッカー』にヤラれました。

土光瑠璃子 わたし、『キョカキャッカー』を書いてる佐々木喫茶さんの楽曲がめっちゃ好きだから、今回、FES☆TIVEの新曲として佐々木喫茶さんの曲を歌えて嬉しかったし、めちゃめちゃ沸きました。

──続いては、理央那さんお願いします。

与田理央那 自分が歌っているパートにもなる「シンプルに行こう キュンとくるものに 囲まれて生きよう」の歌詞が好きです。わたし、ご当地キャラが好きで、いろいろと集めたご当地キャラに囲まれて暮らしているから、その歌詞はわたしにピッタリだと思いました。個人的には、今回のシングルに収録した曲たちが、わたしがFES☆TIVEのメンバーとして初めて声を吹き込んだ曲たちになるから、それもすごく嬉しくて。以前からわたしのことを応援してくださっている方々も、FES☆TIVEを通してふたたびわたしの歌声を聴けることを喜んでくれているから、それも嬉しいです。

──理央那さん、いろんなご当地キャラを集めているんですか?

与田理央那 集めています。今やっているアジアツアーでも、いろんな地域へ行くたびに、ご当地キャラのキーホルダーやぬいぐるみを手にしています。台湾に行ったときも、地元のファンの方にご当地キャラのぬいぐるみをいただきました。

──最後は、こはるさんですね。

辻こはる 『がーりっちゅ』は本当にめちゃめちゃかわいい曲です。Medansyさんって、歌詞や楽曲の作り方がお洒落なんですね。1番と2番ではAメロのメロディーが違っていたり、ちょっとラップっぽい要素もあったり、間奏でお洒落なダンスナンバーチックな表情を見せたり。曲の表情が変化するのに合わせて、女の子のいろんなかわいい面を見せられるし、ときに格好いい面やお洒落な姿も見せるなど、メンバーの持っているいろんな魅力をこの曲を通して見せてみせていけるから、ライブで『がーりっちゅ』を見るときは、表情や振り付けの変化など、その辺にも注目してほしいです。
今、SNS上を通して『がーりっちゅ』のリリイベ動画が広まっているからか、初披露の場でも盛り上がってくれます。ファンの人たちは今、この曲のノリ方を探っている面もあるから、これからどんな風に『がーりっちゅ』がライブで成長していくのかと思ったらすごく楽しみだし、そうさせてくれる楽曲です。

辻こはる


Twitter: @koharu_FESTIVE

わたしたちが「騒いでも泣いても かわいいでしょ? 」と歌うと、ファンの人たちが、めっちゃ大きな声で「かわいー!」と叫んでくれます。

──Medansyさんがもう1曲手がけた『フォーチュンラッシュ』の魅力も教えてください。今度は、こはるさんからいきましょうか。

辻こはる 『フォーチュンラッシュ』もかわいい楽曲です。ライブでは、とくにコールが印象的で、わたしたちが「騒いでも泣いても かわいいでしょ? 」と歌うと、ファンの人たちがめっちゃ大きな声で「かわいー!」と叫んでくれます。その声を聴くたびに、めちゃめちゃ嬉しくなります。

──理央那さんは、『フォーチュンラッシュ』にどんな印象を覚えています?

与田理央那 『がーりっちゅ』が新たなFES☆TIVEを出した曲なら、『フォーチュンラッシュ』には歌詞を含めてお祭り的な要素が入っているから、わたしはFES☆TIVEらしさを感じていました。『フォーチュンラッシュ』は”CUTE FESTIVATE THE WORLD”をテーマに作っているから、「かわいい」も、FES☆TIVEらしい「祭り感」も感じてもらえると思います。わたし、Medansyさんの手がけた『コズミック祭大革命』がすごく好きだから、こうやってFES☆TIVEのメンバーとしてMedansyさんの楽曲を歌えたことも嬉しかったです。

──続いては、瑠璃子さんお願いします。

土光瑠璃子 『フォーチュンラッシュ』はサビへ入る前にセリフが入るなど、ちょっとTikTokっぽい要素のある曲だなと感じました。ほんと、FES☆TIVEらしいんだけど。でも、「逃げらんないね♡」や「逃げないもんね?」の歌詞に現代感を感じさせるところは、これまでのFES☆TIVEにはなかった面だから、そこにも新鮮さを覚えました。ただ、とにかくテンポが速いから、ライブでは何度も歌っているのに、まだ慣れないです(笑)。

──FES☆TIVEの場合、どの楽曲もテンポが速いですからね。

土光瑠璃子 ほんと、テンポの速い曲は多いです。だから、もうちょっと体力を増やさなきゃとも感じています。

──ワンマン公演での体力の消耗度は、すごくないですか?

土光瑠璃子 めっちゃ消耗します。正直体力的にはきついですけど、いつだってステージの上ではかわいくいたいので頑張っています。

──Medansyさんが提供した2曲ともにアップテンポですしね。

土光瑠璃子 そうですね(笑)。最初『がーりっちゅ』のほうが耳に残っていたんですけど。『フォーチュンラッシュ』は聴けば聴くほど好きになる曲だから、こちらも聴き込んで、好きなところをいろいろと見つけてください。

──ひなたさんの、『フォーチュンラッシュ』についての印象も聞かせてください。

八木ひなた わたし、歌いだしの「フォーリンラブしちゃってどうぞ? 他の誰よりもうぉんちゅー」の歌詞がめちゃめちゃ好きなんです。すごくかわいいし、しかも、全員で歌い始めるんですね。FES☆TIVEの場合、最初から全員で歌い始めることってあまりないから、そこが好きなところです。歌詞の中、わたしたちは「ばっびゅーん!」と歌いながら、手でピストルのポーズを作ってファンの人たちをバキューンと撃つ振りもしています。ファンの方々が「そのポーズがかわいい」と言ってくださるから、そこも嬉しいです。
『フォーチュンラッシュ』は、ライブで盛り上がる曲。わたしも「騒いでも泣いても かわいいでしょ? (かわいー!)」の部分が好きなんですね。わたし、普段から「かわいい」と言われたい気持ちがあるんですけど。そこの部分で、ファンの方々が全力で「かわいー!」と言ってくださるんですよ。そこの部分、もっともっと浸透して、ファンの方々にたくさん言ってもらいたいです。

──もちろん「かわいー!」の言葉は、ひなたさんへ向けて…ですよね。

八木ひなた FES☆TIVEに向けて言ってください。もちろん、わたしにも言っていただきたいですけど(笑)。

──しおりさんは、『フォーチュンラッシュ』にどんな印象を覚えています?

本多しおり 『フォーチュンラッシュ』はTikTokにアップしたくなるような曲調や振り付けを持った楽曲です。いどみん先生 の付けた振り付けも、両手でハートを作ったりとかわいいからこそ、みんなもTikTokに「踊ってみた」動画などをアップしてほしいです。リリイベ中は、私たちもファンの人たちと一緒に『フォーチュンラッシュ』を使ってTikTok動画を撮ったりもしています。

──最後は、ひなりさんですね。

青葉ひなり Medansyさんの楽曲の魅力は、歌詞が多いところだなと思っていて。しかも、予想外のメロディーがくるところもわたしはすごく好きなんです。『フォーチュンラッシュ』でも、2番がラップから始まったり、Bメロがなくてサビに入るかと思いきや、サビ前に短い間奏が入ってからサビに突入する感じとか。1番と2番じゃ流れが変わるところも、聴いていてワクワクしますし、面白いなと思っています。

『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』のタイトルを、みんなどんな風に訳すのかかな?「甘口と辛口のあいだ」だから『中辛』と呼ぶのかな??

──TYPE-AのC/Wには、彼とカレーをひっかけた『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』を収録しています。

八木ひなた 初めて楽曲を聴いたときから、「すごいカレーしているなぁ」と思ったくらい印象的な楽曲です。「彼とカレー」をかけてくるなど、遊び心を持った歌詞はいろんなところに反映されていて。たとえば、「運命のように出逢えたこと ナンてことだろう」や「好きと言えたラッ シーあわせ!」など、そういう遊び心を、聴けば聴くほどいろいろと発見できます。曲を作ってくださったIMAKISASAさんは、FES☆TIVEの楽曲でもお馴染みの方ですし、ファンの方々もIMAKISASAの作る楽曲を楽しみにしてくださっているから、今回も期待していてください。
個人的に気になっているのが、ファンの人たちが『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』のタイトルをどんな風に訳すのかなということです。普通に『『MAHARAJAH』と呼ぶのか、「甘口と辛口のあいだ」だから『中辛』と呼ぶのか…。「俺、『中辛』好きなんだよね」とか言ってたりするのかな??

──『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』は、本当にインド感満載の楽曲ですよね。

八木ひなた そうなんです。わたし、この間発見がありました。『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』の歌詞にコリアンダーという言葉が出てきます。わたし、その言葉の意味を知らずにいたんですけど。先日、メンバーとインドカレー屋さんに行ったらメニューにコリアンダーと書いてあって、そこで初めてスパイスのことなんだと知りました。そういうスパイスの名前も、『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』にはいろいろ出てきます。

本多しおり コリアンダーって、すごくいい成分です。と言いながら、何と書いてあったのか忘れてしまったんですけど(笑)。とても素敵な効果があったのは覚えています。なので、『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』を聴くと、素敵な効果があります。カレーやインドをテーマにした曲ってあまりないと思うから、わたし、『MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~』はとても斬新な曲で好きです。

早口言葉の歌詞が多いから「歌えるのか?!」と思ったんですけど。「QQ究極キョカキャッカー×3」って、意外と言いやすかったです。

──TYPE-Bには、佐々木喫茶さんの手がけた『キョカキャッカー』を収録しました。

土光瑠璃子 最初に楽曲をいただいたとき、早口言葉の歌詞が多いから「歌えるのか?!」と思ったんですけど。「QQ究極キョカキャッカー×3」って、意外と言いやすかったです。むしろ、「まってそれムリ無理ですソーリー やっぱすまんがその許可却下!」のところが難しくって。しかも「ここはセリフっぽく言ってみて」と言われて挑戦。何度か録るたびに良くなっていくから、「もうちょっとイケるよね」と言われるままめちゃめちゃ録ったのも覚えています。そこの部分は、ぜひ聴いてほしいです。
佐々木喫茶さんの作る楽曲って、ちょっとお洒落な色を持っているし、良い意味で音楽で遊んでいる感じがあって好きなんですね。この曲はぜひ、歌詞を読みながら聴いてほしいです。わたし、この曲の歌詞に祭り感は出てないと思っていたんですけど。じつは「採点」と「祭典」、つまり「祭り」をかけていたから、そうやってさりげなく祭り感を匂わせたところにも、わたしは惹かれました。

辻こはる 『キョカキャッカー』は、本当に中毒性のある楽曲。いただいた音源を聴いたときから、ずーっと頭の中にこの曲が流れていました。個人的に、Aメロに書いてある「あーいそがしーいそがしー やること1億個あるしー」が好きなんです。FES☆TIVEは本当に超忙しいグループだから、その歌詞にめちゃめちゃ共感しました。実際に今も、アジアツアーとリリースイベントを、いろんな場所へ足を運んでやっています。こういったプロモーション活動も、そう。だから「あー騒がしー騒がしー あれもこれも好きで大問題 もー暇なし暇なし 今日も脅威のタスクこなし」も含めて、歌詞にはすごく共感しています。そう言いながら、FES☆TIVEの活動にとても充実感を覚えているから、その忙しさを楽しんでもいます。
わたし、『キョカキャッカー』の歌詞で「めっちゃお洒落」と思ったのが、「レディーハートはオータムのスカイ」という表現。これって、「女心は秋の空」のことなんですね。乙女心は秋の空のように変わりやすい。それを「レディーハートはオータムのスカイ」と置き換えたセンスがめっちゃお洒落だなと思っています。そこを歌っているのは自分ですけど、「こんな言い回しの仕方もあるんだ」と感心しながら、いつも歌っています。

歌詞が本当にストレートで、1回聴いただけで言葉が心へストレートに突き刺されば、すぐに理解できる内容です。

──TYPE-Cには、『青春ハートビート』を収録しています。

与田理央那 3-TYPEへ収録した5曲の中、この曲は唯一色の異なる、とてもエモい楽曲です。歌詞も、「頑張ろう」系のメッセージソングだから、ライブの最後など、いい感じのところで歌いたいなと思います。
わたし、この手のエモい曲は、FES☆TIVEに入ってからライブでもあまり歌ってない気がするから、とても新鮮です。FES☆TIVEはお祭り系の楽曲をたくさん歌っているじゃないですか。でも、こういうエモいメッセージ系の楽曲にもお祭り系とは異なるFES☆TIVEの魅力を感じるから、わたしは気に入ってます。

青葉ひなり  FES☆TIVEの楽曲の歌詞って、「じつはこういう意味を持っていて」や「よーく読んだら、こういう意味も隠されていて」という内容が多ければ、今回収録した5曲のうちの4曲も、そういう系統の楽曲です。だけど『青春ハートビート』は、歌詞が本当にストレートで、1回聴いただけで言葉が心へストレートに突き刺されば、すぐに理解できる内容。全部の歌詞がストレートだからこそ、聴いた人みんなに絶対に思いの伝わる楽曲だとわたしは思っています。
わたしは『青春ハートビート』の落ちサビを歌わせていただいているんですけど。ストレートに感情を伝えている楽曲だからこそ、わたしも思いがストレートに伝わるようにと歌っています。その気持ちが、歌声を通して聴いてくれた人たちにも伝わったら嬉しいです。

自分の中で「卒業をしよう」と決め90%はその意識が固まっても、残りの10%の気持ちがずっと踏み切れずにありました。

──FES☆TIVEは今、9月12日にTOKYO DOME CITY HALLで行うワンマン公演へ向けて走っています。その話の前に、ぜひ聞いておきたいことがあります。ひなりさんは、11年間在籍したFES☆TIVEからの卒業を発表しました。驚かれた人たちは本当に多かったですよね。

青葉ひなり FES☆TIVEファンだけではなく、いろんなアイドルのファンの方々も反応をしてくれるなど、自分が予想した以上に反響はすごかったです。その反応を見て、改めて11年間FES☆TIVEのメンバーとして活動してきて良かったなと感じることが出来ました。

──卒業を決めたのは、何時頃でした?

青葉ひなり プロデューサーさんには、1年前くらいから相談をしていました。ただし、自分の中で「卒業をしよう」と決め、90%はその意識が固まっても、残りの10%の気持ちがずっと踏み切れずにありました。「卒業するとは決めたけど、今、この時期のタイミングで卒業をしたら後悔するかな??」など、11年間FES☆TIVEのメンバーとして活動をしているからこそ、卒業することへの不安もありました。しかもわたし、アイドル活動以外のことをずっとやってこなかったので、そこへの不安もあるから、いろいろと悩み続けていたんですけど。卒業を決意したのは、TOKYO DOME CITY HALLでのワンマン公演が決まったことでした。FES☆TIVEとして、わたし自身も目標にしていたTOKYO DOME CITY HALLの舞台に立つのが決まったことで、最初はそこをわたしの卒業の日にしようと決めました。ただ、その後もいろいろと相談をしたうえで、年内での卒業と決めたわけですけど(以下、参照 https://fstv.rizepro.net/news/public/_/l6g9mjc7pbmisncs.html)。あとは、その発表を何時にするか。タイミング的には、今行っている「FES☆TIVE ASIA TOUR THE CARNIVAL」までには発表をしないと、その後のタイミングが難しくなると思い、プロデューサーさんやメンバーのみんなとも相談をしたうえで、ツアーの初日に発表をしました。今回の卒業は、わたしの人生の中でも一番大きな決断になりました。

──FES☆TIVEのメンバーとして活動を続けることも可能だったし、それを求める人たちも多かったですが、それでもひなりさんは新たな人生の一歩を踏み出したかったわけだ。

青葉ひなり そうです。わたしFES☆TIVE唯一の初期メンバーです。でも、わたし以外のメンバーは、いろんな経験をしたうえでFES☆TIVEという新しい環境に身を置きました。わたし自身、FES☆TIVEの一員でいられることに安心感があるし、今も大好きな場所ですけど。人生って一回しかないじゃないですか。それを思ったら、ここで勇気を出して一歩踏み出し、新しい環境へ身を置いてみたい。新しいことを始めることで、新しく見えるものがあるんじゃないか。そのタイミングを、今逃すと難しくなるのでは?と思い、大きな決断の一歩を踏み出したところもありました。

──長年一緒にいる瑠璃子さんは、卒業の発言を聴いたときにどんな風に感じました?

土光瑠璃子 以前から「卒業をして新しいことへ挑戦したい」気持ちは聞いていたので、ようやく決断したんだなというか、「えっ、決断できたんだ」と思いました。本人がずーっと思い悩み続けたうえでの決断なのをわかっているからこそ、決めた以上は背中を押してあげたい気持ちでいます。同時に、青葉が安心して卒業できるように、今のFES☆TIVEをもっともっとパワーアップしていかなきゃという気持ちも持っています。

──FES☆TIVEの軸となる人の卒業ですからね。

土光瑠璃子 そうなんですよ。正直、自分がFES☆TIVEのメンバーでいるときに青葉が辞めるなんて考えたこともなかったどころか、青葉はFES☆TIVEにずっといる人だと思っていたから、その決断を聴いたときには、「えーっ」と驚きました。だけど以前からそういう相談を受けていたし、そのときから「青葉が本気で選んだ道なら、その道を応援するから」とも言っていたから、わたし自身は、これからも青葉の道を応援する気持ちでいます。ただ、これでFES☆TIVEをずっと支えてきた初期メンバーが本当に誰もいなくなるわけだから、ここからもっともっとパワーアップしていかないと…。青葉が卒業をすることで、11年間歩み続けてきたFES☆TIVEの一つの時代は終わります。でも、FES☆TIVEはこれからも続くように、残った私たちが、青葉が卒業して以降の新しいFES☆TIVEをしっかりと作っていかなきゃというプレッシャーも含めた気持ちは、今もみんな胸の中に持って活動をしています。

八木ひなた じつは卒業発表をするちょっと前に、ひなりちゃんがわたしの家に遊びに来て、2人でお鍋を食べていたんですけど。そのときにも、たくさんお話をしました。以前からひなりちゃんが卒業をすることは決めていたし、それが本人の決意だから、卒業すること自体は背中を押すけど。まだ一緒にFES☆TIVEのメンバーとして活動をしたかったからこそ、時期的な面でいろいろと話をしたんですね。それこそ「もう一回、生誕祭を迎えてからでもいいんじゃない?」とか、いろいろと説得もしましたけど。でもやっぱし、最終的に決めるのはひなりちゃん自身ですから、そこはわたしも気持ちを尊重しました。 むしろ、決断できたことがすごいなと思ってて。

土光瑠璃子 それは、わたしも感じてた。

八木ひなた 本当に大きな決断をみずから決めたからこそ、卒業をするその日までしっかりと背中を押していこうと思っています。わたし自身、”FES☆TIVEの青葉ひなり”が大好きとだからこそ、卒業をする最後のときまで、わたしができることは全力で頑張るし、笑顔で卒業を見送れたらなと思っています。

青葉ひなり 具体的な卒業公演については改めて発表しますけど。まずは、TOKYO DOME CITY HALLでのワンマン公演へ向けて、わたしも全力で頑張りたいです。

もっともっと新しい方々にFES☆TIVEのことを知っていただくだけじゃなく、好きになってもらって、みんなでTOKYO DOME CITY HALLを盛り上げていきたいです。

──今はまず、9月12日にTOKYO DOME CITY HALLで行うワンマン公演を成功させることが大事だ。

辻こはる FES☆TIVEとしてずっと目標にしていた場所ですし、FES☆TIVEにとっても最大規模の会場でのワンマン公演になります。その場へ、理央那を迎えた新しい今のFES☆TIVEとして立てることが嬉しい気持ちもありますけど。ひなりちゃんと一緒に立てる最後のワンマン公演にもなるのかなと想像をしたら、いろんな思いは巡ります。
今もメンバー間では、「ただ、TOKYO DOME CITY HALLに立ちました」じゃ意味ないよね。TOKYO DOME CITY HALLに見合ったパフォーマンスをしなきゃ」と、よく話をしています。それに、9月ってあっと言う間に来ちゃうじゃないですか。だからこそ、もっともっと6人の気持ちを一つにして、これからも1本1本のライブに全力を注ぎながら。今やっているリリースイベントも成功させ、今の活動をきっかけに、新しい方々にFES☆TIVEのことを知っていただくだけじゃなく、もっともっと好きになってもらって、みんなでTOKYO DOME CITY HALLを盛り上げたいです。それに、これから夏フェスもいろいろありますからね。とにかく今は、TOKYO DOME CITY HALLを成功させるために頑張っていきたいです。

与田理央那 わたし、TOKYO DOME CITY HALLでワンマン公演を行うことを発表したライブを観に行ってました。わたしの場合、初ライブから約半年後にはTOKYO DOME CITY HALLでのワンマン公演を迎える形になります。今も、必死にみんなへ追いつこうと頑張っている状態ですから、これからさらに磨きをかけ、TOKYO DOME CITY HALLに立つFES☆TIVEに見合ったメンバーになれるように頑張らなきゃと思っています。わたし自身、FES☆TIVEにもっともっと貢献できる人になっていくために頑張ります。

──TOKYO DOME CITY HALL公演の前には、いろんな夏フェスに登場することも決まっています。

本多しおり わたしがFES☆TIVEに加入して初めてのライブが野外フェスでした。あのときは入ったばかりで慣れなくて、本当にバタバタとした夏を過ごしていましたし、ひと夏があっと言う間に過ぎていきました。それから1年は経つわけですから、今年の夏フェスはもっと余裕を持って向き合いたい気持ちもありますけど。何より、この6人で迎える最後の夏になるからこそ、しっかりと盛り上げ、この6人のFES☆TIVEを印象づけたいです。

──ひなりさんは、最後の夏フェスになるわけだ。

青葉ひなり 最後の夏になります。当たり前のように過ごしてきた夏フェスですけど、これが最後の夏になるからこそ、わたしも悔いが残らないように全力で、FES☆TIVEとしても、自分自身でも楽しみたいなと思っています。

──最後まで、その姿を見届けたいなと思っています。最後に、締めの言葉をお願いできますか?

八木ひなた まずは、7月9日に両A面シングルの『がーりっちゅ/フォーチュンラッシュ』のリリースが控えています。新体制初のシングルであり、青葉ひなり最後のリリース作にもなるので、過去一番の枚数を取りたいなと思っています。今は、ツアーやリリースイベントの日々ですが、新体制のFES☆TIVEを好きになってもらう期間でもあると思うから、その後に控えた夏フェスも含め、ここでもっともっとグループや個々のスキルを上げ、たくさんの人たちにFES☆TIVEのことを好きになってもらい、すべてを9月12日のTOKYO DOME CITY HALL公演へ繋げていく気持ちを持って頑張っていきます。とにかく、TOKYO DOME CITY HALLで最高の景色をみんなで見れるように。TOKYO DOME CITY HALL公演を成功できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

TEXT:長澤智典

FES☆TIVE


日本のアイドル・ユニット。名前は「フェスティバル」「ポジティブ」「アクティブ」を組み合わせた造語から。
「日本を元気に!」をコンセプトとした”お祭り系”アイドルとして2013年3月に結成。
2015年に「お祭りヒーロー」でメジャー・デビュー。
初の海外遠征となったタイをはじめ、米、香港、インドネシア、台湾、モンゴルなど海外でもライヴを展開。
青葉ひなり、土光瑠璃子、八木ひなた、辻こはる、本多しおり、与田理央那の6名で活動中!

Official Site:http://festive.rizepro.net/
徳間ジャパンFES☆TIVE PAGE:https://www.tkma.co.jp/jpop_top/festive.html
X:@FESTIVEofficial
TiK ToK:@festive_info
YouTube:FES☆TIVE

『がーりっちゅ/フォーチュンラッシュ』

FES☆TIVE㊗︎18thSG
『がーりっちゅ/フォーチュンラッシュ』
2024年7月9日発売


【Type-A】
TKCA-75231定価:\1,200(税抜¥1,091)
1.がーりっちゅ
2.フォーチュンラッシュ
3.MAHARAJAH~甘口と辛口のあいだ~
4.がーりっちゅ -Instrumental-
5.フォーチュンラッシュ -Instrumental-
6.MAHARAJAH
~甘口と辛口のあいだ~ -Instrumental-


【Type-B】
TKCA-75232定価:\1,200(税抜¥1,091)
1.がーりっちゅ
2.フォーチュンラッシュ
3.キョカキャッカー
4.がーりっちゅ-Instrumental-
5.フォーチュンラッシュ -Instrumental-
6.キョカキャッカー -Instrumental-


【Type-C】
TKCA-75233定価:\1,200(税抜¥1,091)
1.がーりっちゅ
2.フォーチュンラッシュ
3.青春ハートビート
4.がーりっちゅ -Instrumental-
5.フォーチュンラッシュ -Instrumental-
6.青春ハートビート -Instrumental-

ライブ情報

“ワンマン公演”
2024年9月12日(木) TOKYO DOME CITY HALL

FM NACK5 「るーのつぶらじ」

☆土光瑠璃子がパーソナリティを務める
レギュラー番組が放送中!

毎週水曜日 深夜2:40~2:50放送
(「ラジオのアナ~ラジアナ」(水)内)
●番組HP https://www.nack5.co.jp/program/ru-tsuburadi/

この記事を書いた人

"音楽を中心に執筆中のライター。「あなたのため」に頑張ります。 twitter @nagasawatomonor Web http://vues.jp/"

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